KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

冬の薔薇とドライアイ

2020年11月30日 | 俳句
天気 晴

昨日とは打って変っての小春日和。午前中、機嫌よく眼科へ。通院は今の住まいの方が以前の半分くらいの距離になった。途中に綺麗な花を玄関前に育てている家があって、豪華な薔薇がまだ咲いていた。
やはり、乾燥した住宅に住んでいるとドライアイは治りにくいようだ。加湿器を使っていても、建物全体の廊下は24時間エアコンを付けっぱなし。夜間も加湿器を使うか、他の方法で加湿の工夫をしなくてはならないかもしれない。

眼科の待合室にドライアイの説明の大きな紙が貼ってある。



あまり熱心に見たことがなかったので、今日はスマホに撮ってきた。当たり前のことが書いてあるが、アレルギーがあるのであまりドライアイの自覚はなかったかも。

途中の、知り合いの家の厚物咲き。もっと並んでいたので、これは一部でしかない。



奥さんとはジムで知り合って、ご主人が本格的に菊を育てているのを聞いていた。今の時期にこの家の前を通るのが楽しみだった。品評会に出したりもしていたようだ。ところが、彼女が10年くらい前に倒れてから菊造りをしなくなっていた。体調の悪い彼女に付き添い、スーパーに買い物に行っているのをよく見かけた。ご主人はとてもお元気そうだった。彼女も、一人で買い物に来ている時期もあって立ち話など出来たのに、最近は会っていない。
今年は菊を復活させたのかなあ、と思いつつ、チャイムを押したらかえって迷惑になりそうなので、盗み撮りしてきた。

と、楽しい?通院時間を過ごして帰ったら、不動産屋からの電話。あと〇日、と家とのお別れの日を指折り数えている日々なのに・・私の大変なドジのために、とんとん拍子だった話が、そうそううまく進まなくなった(ドジの中身は言えません、非常識すぎる話で)
それを知って、血圧が急上昇して、朝からの快適な気分はどこへやら。
解決しない問題はない。明日から何とかしなくちゃ。

失せ物は失せたるままに師走来る  KUMI
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底冷え

2020年11月29日 | 俳句
天気 曇

駅前の広場、今月いっぱいは土日に椅子テーブルを出して自由に使えるオープンカフェになっている。周囲にカフェやスーパーなどあるので、テイクアウトして自由に食べられるように、というコロナ対策の市の事業。でも、昨日は大風、今日は曇天の底冷え、昼過ぎに近所の友人と久しぶりに会おうと思って電話してしばらくここで待っていたが・・
寒くて撤退。結局、カフェはこの時期、お喋りに入るのは怖いし、スーパーの人のあまり居ない通路のベンチでマスクしてのお喋り。
いつになったら自由になれるのでしょうねえ、という話やら、私の現状やら、もろもろを。
コロナがなければ、自由に私の部屋にも来てもらえるし、友人の家にも行けるし・・いつまでの我慢になるのか、生涯、我慢で終わるのか。ま、友人は私よりはるかに若いのでまだまだ大丈夫。

三日くらい前からちょっと鼻風邪気味。乾燥がひどいのでなるべく室内の湿度を40%以上に保つよう、加湿器を使っている。それでも、ほぼ一日室内には暖房を入れているし、廊下は一日中暖房を入れっぱなし。昨日今日は外も湿度が低いし。私の体調から言うと乾燥している日の方が目まいの症状は少なくて済むけれど、今度は喉と鼻と目が。先日はドライアイで大変な目に遭ったし、電気を使っての暖房は、湿度を保つのも簡単ではない。

待ち人は来ぬか駅前冷えてきし  KUMI
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木枯し

2020年11月28日 | 俳句
天気 晴

窓の外は、暖かそうな小春日に見える日だった。
昨日が最悪の気象病、今日こそは気分よく外を歩けるかな、と思ったら、ぶっとばされそうなとんでもない木枯しの吹き放題。体調の良い日に限って寒い強風の一日になってしまった。
上の写真は日暮れちかくの空。木枯しは写真に写らない。
富士山の見える反対側は、電柱・鉄塔・電線が目の前にごちゃごちゃで写真どころではない。富士山のすっきり見える家に長く住んだ幸運を感謝しなくては。その家とのお別れも近くなってきた。(写真は、いずれも去年の11月)




凩はウィルスを吹っ飛ばしてはくれない。
毎日のように感染者と重症患者が増えている。東京で今日は500人台の感染確認者、来週は1000人を越えるかもしれない。全国的にも毎日感染拡大。あの、観光地が人で溢れた三連休からちょうど1週間だ。あれだけ人が出れば、1週間経た今日あたりからはもっと増えて当たり前でしょ。いつになっても収まることがないように思えてきた。

凩にゆだね痩身透きとほる  KUMI
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「ありがとう」の話

