KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

木の芽雨

2019年02月28日 | 暮らしのつぶやき
天気 雨

写真は、家の前のヒュウガミズキ。膨らんだ蕾に雨雫・・見かけたので傘の中からパチリ。やっぱりボケました。

冷たい雨の一日、今日も病院へ。熱が下がったらすぐに退院になるかも、と思いあまりたくさんの荷物を病室へ運べないので、昨日も一晩分だけを足した。なので今日も着替えを持参して、さて徒歩で行こうと思ったら雨が・・荷物を持って傘差して、はちょっとしんどい。
タクシーを呼んでしまった。渋滞がないとワンメーターの距離なので申し訳ないけれど、何かのときにいつも依頼するタクシー、少しも厭な顔をしない。タクシー運転手には気分を害されることが多いのに、一度もそんなことがない会社だ。運転席を下りてドアを開けてくれて「頭にお気をつけください」と。
乗ると必ず「いつも〇〇タクシーをご利用いただいて有難うございます」と。

結局、夫の退院はまだ先になりそうだった。今日は落ち着いてきたけれど、また高熱が出てERへ・・はゴメンです。心配な土日を病院で過ごせそうで、夫には申し訳ないけれどほっとした。
とにかく患者が多い病院なので、簡単には入院も出来ない。在宅で大丈夫ならすぐに退院になってしまう。昨夜はナースステーションに隣接の回復者室(術後など経過観察の必要な人用の部屋)で過ごし、今日の午後になってようやく空いた一般のベッドへ移ることが出来た。
リカバリー室、という看護師がすぐに飛んでこられる部屋、私も手術後の一晩を過ごしたことがあった。なんだかねえ・・テレビも何もなくて、置き去りにされたような気分になる部屋で。

夫の「引っ越し」を見届けて帰宅。雨が強いので駅までのバスに乗り、少し買い物をして、カフェに寄ってケーキセットを注文。久しぶりにケーキを食べた。


食べ終わらないうちに夫からスマホにメールが。探し物を頼まれていて、それがあったかどうか・・と。あるに決まっているけれど家に帰らなくては確実な返事は出来ない。
もう少しゆっくりしたかったのに・・携帯電話は便利とはいえ・・

木の芽雨焼きたてのパン胸に抱き  KUMI
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ERへ

2019年02月27日 | 暮らしのつぶやき
天気 曇

写真は、夫の病院から帰宅途中の看護学校脇の椿。我が家の周りにはあまり咲いていなくても、この道には咲いている・・と思い出して最近は通らなかった道を通り帰宅した。こんな呑気なことそしている場合ではないけれど、何だか無性に椿を見たくなった。


昨日の夕方、夫が高熱を発して「そんな時はERへ」と言われていたのでタクシーで。
救急救命センター(Emergency Room)へは私も何度か世話になっている。いつも夫に付き添われて、夕方に行って点滴を受け、真夜中に帰宅したこともあった。心臓手術の2ヶ月前には家で倒れてタクシーで何とか連れていってもらったのに、なぜか心電図が正常になってしまい、帰宅させられた・・循環器科の医師が居ればそのときに見つかり、その後手術までの2ヶ月の苦労はなかったのに、と思ったものだ。

夫のことを詳しく書くと面倒なので省略。昨日の午前中も通院している「現役患者」なのに、ERでは新規患者のように色々と訊かれ、書かされ・・そして、やはり最初に診てくれたドクターは専門外だったので、時間がかかった。
診察室の写真くらいは載せても大丈夫? そんな呑気なことをしている場合ではないのに・・



診察室の中の機器まで撮ってしまった。自分がかかった時は機器を見る余裕もなかったから。

という昨夜は、午後6時半に行き、緊急入院が決まり、帰宅したのが午後10時半過ぎだった。夕食前だったので何も食べていなくて、私よりも夕食抜きになった夫が気の毒だった。

朝、とりあえずの入院の荷を持って病院へ。11時にようやく一般病棟へ移れた。暫くは退院は無理らしい。
今日は、あっちゃんが仕事休みの日で家へ来てくれることになっていた。病院へ回るように言って、こんな時に誰か居てくれると疲れた身には有難い。

