KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

年詰まる

2017年12月30日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

写真は、3年前の大晦日に撮った、池に映るお日様。あまりにも散歩に出ないので写真がなく何となくファイルを見たらこんな写真が出てきた。
今日は午後には少し歩きに出ようかな、と思ったのに、起きた時から眩暈と酸欠状態のような「気象病」の症状が。天気も安定しているし、何なのか良く解らない。こういう日は無理をしてもストレスになるので、掃除もほどほどにした。

去年はどうしていたのだろう?とブログを遡ったら、1年前の歳末は呑気なことしか書いていない。本当は、毎日頭がおかしくなるくらい、亡姉の後始末に悩んでいた。あれもしなくちゃ、家庭裁判所へ申し立てた書類が通らなかったら? などなど。戦々恐々の日々だった。
もう、姉が倒れてから2年近くになる。それから1年9ヶ月、頭の中は毎日毎日姉のことばかりだった。
好き勝手に暮らしていた独身者が何の終活もせずに倒れたら、身内はどうなるのか、一冊の本が書ける、とまで思ったものだ。
ともあれ、今年は穏やかに歳末を迎えたつもりが・・この2年近いストレスの嵐で、気力体力の落ちたこと。考えたら、心臓壊れて手術して、そのリハビリが終わってすぐにストレスを浴びることになったのだから仕方がない。

という小晦日(こつごもり)。
午後、買い忘れた雑煮用の小松菜を買いにだけ、地場野菜の店へ出かけた。もうないかしらん?と思ったら、朝採りの新鮮なものがまだ残っていた。
ほうれん草でも良いけれど、なぜか、母の雑煮には小松菜が入っていたように思う。それとも、結婚してからの私の習慣だったのかもしれない。
38歳で母を亡くしたので、多くを聞くことも出来なかった。

少しだけ母思ひ出す小晦日  KUMI
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冬木

2017年12月29日 | お散歩写真
天気 晴

今日も気温は上がらない一日になった。
家の中に居る限りは暖かい。子供の頃、隙間風だらけの家で炬燵と火鉢だけで暮らしていたことを思うと、まさに天国だ。毎年平均寿命が延びている理由は、この暖かい暮らしが出来るようになったからでは、と最近は思うことがある。

あと二日で新年? 信じられないまま、今日は少しだけ流し台の周りを掃除した。レンジフードカバーと流し台の前の壁は、チビの私には届かないので夫がしてくれた。以前は脚立に乗ってしていた作業も、最近は無理をしないことにしている。長身の夫に感謝。

ちょっと外へ出たら、家の前の市道の欅が何とも寂しくなっていた。写真の手前の木は桜。枝はかなり残してくれたのだろう。半月くらい前に市役所が枝切をしたのだ。春までには少しは枝が延びて新緑を楽しませてくれれば良いけれど・・どうだろう?

わが影の驚く長さ年詰まる  KUMI
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朝焼け

2017年12月28日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

毎朝、見下ろす家々の屋根が真っ白。
今日は都心では今年いちばんの冷え込みという。都心の、気象庁のある大手町と我が家では、おおよそ-1℃から2℃の気温差がある。霜柱なんて珍しくもないし池の氷も当たり前。東京の気温=多摩地域の気温ではない。でも、今朝は日比谷公園の池も凍ったかもしれない。

朝起きたら富士山はもう朝焼けを終えていて、その代わりに今の時期は上の写真のような「朝焼け」が見られる。ビルの窓が燃えて見える。ビルなぞない頃は見たことのない光景だったので、初めて見たときは「火事!!」と思って仰天した。

歳時記で言う「数え日」。生鮮野菜と花は買っておかないと明日からは良いものが手に入らなくなる。ということで、今日は生鮮品の買い出しに。といっても、毎週食料の殆どは自然食品の配達会社に頼っているので、不足分を買うだけだ。地元産の野菜だけを売る店があり、少し高いけれど新鮮さは確か。
市内産の野菜と、花屋で正月用の花を仏壇用と玄関に飾る瓶用と。


買ってきてから、地元産のものなら明日も売っているかも・・と思った。
あとは・・何をしたかといえば、花を飾るついでに仏壇を少し綺麗にしたくらい? 思い出してはこまごまとしたことをやって、また休む。トシですねえ。

座してまた立ちてほつほつ年用意  KUMI
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納めの吟行句会

2017年12月27日 | 俳句
天気 晴

写真は、今日の、花芽の出始めた辛夷か白木蓮の木と冬青空。

とびきりの冬晴で、寒いものの風はなく吟行日和となった。
私にしては少し早く起きて、10時に小田急線鶴川駅へ行き、仲間の一人と待ち合わせ。かなり張り切って武相荘(白洲次郎夫妻の旧家の施設)へ。他の人たちは先月と同じく里山散策に行ったけれど、そこは谷戸へ下って登って、という険しい坂道があるそうでめえちゃんで生きる私と、もう一人の足に支障のある仲間には無理。ということで、今日は別の所へ行くことにしたのだ。
でも・・なんということ。25日から正月3日まで年末年始のお休みだった。
昨日、HPであれこれ確認したのに、28日前から休むという情報を見逃していたのだ。

ま、仕方がない。来年にも同じ新百合ヶ丘の会場ですることが多くなるらしいので、行く機会は何度でもある。

駅へ戻ることにして、途中の小さな川沿いに遊歩道のあるのを見かけて立ち寄ったら、それが正解。冬の川の風景が何とか句になった。大きな鯉がたくさん寄ってきた。カワセミの声がしたのでしばらく待ったら、青い光を放って川沿いを飛んできた。コサギが浅瀬をゆっくり歩きながら餌をさがしている。と思ったら、鴨のつがいも現れた。
まずまずの風景を二人で眺め、私一人だけが別行動、は避けることが出来た。仲間が居れば同じものを見た句が作れるので句会でもほっと出来る。
とはいえ、たいした句は作れず、家で作った句を2句足して9句しか出せなかった。
カワセミもサギも夏の季語、冬の句にするのは難しかったし・・

私が参加する句会の、今年最後になるので、まさに納めの句会。
出席はいつもより少なくて8人だった。ま、今の時期にのんびりと句会に参加するのはよほどの暇人? と思いつつも、家に居たって落ち着かないだけで何もしないかもしれないし、久々に充実した実感があった。


枯蔦を引いて寂しき音残す   KUMI
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寒波の前触れ

2017年12月25日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

眠っている間に雨が降ったようで、起きてしばらくしたら富士山がきれいに現れた。寒波の前触れのように。
新しいカメラの300mmレンズ、なかなか良い。満足です。
頂上の雪も少し増えていた。寒波襲来で、北国と日本海側は冬の嵐になるらしい。雪国へよく行っていた3年前までは雪がたくさん降ればそれなりに楽しめる、などと単純に思ったりしていた。雪の怖さも知ることが出来たので、かの地で暮らしていないことは幸せ、とも思う。もう行くこともないから空っ風くらいは我慢しよう。

という日、歳末なのだからあれこれせねば、と思いつつ、何をしたのか良く解らないまま暮れてしまった。
買い物に行き、こまごまとした不足の日用品を買った。そのくらいが今日済ませた仕事。何かをせねば、と思うばかりなので、歳末はあまり好きではない。

年の瀬や街を鴉の右往左往  KUMI
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