2020年11月27日 | 俳句
天気 曇

陰鬱な世の中を映すように、とびきり空の暗い一日だった。
写真は、週に一回くらい替える仏壇の供花。駅ナカにある地元野菜の店で、花も売っている。畑の隅で咲かせているような、素朴な小菊を花束にしていて、朝に剪った花なので日持ちが良い。昼ごろにならないと入荷しないこともあり、すぐに売り切れることもあり、買うタイミングが難しい。

ここで暮らしていると、一日に何回「ありがとう」「ありがとうございます」と言っているかなあ、と考えた。
というのは今朝、食堂での食事の最中に、私の後のテーブルで、男性が箸を床に落とした。見ていなかったので、4人の誰なのか解らない。拾おうとしていたらしく、気づいた男性の介護士さんが「新しいのを持ってきますよ」と、とりに行った。そして新しいのを「はい、どうぞ」と渡した。男性からの返事がない。振り向いた訳ではないので、4人の誰なのか、私は知らないが後ろの席は、いつも、元気にお喋りをしている人たちだ。
自分が落した箸を新しくしてもらったら、別にここではなくても、町の食堂でも「ありがとうございます」と言うでしょ?

まあ、その時はさほど気にならなかったが、昼食の時、職員が運んできたトレーの食事、「お待たせしました」と前に置かれても黙っている人が多いのに気づいた。その殆どは男性。無論、言語障害があってことばの出ない方も居るらしいけれど。夕食の時も同じようだった。
ふ~ん、そうだったのかあ、と私は今日になって気付いた。高い利用料を払っているから、サービスに対していちいちお礼は要らない・・のかなあ。でも、早朝出勤して、あるいは夜間勤務して、朝早くから働いてくれているのだし。コロナの感染に気配りしながらの勤務、大変だなあ、と思う。そう思うと、自然に「ありがとう」と言ってしまう。
朝に限らず、私は日常的なことでも何かしてもらう度、職員に「ありがとうございます」と言っている。
おやつは、今日は苺のゼリー。部屋へ運んでくれた職員に「ありがとう」と言う。


何もかもに言う必要はなかったのかなあ・・
家でも、私は何かしてくれたら家族にだって「ありがとう」と言っていた。夫ですら確か、ティッシュとって、と言われて私が渡せば「ありがとう」くらいは言ったような気がする。
母に「ありがとう、ごめんなさいをちゃんと言えれば、生きていけるものだよ」と教わってきた。
親の遺言みたいなものですからねえ、言っても損することではないらしいし。私は私の考えるように過ごそう。

落葉掃く明日掃く落葉背に受けて  KUMI
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葉牡丹

2020年11月26日 | 俳句
天気 晴

昨日は一日、鬱々とした体調と天候、部屋に籠ってしまった。今日こそ小春日の気分の良い天候になった・・と、昨日の遣り残しの用を兼ねて午前中に家を出てみた。公園まで行きたかったが、2000歩くらい歩いていつもの小さな市の公園へ着くと、息切れが止まらない。
しばらく、葉牡丹を眺めてベンチで日なたぼっこをして、家に寄り帰ってきてしまった。それでも5000歩を越えたので、ま、いいか。
植えられた葉牡丹を見ると、師走近し、を感じてしまう。一年の早いこと。


だんだん体力が衰えていくのかなあ、と心細くなりながら、持ち帰りたいセーターをエコバッグに詰め込んだ。引っ越しで持参したのがグレー系のものばかり。「あの新しい人、地味ねえ」と思われているに違いない。
おかしい、と思ったら、やはり、荷物に入れ忘れたセーターとカーディガンがあった。まだまだ捨てるには惜しいものが4枚も。これを持っていけば冬は困らない。
いつも楽しみにしていた近所の家の秋明菊、今年はあまり通らなかったので、もう終わっていた。咲き終わりの坊主が面白い。



最近は東京の検査人数が増えた、とはいえ、感染確認した人数だけではなく重症者が増えている。医療機関の危機が迫っているらしい。いつも私の行く病院も重症者を受け入れている。専門の病棟も作った。でも、ベッドではなくマンパワーがひっ迫するかもしれない。
結果、他の患者への対応が出来なくなる。我々通院患者は、とにかく持病が重症化して入院になるのが怖い。どうすればいいのでしょうねえ、私はまだ大丈夫そうだけれど、万一のとき、知らない救急病院へ運ばれるのはゴメンです。

若い人から、働き盛りの年代へ感染が増えているらしい。当然、親世代の高齢者の感染も急激に増えているようだ。
もう、夜の飲み会はやめてください、貴方貴女たちの親に感染させないでください。どうしてもお店で飲みたければ、一人で行ってください。

毀(こぼ)たるる家へ木の葉の降りしきる  KUMI
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