KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

九月尽

2011年09月30日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

これが最後の蒸し暑さ、という一日だった。今も窓を開けっ放しでちょうど良い気温だ。
明日からは秋がぐんと深まって、もう夏の気温は来ないのだという。
もう10月なのだから当たり前。今月のカレンダーを破いたら、もうあと3枚がひらひらと残るだけになってしまった。スーパーの文具売り場には「喪中はがき印刷承ります」の張り紙が。
明日は秋物の衣類を点検しなくては。

唄声の遠ざかるごと九月尽 KUMI
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秋草

2011年09月29日 | お散歩写真
天気 晴

午後、買い物にお隣の駅まで行ったついでに駅前の都立庭園に秋草を見に寄ってみた。
旧岩崎別邸を公開して殿ヶ谷戸庭園となってから、もう40年くらいにになるだろうか。最近、国の名勝に指定された。とはいえ谷戸を利用した回遊式の庭園は一回りするのに10分とはかからない。季節の花を見るのが楽しみで、年間パスポートを持っている。

園内、台風の影響はないと思ったら、上の写真の吾亦紅も、満開の彼岸花も、何だか傾いて咲いている。谷戸になってはいても風はかなり吹いたようで。彼岸花が西日に輝いていた。





秋の七草を植えた一画がある。萩はすっかり散ってしまい、撫子もおしまい。
女郎花と藤袴は丈があるのにしなやかなのだろう、倒れずに元気だった。





今日も季語にたくさん出逢った。

秋日濃し老いてより良く見ゆるもの KUMI 
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一人吟行

2011年09月28日 | 俳句
天気 晴

実は、今日は定例の吟行句会の日。余程のことがないと休まない句会、でも今日は「余程のこと」ではないが休んだ。残暑バテなのか疲れやすく、秩父行でぐったりした。昨日の温泉で大分元気は出た気はするものの、吟行地が座間・・ちょっと遠い。
おまけに、家の中、色々と片付かないことが多い。まだ震災の後始末も残っていて。暑さが終わったら、という口実で延ばし延ばしになっている。午前、そんな片付けやら掃除をして疲れてしまい、これなら吟行に行った方が楽だった?とも。

吟行に行かなかった分を、と、午後は公園まで。散歩にはカメラとメモ帳をいつも持参はしていても、メモ帳に残る句よりもカメラに残る写真の方が多くなる。句会のない一人吟行は難しい。

秋はどんどん進んでいる。秋の季語が公園には溢れている。
公園の隣の小学校では運動会の練習。6年生の組み体操・・あまり揃わなくて本番が心配になった。



秋蝶はダリアが好き。


朴の実も、台風で落ちずに残っているものがあった。


台風で木の上の方が折れてなくなっていた細い木に赤い実が。何の木だったのか覚えがない。


林の彼岸花は今が盛りだ。


などと見とれて、結局は句はあまり出来なかった。

蜻蛉の光の筋となりて消ゆ KUMI
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富士・初冠雪

2011年09月27日 | 旅行
天気 晴

台風やら私の秩父行などで遅れていた墓参にようやく今日出かけた。
一昨日、富士山に初冠雪があったとか。私は不在だったが、夫の話では我が家からは見えなかったらしい。いつも遠くから眺めている富士山に近づいていくのは墓参といえどもわくわくする。
上の写真は、高速中央道の河口湖線に入って見えた富士山。ほんの少しだけ雪化粧していた。
高速走行の車の助手席からなので、鮮明さは今ひとつ。



下の写真は、東富士道路からの富士山。南は山中湖で、この富士のかたちが一番美しい、と私は思っている、のだが・・静岡側の人には向こう側からの富士がいちばん美しいらしい。



墓参を済ませて、墓の両親には申し訳ないけれど、帰路の楽しみの温泉に。
この「富士眺望の湯」は、お湯も楽しいが本当に目の前の富士山が美しい。今日は空いていたのでその富士山を露天湯から一人占めしている気分だった。写真は露天湯から見える富士山・・といっても、浴場内はカメラ禁止なので、温泉の外から撮った。



これをズームアップして撮ってみると・・富士山とは思えないごつごつの岩山に見える。
やはり、富士山は本格的に雪化粧をしてからが美しい。



墓参を口実の、富士山と温泉三昧の日だった。
これも元気だから出来ること。しばらくでも病気のことを考えずに済むのは本当にありがたい。

秋の雲富士のうしろを流れゆく KUMI

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鍛錬吟行句会・秩父

2011年09月26日 | 俳句
天気 曇一時雨

24・25日は秩父三十四ヶ所を巡りながらの鍛錬吟行句会。
台風が過ぎて天気も回復、札所巡りには絶好の日となった。
本当は春の彼岸のときに行うはずだったのに、震災で中止となった。東関東はまだ鉄道も回復しない所が多い上、計画停電もあり、宿泊の吟行句会どころではなかったのだ。予定通りに行っていれば、本当は今回で結願寺に行き、満行になるはずだった。納経帳の余白も少なくなってきた。ともあれ、元気で居られたからここまで来られた訳で、本当に嬉しいことだ。

そんなこともあり、1年以上も間の空いた秩父行、楽しみにしていた。主宰は晴れ女である。私は、主宰と同行の吟行で(最近は滅多にご一緒の機会はないが)、雨に降られたことはほとんどない。
被災地からの仲間の元気な姿に何だか涙が出そうになった。このところ、毎日のように茨城の北部で結構大きな地震がある。毎回参加している茨城の人たちは今も落ち着かない暮らしをしている。
二日目に句会場となっていた秩父市の施設は、老朽化もあったろうが震災で使えなくなってしまったそうだ。
が、お寺さんはほとんど被害もなかったようだ。どこへ行っても彼岸花が迎えてくれた。



一日目が3ヶ寺、二日目が2ヶ寺。一日目の句会はいつも終われば夜の10時を過ぎる。
疲労困憊したが、やはり楽しい。
5句ずつ2回の句会、1句だけ特選になった。自分としてはいつになく気合が入っていたつもりだったのに・・前回のような訳にはいかなかった。

豊の秋空へ祈りの鐘を撞く  
一日の始まる草の露を踏み  
秋茄子の曲がり具合も山の畑  KUMI

主宰には認められなかったが、仲間にはちょっと認められた句。

たった二日家を留守にしただけなのに、今日は色々とすることがあってちょっと買い物をした以外は家に籠ってしまった。

かたまつて一族のごと曼珠沙華 KUMI
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