天気 晴 梅雨明け
14日にコメントを頂きました皆様、ご返事が出来なくてすみません。短期入院ながら色々多忙で余裕がありませんでした。
上の写真は二泊三日の検査入院を終えて、退院の今朝の空。梅雨が明けた・・と言うのが実感できる10階からの空。低い屋根の連なりは東芝の工場。
入院した日の東の空は・・梅雨明け間近を思わせる入道雲だった。
さて、あまり楽ではない二日がかりの検査色々。楽しい検査なんてそうそうないけれど・・今回の検査の「敵」は、冷房の効き過ぎだった。
一昨年の真夏も、6年前の真夏も、短期だが入院している。6年前はペースメーカー植え込み、一昨年は白内障手術。
でも、こんなに寒い、と思った覚えがない。やはり体力が低下したせい?トシをとると暑さ寒さには鈍感になる、なんて嘘だ。最初の夜は、寒くて眠れなかった。看護師さんにもう一枚毛布を持ってきてもらえば良いものをそれも頼み損ない・・またもや鼻風邪気味に。
そして、昨日の気管支内視鏡の検査は・・上着は検査着に着替える。病院によくある浴衣式の、胸元を紐でくくるもの。ウルトラ痩せの私にはブカブカで、風通しの良いことこの上なし。
おまけに、検査待ちの部屋の冷房の寒いこと寒いこと・・時計がないので解らなかったが、冷蔵庫のような所で20分くらいは待たされたかもしれない。器械の方が患者よりも大事?それとも、私みたいに寒がる患者は他に居ないのだろうか・・麻酔の点滴をしている左腕が凍ったように冷えてきた。
寝かされてからは30分くらい、ほぼ意識なし。目が覚めたら体の半分が凍り付いたようになってしまい指が動きそうもないので、脳梗塞を起こしてしまったかと思った。終わりましたよ、と言われても麻酔のせいで声が出ない。声を振り絞って「寒い、寒い」と叫んでみる。ひざ掛け毛布くらい持ってきてくれるかと思ったが・・
病棟の看護師が迎えに来るまでの数分が、とても長くて、車椅子に乗った膝がガタガタ震えてきた。
「大丈夫ですか。早く暖かい所へ行きましょう」と看護師。
部屋へ着くまでも「寒い寒い」を繰り返していた。「歯の根が合わない」とはこのことか・・ベッドで布団を体に巻き付けて、やっと暖たまってきた。
でもそれからが大変。前夜9時から飲食禁止だったので、とりあえず水分を・・と水を飲もうとしたが胃が受付けない。?何で? 同意書の麻酔の副作用に吐き気、なんてあった? 発熱はあったけれど・・。ともかく水分も何も入らないまま日が暮れてしまった。「滅多にない副作用ですけど、麻酔が切れれば回復すると思いますよ」とドクター。どうしても今の症状が続くようなら入院継続も出来る・・と言われたって、もう寒いから明日は帰りたい・・
幸い、今日は元に戻った。ドクターの言うとおりだった。
病院を出て、しばらくバス停のベンチで日差しを浴びて冷たくなった体を「解凍」してからタクシー乗り場へ。気持の良い真夏日の暑さだった。
東京を睥睨したる雲の峰 KUMI