KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

少し良いこと

2015年11月30日 | 俳句
天気 曇のち晴

写真は、昨日生田緑地でスマホの魚眼レンズで撮ったメタセコイアの黄葉。

あっという間に昼になり、ちょっと出かければもう夕方になり・・あれ?今日で11月はお終いだ・・と気づいても、時間は止められない。
「喪中」の葉書をいただいた中で、手紙を書きたい、と思う人が何人かあって結局、毎日果たせない。寒中見舞いになってしまうのかも。

今日の少し良いことは、なんと、1年ぶりに結社誌の4句欄に載せてもらえたこと。
去年・つまりは2014年には、巻頭20句入りも含めて、結構良い成績だったのに、今年になってからは3句止まりが続いていた。
(5句出して、巻頭20句は4句選ばれ、あとは4・3・2句、と続く)
以前は4句欄も人数が多かったけれど、この数年は、主宰も厳しくなり、4句はほんの一握りの人しか選ばれない。

さてその4句のうち、どうしても選ばれたかった句が2句あった。これが選ばれれば、別に他の句はどうでも良い、という気持で出した句。

心臓の鼓動闇夜の鉦叩     KUMI         
うろこ雲病むたび人の強くなり  々

この句の前に「秋蝉のこゑの真下を入院す」というのがあって、これはボツになった。
この句が入ったら、何だか解り過ぎて嫌味になるからボツで良かった。
手術・退院してから作った2句、めえちゃん(ペースメーカー)が退院後、なかなか心臓に旨く合致しなくて、何だか鉦叩の声のリズムが羨ましかった。
手術痕、腹にふたつ、胸にふたつ、数えて4個になりました、それでも人間は生きてます。フフフ、まだ生きられそう・・

山茶花や塾へ行く子の足早に  KUMI
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民家園

2015年11月29日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴のち曇

日曜はあまり出かけない暮らし、でも、今日は日曜休みの若い人と約束して、川崎市民家園へ行ってみた。ここは、吟行句会で年に何度も行っていて、年間パスポートも持っている。吟行ではゆっくりと遊び心にはなれないので、他のときにも訪れることがある。

去年の今頃行ったときは紅葉がとても綺麗だった。今年は、もう紅葉は諦めて・・やっぱりみすぼらしかった・・古民家の庭や室内をのんびりと。
久しぶりのカメラ、考えたら去年撮った写真の方がずっと良いので、違う角度の写真だけを載せてみる。
五箇山の民家を移築した一画の吊るし柿がみごとだった。去年よりも柿が増えていた。


庭に茣蓙を広げて、竹細工をしている人たちが居た。細い竹ひごを作る段階の人から、籠を編む人まで。お断りして、作業の手もとだけを撮らせていただいた。元々は手仕事が好きなので、羨ましい気持もあって。


他の古民家では囲炉裏を焚いている。懐かしい。子供の頃、わが家は東京から母の実家のある村へ疎開したので茅葺の家ではなかった。でも、叔父の家や親戚の家には囲炉裏があった。そこに座って、祖父や友人の祖父から色々話を聞いたことを思い出す。


明治の初めに建てられたという素封家の立派な家も復元されていて、立派な建具や、昔の歪んだ硝子の入った廊下など、タイムスリップ出来た。




去年の燃えるような紅葉に較べて、今年はここもちょっと情けない色合いだった。


カメラの勘がなかなか戻らない。
俳句と同じように、これもリハビリが必要なようで。

囲炉裏火や祖父の話は狐狸ばかり  KUMI
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紅葉探し

2015年11月28日 | お散歩写真
天気 晴

ようやく風もおさまり、左腕で荷物を持っても良いことになったので、カメラを持って公園の紅葉を見に行ってみた。

水曜日に雨のなかを吟行で通ったとき、やっぱりダメ、と思ったけれど、急に寒くなったので少しは良い色になったかも、と。でも、雨続きで紅くなる前に散ったりしていたのが回復する訳もない。
部分的には、ちょっとだけ、綺麗なところも。まだこれから色づく木もあるので、まだ少し望みはあるかもしれない。


でも、同じ時期の同じ場所の去年の紅葉はこんなだった。一気に散った朝の写真。


公園の入り口にあるトウカエデ、いつもとても良い色になるのに、この色のままどんどん散ってしまう。


でも、今年は葉牡丹の花壇の育ちが良い。花壇はボランティアの人たちが管理していて、ときにはあまり根付きの良くないこともある。
今年は、植えたあとに雨の多かったのが良かったのかもしれない。




今日は、あまりカメラの成果なし。明日は、少し遠出できることになった。

朝採りの冬菜しやきつと店先に  KUMI
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富士山三昧

2015年11月27日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴 強風

朝、今日こそ晴天になっているはず・・と起き抜けにカーテンを開いたら、雪に覆われた富士山が眩しかった。
眠気もふっとぶ気分だった。何しろ、たまに見える富士山の雪は、今年は貧弱で。
という富士山も、11時過ぎたら雲が覆うようになった。


午後も、雪雲が増えたり減ったり。海沿いの方はかなりの強風だったようだが、こちらはまあまあの空っ風だった。
こういうときは、必ず北海道で大雪になっている。富士山の頂上と北海道が繋がっているのかもしれない。

午後は、内科通院。夕富士が見たくて、買い物を省略して帰宅したらもう日没後だった。
で、富士山は、雪雲も消えて真冬のシルエットになっていった。頂上あたりに雪煙が見える。強風が新雪を吹き飛ばしているのだ。


日没後の富士山がいちばん美しいかもしれない。
ここまで暗くなると、やっぱり三脚が必要みたいだ。明日は考えよう。

頂きの雪煙りして富士暮るる  KUMI
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝の虹

2015年11月26日 | 暮らしのつぶやき
天気 雨のち曇

朝、食事の片づけをしていたら夫が「虹が出てる」と。夫が外を見ていなかったら、流し台に向かっていた私は気づかずに終わっていた。

慌ててカメラを持って外を見たら、大きな虹が。朝の虹は珍しい。天気は西から晴れるのだから、太陽が東にあって我が家のあたりに雨が降ってる、というのは例外の天気でもある。
ともかく大きな虹、真西のあたりから北の方に弧を描いているので、ベランダに出てみても全体は我が家からは見えない。しかも、もう消えかかっているところで。
それでも、朝から虹を見てちょっと幸せ気分になった。
見下ろすと、まだ、傘を差して歩く人が。桜の葉っぱも残り少なくなった。


結局、一日昏い曇天で終わった。晴れる日がなんとも貴重な11月。

いちにちを励めと冬の朝の虹  KUMI
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする