まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

吉野川のカンドリ舟です。

2005年11月17日 | 自然
 讃岐の人には縁もゆかりもないものですが、これ、吉野川のカンドリ舟という鮎釣り用の舟です。川底がどんな地形でも乗りこなせるような船底をしています。これに乗って、吉野川で鮎釣りをするわけです。それぞれの川や沼や池や湖や海で・・・、舟や船はそのスタイルを変え、用途を代え、乗り方を換え、つり方を替えるのですね・・・。

 私たち人間も、場所により、地域により、時代によって、それぞれの生き方を変えていきてきているように思います。その場所・場所によって生き方も考え方も変わり、集落によって祭りの迎え方にも差があります。

 人、それぞれが違うというところに、人間の面白さがあると思うのですが、そこで違う行動や人格が表面化すると、問題行動だと捉えかねません・・。そこに、人間のあぶなかしさ・・・みたいなものを感じませんか・・・。

 全く同じだと安心はするけれど・・・退屈だし窮屈だし・・・。
 もし、一人でもが、その列からはみ出たら・・・、こわいと思ったりしませんか・・・。なんか、その一人なのではないだろうかと・・・ひそかに思えたりする時間。

 私はカンドリ舟のように、どこでもいつでも自由に動いていたいと願っていますが。


晩秋のつるし柿

2005年11月17日 | 自然
 すっかりと秋らしくなりました。晩秋という風情でありますか。気温も13度程度が最高らしいです。日陰にゆくと9度しかないと思うような冷たさです。

 今日はボオジョレ・ヌーボーの解禁日だということですが、焼酎派には関係ありません。昨日、奥様がお帰りになるなり・・・「これ、飲みすぎよぉ・・」と焼酎のボトルを指差して・・・。「そんなに飲んでないのにぃ・・・」「だって、この前、一緒に買ったじゃないの。で、もう、これだけよ・・・」不思議ですねぇ・・・。

 たぶん、金曜の夜か、土曜の夜に、ゆっくりとしたのかもしれません。頭の中の消しゴムです。便利な消しゴムでありますねぇ・・・。

 さて、東かがわ市のやまあいで見かけたのがこれ。渋柿の皮をむいて、軒先に吊り下げておく 吊るし柿 です。この干し柿も気温が低くならなければ吊るせません。暖かい間に吊るすと腐ったりカビが生えてしまうのです。ですから、めっきりと気温の下がった今頃が最適というわけです。老夫婦が陽だまりで柿の皮をむき、紐を結んで柿のカーテンを作っているのが印象的でした。

 静かな晩秋の風景でありました・・・。



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