KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

花、咲き満ちて

2022年03月31日 | 俳句
友人一家が、三世代6人揃って車で来てくれて、公園でささやかなお花見が出来た。昨秋に生まれた赤ちゃんの4月からの保育園入園が決まり、忙しくなるので今のうちに・・というところ。望遠レンズの盗み撮り?

昨日の花冷えとは打って変わって日差しも少しあり、暖かかった。天気が悪ければ、車の中から眺めて終わるかと思っていたので、ラッキー。いつも散歩に行っていた近所の都立公園へ。お花見のシート広げて宴会、は今年はどこの都立公園も禁止なので、これもラッキーに空いていた縁台のようなベンチを「占拠」して、赤ちゃんんもをこへ寝かせて、持参してくれたおにぎりを頂いた。
平日でもあり、シート広げての宴会、という人は居なかったが、家族連れがちらほらと。

連翹(レンギョウ)と雪柳が見ごろ。私の好きな山茱萸や辛夷は、もう終わっていた。




桜は本当に満開で、風が強く吹くと少し散ってきた。そろそろ落花の時期に入っていくようだ。
今年になってから初めて、カメラを持参してみた。が、広場で桜を見ているだけでは写真にしたいものはあまりなく、帰路に駐車場まで歩いたものの、見慣れた風景と花では元気なうちにどうしても撮りたい、というものもなくて・・

乳児連れではそうそうゆっくりも出来ず、でも、貴重な時間を過ごすことが出来て、感謝感謝。帰りに友人夫婦の奥さんだけ部屋へ寄ってくれて、お喋りしながら、少し冬の衣類の始末など手伝ってもらった。

都内の感染者は又もや増加の上りの山へ変化している。いつ、施設にクラスターが起きるかもわからず、次の外出禁止の近付く気がしてならない。人に会うなら今のうち・・と思いつつ、「会いに来て!」とあまり呼びかける訳にもいかない。ここに居ると悪い方へ考えが行ってしまうが、普通に暮らす人たちにとっては、感染者増よりも社会の動きの方に目がいっている筈。
コロナが終るまで私が、まだまだ頑張らなくては。でも時々、ちょっとキツイです。

落花ひとひら嬰児(やや)の眠りを誘ひけり   KUMI
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花冷え

2022年03月29日 | 料理
天気 曇

予報では暖かくなる筈だったのに、日差しもなく、本物の花冷え。
今日は面会禁止解除後初めての来訪者、後輩のNさんが来る予定。少しでも散歩に出られたら・・などと思っていたが諦めた。カフェで食事をして、スーパーの買い物を手伝ってもらって。部屋でも少しお喋りの続き。でも室内での面会は一応30分以内、と決められている。
何しろ、入居の人としか話さないので、普通の会話の出来る人とは殆ど会話がない。Nさんももう老人ではあるけれど、私よりも10歳ほど若い。元気さが違う。耳も遠くないし、普通の会話が出来る・・これが嬉しい。外出禁止に慣れたとはいえ、この2ヶ月以上、人と会って普通の会話の出来たのは通院の時の付き添いのあーちゃんしか居なかったのだ。
今日は嬉しくて、無駄な会話ばかりしたような・・

写真は、昨日通ったお宅の門の前。葉牡丹の茎立の花が咲いていた。


葉牡丹も菜っ葉の一種だから、花は菜の花と同じ。この「茎立菜」の花が私は大好き。花を含めて「茎立菜」という季語になっているのだろう。施設の近くの学習塾前にも葉牡丹がたくさん並んでいたのを思い出した。時間が出来たら見に行ってみよう。
さて桜は・・窓からちらほらと満開の桜が見えている。明日は友人一家と車で出かける予定なので、暖かければ桜を満喫できるかも。

背筋伸ばして満開の花の下(もと)  KUMI
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今日の桜

2022年03月28日 | 俳句
天気
晴のち曇

少し体調良かったので、買い物に出たついでにちょっと足を延して前に住んでいたマンション前の通りの桜を見に行ってみた。七八分咲き?満開になりそうに見える。スマホの写真はスマホでは違和感がないものの、パソコンではやはり・・という見劣り。なので小さくします。



満開に見えても、梢には蕾があることはこの桜を見下ろして暮らしていたので良く知っている。満開の時は下の方の花がはらはらと散り始める。
顔見知りに会うのも面倒、おまけに、今、心臓の薬を飲んでいて利尿作用があるので長時間を外で過ごせない。それにいつ、薬の副作用の腹痛が起きるか・・などと考えるとゆっくりも出来ず、コンビニへ寄り和菓子を買って引き返した。思ったよりも風が強くて冷たいので諦めがついた。

