まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

樟落ち葉 師走の宮に 弓構えて

2009年12月15日 | 自然
 朝が寒くなったのと・・夜明けが遅くなったもので・・、さすがに・・最近は七時まで寝るようになった・・・。元気がいいと・・六時前には起きたのにね。

 ま・・、寝られるということはいいもんだ・・。寝られなくなって・・寝不足になると苦しいからねぇ・・。

 

 今の時期には・・・魚を釣ろう・・なんていう気にはならない寒さだし・・海を見ただけで・・・魚が遊んでいるという雰囲気ではない・・・。元気なのは・・・フグばかり・・。それだし・・、堤防にも一文字堤防にも・・・釣り人の姿など全くない・・・。全くいない・・ということは・・釣れないっていうことだ・・。

 仕方がないので・・・神社に行って・・・弓の練習をするしかない・・。

 

 この日には・・弓の先生がやってきて・・いろいろと指導もしてくれた。ま、この先生も・・・ようやくに弓を取りだしてきて・・来年の「百々手」の準備をようやくに始めたってところだ。

 でも・・先生は・・・それなりの姿勢やろ・・。カッコいいなぁと思う・・。

 

 「弓道八節」というスタイルがあるんだけれど、1)足踏み、2)胴造り、3)弓構え、4)打起し、5)引分け、6)会(かい)、7)離れ、 8)残心(残身)・・・、これが最後の・・「残身」・・。この右手が・・こうはかっこよくならない・・。

 ところがだ・・・。私の方はというと・・。

 

 弓が・・血しぶきで赤くなってきた・・・。左手の親指の付け根が切れて・・・血が流れ出している・・・。だから・・・、

 

 矢羽根まで・・・赤く染まりだした・・・。弓を初めて・・・15年ほどか・・。今までこんなことにはならなかった・・・。今回・・初めて・・こんなことになった・・・。何が原因なんだろ・・。

 先生は・・「みんな、それを克服してきたんとちゃう?」なんてことをいうけれど、こんなことになるはずがないのよ・・。何かが違って来たんやろうね・・。

 私はここで・・・しばし・・休憩・・。

 

 午後からは・・神社のお掃除に地区の人たちが集まってきた・・・。毎月15日には神社のお掃除をするのだそうだ・・。私もお手伝いでお掃除に参加して・・・。でも・・お正月前には・・、もう、お掃除はしないのだそうだ。この週末あたりにしめ縄を用意して・・・年末に・・紙垂(しで)などを切って飾り付けをするだけなんだと・・。

 

 で・・、正月二日には・・・「百々手神事」なんだ・・・。

 ま、本当の意味での「氏子」ではないし、本当の意味での「住民」でもないので、深いことまでには触れないのだけれど、お正月前の準備って、そんなものかなぁ・・みたいな気持ちにはなった・・・。二日の日に、私らがお参りすれば・・それはそれでいいのかも知れないのだけれど・・・。

 その夜・・・、いろんな手引き書とか参考書を読んでみると・・、矢をつがえる位置が低いと・・親指をこするらしい・・・。つまり・・右手の高さが筋力不足で下がってしまって・・・左手が高くなって・・・親指を切るらしい・・・。なるほどなぁ・・。だから・・・矢は的よりも高い場所に飛んだ・・・。言い換えれば・・・矢が飛ばないから・・高い的を狙った結果がこうなった・・・。

 

 ま・・、「弓術」とか「弓技」ではなくて・・「弓道」というのだから・・それなりの・・・道理とか節理とか礼儀作法とか・・いろいろと難しいことはあるのだろうけれど、あくまで・・自然な流れが当たり前であって、「ケガをする」というのは・・どこかで・・・方法を間違っているのだとしか考えようがない・・。

 しばらく・・休養して・・・師匠のDVDでも眺めて・・・心機一転したいものだなぁと、キズの手当をしながら思うことだった・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

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