天気 晴
今日はもう、二十四節気の大雪(たいせつ)。温暖化、などと言っても秋が短いだけで冬は来る。西高東低、関東平野には乾いた寒気、山の向こうは雪の季節が始まる天気図になった。
がんの免疫療法をお休みしているので色々と楽になる筈が一向にならない。でも、一昨日はインフルエンザのワクチン接種。希望しなければ接種はしないので、あまり接種する人は多くないようだ。私は毎年接種しているし今年はとくにかなりの流行のようだし。でも、しない人の方が圧倒的、という「高齢者軍団」では、あまり意味はないのかも。マスクもしない人ばかりだし。
昨日は久々に歯科へ。今まで定期的に年2・3回は点検兼ねて通院していたが、がん治療が始まって心臓が弱ってきて、おまけに膠原病を発症してからは、足が遠のいていた。そうそう長生き出来そうもないし、痛くなければいいや・・と歯にまでは気配りの意欲がなくなっていたようだ。が、1本、歯茎の怪しい歯が出てきてしまい、気づいたら数日で痛みが・・食べるに困ると、食いしん坊は歯科へ行く覚悟が出来た。
僅か5分で行けた駅前の歯科、でも、今はそこまでの道のりも息を切らせて命がけ・・(というのは大袈裟過ぎる)。歯科医院は古い雑居ビルの2階にあり、急な外階段を上がらねばならないのも今やキツいだろうか・・結論から言うと、下りが暗くて怖くて、手摺りにしがみついて下った。足よりも緑内障が進んでいるせいだ。
余程でないと抜かない主義の歯医者だけれど、今度は抜かれるかも・・と覚悟していたのに隣り合わせの歯3本と一緒に、土台を治療して保存することとなった。
治療は痛かったけれど、六十代の時、「80歳まで保証します。頑張りましょう」と言ってくれた若かりし頃のドクター、約束は果たしてくれた。親知らず以外は、まだ自分の歯が使えている。有難いこと。地元でも古い歯科で、私は今のドクターの親の代から通っていた。隣の市に本院がある。今は、息子2人が継いでいる。抜いて新しく入れて儲ける今の時代、珍しいこと。
とまあ、歯は解決しそう(無論、一回の治療では終わらない)。
でも、この冬も悩まされそうな血行の悪さからの指先のトラブル、足の指は痛みが残っているものの靴は履けるようになった。が、用心していたのに左手の薬指がヒョウ疽になりそうで、ズキズキと痛み、睡眠妨害に。一昨年の右手中指は治るまで1年かかったので、今度も?とぞっとする。
一昨日、訪問医の診察日に良い薬はないか相談してみた。化膿止めの抗生物質を出しましょう、と言われて・・抗生物質は副作用がある、でも7.8年前のことだし種類も違うみたいだから大丈夫かな?と思いつつ昨日飲んだら・・はい、みごと副作用ににやられました。白内障手術のあとで飲んだ薬と同じく、下痢に吐き気に口内炎・・まだ治らない歯痛に加えてのこと、「泣き面に蜂」が何匹?
教訓、抗生物質には油断するな! でも、副作用のことはここへ入所の時に申告してあったから、カルテに書かれていた筈・・って、人のせいにしてはいけない。
生きるって、本当に面倒なことだ。
大雪や富士はいちにち雲を吐き KUMI