駅前のスーパーの3階に最近、ニ○リの日用品のショップが出来た。これを楽しみにしていて、やっと外出解禁になり、堂々と買い物が出来る。平日の11時前、買い物客は居なくてゆっくりあれこれ眺めて。
といっても欲しいものがあっても、家事をしない身には不要のものばかり。でも、洋服を見るよりも生活用品の小物を眺める方が楽しい。今必要だったのは、パソコンデスクの椅子の座布団。家で使っていたものをそのまま持ってきたが、何しろ汚れが目立つ。どうせ1年も経てば動けなくなる身、と思っていたから身の回りのモノもどうでも良かったので新しくしなかったのだ。
「免疫療法」で寿命が少し延びたようなので、暮らしを少しは綺麗にしなくては・・と欲が出たのだ。
あとは、普段、カップやお菓子など乗せてベッドの上で使うトレー。1000円程度の合板なのに、見た目は本物に見える。「お値段以上・・〇トリ」とはこの会社のコマーシャル。今まではあまりこういう品を良い、とは思わなかったけれど・・ま、いいか。それこそ何年も使うわけではなし。


トレー(お盆)なぞ、台所に大小たくさんあったのに、料理をしない暮らしでは不要かと思い一個も持ってこなかったのだ。室内で食事する時はパソコンを床へ置けばこのデスクが食事テーブルになるしトレーは不要、と思っていた。
でも、ちょっとベッドの端に座って珈琲やお茶を・・
と思うと、置くのはテレビの前かパソコンデスクか。どちらもベッドに座ったままでは届かない。結構不便だった。ベッドのシーツの上にトレーが置けたら・・と思い、段ボールに千代紙を貼ってトレーの替わりにしていた。それが、紙製だから変形してしまった。
たいしたモノではないのに、手許にないと困るモノは色々とある。
いつまで今の、買い物に行ける元気が続くやら・・今日も、帰って昼食を済ませたら睡眠は十分だったのに午後は居眠りが出てしまった。
でも、動ける間は頑張ろう。

花冷や待つ人の居て灯る窓  KUMI
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花満ちる町

2022年03月27日 | 料理
天気 曇がち

花満ちてゆく鈴の音の湧くやうに  杏子

主宰の句で、私の大好きなひとつ。この師の句の色紙を目の前に飾っている。
今はまさにその季節。

写真は、2年前の3月26日の旧国立駅舎と桜。線路が高架になり、駅舎も新しくなった国立駅、以前の可愛い三角屋根の駅舎はどこかに保存していて、それが元の位置に再築された、というので見に行った。


桜は満開、でもコロナ禍の始まった頃で人出はいつものようにはなかったので、歩くのも写真を撮るのも楽だったけれど・・私はマスクして歩くのがそろそろキツくなっていた。大学通りの歩道を、大学(一橋大学)の構内まで行き、講堂前の枝垂桜を見て帰ってきた。まだ夫を亡くして数ヶ月で、桜を一人で眺めるのには気分的にまだ慣れていなかった。



その3日後に満開の桜に雪が積もったのだ。

その2年前の国立大学通りの桜。この日はまさに3月27日だった。





今日は、ここから遠くに見える桜がみるみる咲いていくのが解る。一昨年までは家の前の桜が満開になると大学通りも・・と判断したけれど、今年は少し遅い、という予測で良いのだろうか?
明日、買い物があるのでついでに近所へ見に行ってみよう。

校塔の分針動く花ぐもり  KUMI
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4年前の春爛漫(再掲の写真です)

2022年03月26日 | 俳句
天気 曇

3日前・・23日に近所の友人が公園の花の状況をLineで送ってくれた。ちょっと昏い写真だったけれど、どこの木のどの花か、全て思い出せる。今日は少し暖かくなってきたものの暗い曇天。花曇、と言うには今年はこのあたりでは少し桜が遅れそうではあるけれど。

4年前の3月25日のお散歩写真。こんな青空は滅多にない、というような日だった。大好きな辛夷と、白木蓮。上の写真が辛夷で、下の写真が白木蓮。


見分けがつかない、と言う人は結構多い。遠くからなら判明しなくても近くで見れば全く違う。確かに蕾のときは私にも見分けのつかない時がある。

これは、紫木蓮の一種。英語でマグノリアというが、ヨーロッパではこういうピンクが多いらしい。ちなみに、中国原産のようだ。


みごとな大木で、広大な公園の北東の隅にあって、ここまでは行かない公園だけの散歩の人が多い。
これも辛夷の仲間。シデコブシ(̪幣辛夷)


この日は確か、夫は一緒ではなかった。自分の好きな時間に好きなコースを歩くので、私が洗濯やら掃除をしている間に行って帰ってくることが多かったのだ。私にすればしめしめ、である。一人の方がゆっくりと撮影に没頭出来る。でも夫があと1年半の寿命、と知っていれば、もう少しやさしくしていたのに・・

あれは初つばめと思ふ見失ふ  KUMI
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