術後一ヶ月

天気　晴のち薄曇

爽やかな秋の気候の朝、久しぶりに富士山がすっきりと。
お散歩日和・・なのだが、昨日に続いて、今日は「めえちゃん」を植えて一ヶ月の経過観察の通院日だ。めえちゃん、は、いちいち「ペースメーカー」と言うのが面倒で名付けた。私の生涯の親友になる訳だから名前で呼ぶのも悪くないかも、と。

11時が診察で、その前に心電図と胸のレントゲンを撮る。レントゲンは、めえちゃんの位置がずれていないかどうかを確認のため。
診察は、めえちゃんを作ったメーカーの人の立ち合いで。めえちゃんの動きは、夜、就寝中に「はあちゃん」と私が名づけたモニターの器械が読み取って、病院へ送っている。それを何やら専門用語で読み上げ、ドクターがバタバタとパソコン画面に打ち込んでいく。
で、結果は、めえちゃんもはあちゃんもきっちり動いていて問題なし。器械は問題がないけれど、心臓の方は、軽い「心房細動」というのがみられて、これはめえちゃんが助けてくれるものではないようだ。私の年齢相応に弱っている？　何だか、若いドクターは、そんなことを言っていた。
やっぱり、放射線治療や抗がん剤が心臓を弱らせていたのかもしれない。ま、それも仕方なし。心電図は、はあちゃんが毎日病院へ送信してくれてるので異常があったらドクターに解るのだそうだ。ということなので、めえちゃんの次の経過観察は9ヶ月後。なんとも便利な世の中になったものだ。

ところで・・昨日も今日も、病院へ予約時間少し前に行き、殆ど待たされずに検査・診察を終わった。この病院のシステムを体験すると、他の病院には行きたくなくなる。
今日は10時に病院へ着いて、11時半に終わった。まだ昼食には早かったけれど家で作るのも面倒で、昨日と同じ院内のカフェで済ませた。

富士山は、うっかり日没の頃を見落としたけれど、暮れていく頃にもまだ見えていた。
明日からは下り坂の天気だという。


捨つるものあれこれ数へ九月尽　　KUMI

金木犀

天気　晴

術後1ヶ月、明日が検査の日で、今日は手術したドクターの、診察の日。
病院の前の歩道の片側、金木犀の生垣になっていて良い香りが通る人たちに降りかかる。何十回も通院している病院なのに、この生垣に花の咲いているときは通ったことがなかった。


実は、私は発病まではいっていないが「難病」の素質を持っていてそれが心房に影響している可能性もある。でも、何でも治療は出来るはずの大規模な都立病院なのに、その検査は出来ない。専門の医師の居る病院でPET検査をしなくてはならないのだ。そのための紹介状やらを貰いに行くのが今日の診察の主な目的。その、ややこしい「難病」のことは、発病していたら書くことにして、今日は省略する。

一応、手術痕を見たドクター「我ながら綺麗に出来た」と満足していた。
でも、私も努力したのです。手術痕から雑菌が入ることがあるというので、入浴はせずシャワーも浴びず洗うこともせず・・（手術したところは、という意味です。体は洗ってます）
今は抜糸がないので、昔のように瑕はあまり残らなくなった。

帰路、公営住宅の庭の外れに何だか白い花が咲いていた。今頃咲く白い花って？と近づいてみたらクチナシだった。


クチナシの帰り花は、初めて見たような気がする。何だか哀れ。

木犀の香を通院の行き戻り　　KUMI

スーパームーン

天気　晴

今日の月がスーパームーンと言う満月で、普通の月よりも10％以上も大きく見えるとか。
確かに大きさを感じた。
夕方から薄雲が流れ始めて、今日は無理かな、と思ったが裏の廊下へ出てみると朱い月がマンションとマンションの間に出ていて、でも雲に欠けてくる。慌ててシャッターを押したら、無論手ブレ。手ブレ装置のない上にマンションの廊下の壁が高くて三脚は無理。それでも、目線の高さで見られる位置だから、不思議な色を捉えるこはが出来た。

雲が過ぎたあと、だんだ黄色くなってきた。

そのあとは、マンションに隠れてしまった。
そして、8時半ごろの外へ出たら、雲が薄く流れていて、少し待って撮ったのが上の写真。
これ以上高くなると、エレベーターで下まで下りて見上げなければならない。

見とれてばかりで、俳句を作ることをすっかり忘れていた。雪月花、と言うけれど、月の句がいちばん苦手だ。

朱々と武蔵野に月昇りくる　　KUMI

十五夜

天気　曇のち晴

雲の多い日で、折角の十五夜なのに、と諦めていた。
でも、雲間に見ることも出来るかも・・と夕飯の支度の前に玄関を出てみたら、雲の上に大きな月がくっきり。
写真は・・明日、前もってカメラを用意しておかなくては。
今日が旧暦の八月十五日なので名月、でも、なぜか満月は明日なのだという。普通は、十五夜＝満月なのに。天文的な月と、旧暦の暦とが少しずれているのだろうか。そういうことに疎いので良くわからない。

午前中、薬師堂へお参りに行き・・今週の通院が何ごともないように、と薬師如来さまにお願いし・・公園をひとまわりした。写真は、そのときの蝶。揚羽やシジミ蝶に出逢うとカメラがあれば、と思うけれど、スマホも工夫すれば結構写真になる、と最近は思うようになった。
銀杏も真緑からちょっと黄色っぽくなってきたが、ナナカマドの実がすっかり赤くなっていた。


今日は、池の亀退治をしていた。カミツキガメ（正確には、なんとかアカミミガメ？）の退治を兼ねて、池の魚を観察しよう、という催しのようだ。


池には大きな鯉が二匹、小魚がたくさん。その他、誰かが池に捨てた亀やら、外来種の害のある居てはいけない魚やら。網を使って、結構大がかりだ。かなり前のことだが、ブラックバスを「放流」した不届きな人が居て池の総浚いをしたことがあった。
市の鳥になったカワセミや、ヒナを産むカルガモのためにも池の自然を保つのは大事なことだ。

街の灯をすべて消したき良夜かな　　KUMI

松茸

天気　曇

昨日のかなり強い雨が止んで、色づいていた桜の落葉が目立った。
彼岸が終わらないうちに秋が一気に来てしまった感じがする。

さて、今日から通院の日々が始まる。今日は内科、月曜は眼科、火曜・水曜は病院で術後一ヶ月の検査など。今日だけは駅ひとつ電車に乗るけれど、あとは徒歩で行けるので散歩がてら。
土曜なので医院は午前だけ。連休のあとで混んでいるかと思ったらさほどでもなくて助かった。風邪の時期になると患者の増える町の医院だ。

帰路、昼食用にちょっと贅沢に「松茸おこわ弁当」を買って帰った。贅沢といっても二つ買って2千円でお釣りがくる程度。とても買えない松茸を、ほんの少しだけ味わった。


何だか脈拍が一定にならず、ペースメーカーが正常に機能しているのかどうか、心配になった。
早く診察日が来るのを待っているだけ。

黄落や書かねばならぬ文ひとつ　　KUMI