立ち止まる紅の落椿なら  KUMI
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小さな春見つけた

2019年02月25日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴れたり曇ったり

写真は、昨年の3月13日の辛夷一輪。公園で咲き始めたものだ。
今日、夫の検査通院日で主治医の診察があるので付き添って行った。その道すがらの辛夷の木(先日、蕾をアップした木)を見上げたら、一輪がほころびかけていた。あら、すごく早いのねえ・・まだ2月なのに。スマホでは撮れない高さだったので去年の写真を見たら、出てきた。公園のこの木の花はガクに近いところがピンクがかった花びらになるけれど。
他の木の辛夷の蕾もかなり膨らんでいるので、今年は開花が早いかもしれない。
私の大好きな辛夷、都心のことはよく知らないけれど、多摩地域の街路樹や公園にはとっても多い。無論、山野に自生している大木も見かける。確か、京都の友達が「街で辛夷を見かけたことがない」と言っていたような。

今日は夫の診察が二つの科になったので、9時過ぎに家を出て、終わったら12時を過ぎていた。患者でもないのに疲れた。ただ、足首を痛めてからいちばん長く歩いたのに、何とか痛みも出なかったので足は大丈夫、と解った。

心まだ折れてはをらぬ辛夷咲き  KUMI
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杉花粉跳ぶ空

2019年02月24日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴れたり曇ったり

写真は、昨日の昼ごろ。冷たい風が強くて、奥多摩の山並みは埃まみれのように見えた。杉花粉の発生源はその方角。実際は、奥多摩と我が家のあたりの間にある畑の土埃だろうとは思うものの、花粉症には花粉色に見えてくる。

昨日も今日もあまり体調が良くない。病気の夫の看取りのつもりが、こちらの方が体調悪いような。気温の差の激しさと天気が下り坂のせいの、気象病だろうと思う。
という今日は、亡甥の奥さんと娘が少し遠いところから来てくれた。甥が突然亡くなったときは近くに住んでいて、娘はまだ4歳になったばかり。親娘も私たち夫婦も、色々と大変でした・・10年も前のこと。
若い二人が来てくれたので元気になれるかと思ったら、親子して花粉症が私よりもひどくて、何だか気の毒な。
でも、最近は会えるのも法事の席くらいだったのでゆっくりと話が出来た。

いつもこの時期には、アレルギーの薬を内科で貰うのに、今年はすっかり忘れていた。症状がひどくなる前に内科へ行かなくては・・。今のところ眼の痒さの方がクシャミよりも辛い。

どこにでも行ける猫なり下萌ゆる  KUMI
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二月は短い

2019年02月22日 | 俳句
天気 晴れたり曇ったり

昨日の朝は歩くと痛かった右足の痛み、一日おとなしく動かなかったので外出も何とか不自由しないで済んだ。
軽症で済んだのも、普段の鍛錬のおかげ? 昔、本格的に捻挫した時は一ヶ月くらい不自由をしたものだ。

昨日は何もせずに一日が終わった。そして今日、カレンダーを見たら今月は残り一週間しかない。あら大変。まずは確定申告・・今日は何だか国税庁のHPを開く気になれない。でも季刊の句誌の締切は確定申告よりも早い月末だ。
慌てて、7句を何とか選んで投句の葉書を書いた。
今月号は色々とあって内容をよく読んでいなかった。つまりは・・知らない人の書いた小論は読まなかったのだ。改めて頁を繰っていたら、こんな文章に眼が止まった。


この句誌は、若い人を育てるのも目的としている。同じ結社の人たち中心に集まってはいるけれど、我々?高齢者は、言ってみれば半分はそういう若い人たちのための資金調達要員、と私は思っている。高校生・大学生は誌代が半額なのだ。
小論文の作者は、申し訳ないけれど存じ上げない方だ。
なるほど、と思うこと多々。結社誌には「境涯句」を出句しても、私はこの句誌には三度目の投句だが年寄臭は出さない句を選んでいる。心の中で、いかにも「老人」と解る句は若者には面白くないだろう、と思っていた。無論、上の写真の例に揚げている句はどれも悪い出来ではない。私も似通った句は作るし、句仲間も同じ。それはそれで、作者の自分史として必要でもあり、同年代なら共感する。
ふむふむ、と思いつつ・・辛辣な文章、この句誌の選者のお二人はどう思われたのかしらん?と。なぜなら、例句は、お二人の選んだ句なのだから。でも「無人駅」の句は、私もこれちょっと止めてよ、と思った記憶がある。


囀りのとどく病者の住む窓へ  KUMI
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