KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

猫背解消ストレッチ

2023年09月30日 | 俳句
天気 曇がち

昨夜は仲秋の名月、だったけれど・・ここから見える時間帯は限られていて、夕方から雲が多いし見えそうもない、と思っていた。案の定、見える時間の9時には暗い空しか見えなくて。
以前のマンションでは部屋を出て裏の外廊下へ出れば目の前に・・という環境だったので、ま、仕方なし。私はあまり月には執着がない。
写真は、散歩道での10年以上前のもの。そういえば、今年は薄の成長も悪くて、薄の名所でもある箱根・仙石原では名物の「銀の波」がまだまだ見られないのだそうだ。最近の自然の営みはどんどんジョウシキから外れていく。夏の暑さの戻ったまま、明日からは10月。どう考えても10月は秋なのに、今朝も寝汗びっしょりで目が覚めた。

私は「最後まで自分の足で歩く」を目指していて、とにかく車椅子にお世話になる期間を出来る限り短く・・と思っている。で、そのために、寝る前に転倒防止のストレッチをしている。コロナ隔離でも体調悪い中で目眩を我慢しながら片足立ちのストレッチなどしていたが・・どうも無理をしたらしく右足の太ももが痛くなってしまった。あまり無理はしなかったつもりでも、外を歩けない焦りもあって、私にはちょっと難しい「技」をやっていたらしい。先生代りのYouTubeには、高齢者向きのストレッチ、とあるけれど。

周りでは、館内で転倒し、歩行器から車椅子使用になる人が後を絶たない。足が上がらず、足の運びが悪いのだ。いわゆる「足のもつれ」という現象が起きるらしい。館内には段差など殆どないので躓く場所はないにも関わらず・・転倒して圧迫骨折、ということになり、歩けなくなる。入所者は平均年齢90歳だから仕方ない、と言えばそうだけれど・・
歩行器も杖もまだ不要な自分は転倒しない、と信じることにして・・暫くは足のストレッチを休んで猫背を少しでも伸ばすか・・と鏡を見たら、結構な猫背になっている。肩甲骨を広げるストレッチはしていても効果なし?
私は右胸は乳がんの手術でちょっと凹んでいるし左胸はペースメーカーという器械が装着されているし、上半身のバランスは良くない。おまけに、左肩には負荷をあまりかけてはいけない、と言われている。それを差し引いても猫がいつの間にか私の背中を襲ってきていた。太極拳を始めた60歳の頃、先生に「姿勢がいいですね」と褒められたというのに・・乳がんの前だったし。
 
食堂で観察したが、私より姿勢の良い人はあまり居ないようだ。でも、殆どの人は私の「先輩」なので人を見て安心してはいけない。
一度だけYouTubeで見た「お腹引っ込ませ運動」を朧げに思い出した。一度だけ見たショート動画だった。呼吸は止めずにお腹を引っ込ませると背筋が伸びる、肩甲骨を開くばかりでは丸くなった肩は治らない・・というような話を動画の主の理学療法士?は言っていた。もう一度見ようと思ったけれど、ショート動画だったのでどこにあるやら?
呼吸しながらお腹を引っ込める・・腹筋の運動にも良いかも。お腹の肉なんて、私にはもう全くないけれど。

カーテンを揺する風あり九月尽  KUMI
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ご近所の爆発事故

2023年09月27日 | 俳句
天気 晴28℃

蒸し暑さが戻ってきた。明日は真夏日になるとか・・もういいよ、夏はサヨナラ。
蜻蛉が窓の外を横切っていった。無論、その蜻蛉ではないけれど数年前の公園で。

ベランダ側は、昨日も今日も部屋に居れば開けっ放し。線路のそばなのでうるさいと思えば電車がうるさいけれど、四六時中走っている訳ではないし、私は案外、電車の騒音は気にしない方。密閉すれば防音は完璧なので殆ど聞こえない。昨日の午後、電車の通過音に混じってドカンというような音がした。電車が事故?と思ったけれど電車は普通に動いていたし、特急もすぐに来た。でも、そのあとでパトカーやら消防車の音が・・。電車が動いているのだから人身事故ではない。
救急車はここへも時々来るけれど昨日はこちらまで来なかったし、駅でちょっとした事故だろう、としか思わなかった。

知らなかった、ということは幸せ。駅へ通じる道の、二つ隣の小さなビル2階のレストランでガス爆発事故があったのだそうだ。夜のニュースで知ってびっくり。現場を映した画面に我が施設が・・私の部屋の前のベランダあたりが・・見えている。幸い、火事は起きず怪我人一人だけで済んだらしいので大ニュースにはならなかったけれど。火事になったら、線路は近いし隣は保育園と(ここ)老人ホームだし、大変な騒ぎになるところだった。前日には、渋谷駅前で同じようにビルの飲食店での火災があったばかり。
人手不足になると、安全への気配りが完璧ではなくなって、こんな事故が増えるのだろうか。

今日昼過ぎ、久しぶりに体調が大丈夫だったのでスーパーへ。現場の前を通ったら、掃除しきれていない砕けたガラスの破片がそこら中にキラキラしていた。保育園の前なので、子供が転んだら危ない、と思った。・・などと心配するより、私の方こそ転ばないようにしなくては。

少しでも散歩してみよう、という元気も出なくて、買い物だけ済ませて帰った。
駅構内で地元の花を売っていた。コスモスはすぐに散ってしまうけれど、雰囲気だけでも、と花束を買ってみた。

そして、今日も柿を買ってしまった。先日買った和歌山の柿と、奈良の柿とバラ売りしていた。葡萄は、昨日、ネットスーパーで注文した長野パープル。シャインマスカットと違い、葡萄らしい酸っぱさが残っている。それにしても、葡萄も柿も種無しばかりで、何だかもの足りない。


つやつやの信州葡萄ぶだう色  KUMI

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秋風吹いた

2023年09月26日 | 俳句
天気 晴

写真は、今朝の空。昨日は秋風を感じたし、今日も何となく空が秋めいてはきた。南側の空。こちらもちょっと秋めいた。でも、明日からは又暑くなるという。どちらにせよ、私には気温の急激な変化が敵。

ともあれ、彼岸すぎたのだし涼しくなるのは当たり前。私の体調の悪いのも彼岸前後は当たり前・・に加わって免疫療法の副作用のいちばん酷い時期なので、あれやこれやと。
昨日は、急遽日程変更して、ようやく整体治療に出張してもらった。頚椎の痛み重さも、腰痛気味も、かなり回復した。が・・目眩は良くならない。でも、毎月第4月曜はLineでの3人句会、と決めている。先月は私のコロナで中止になったので、今月を楽しみにしていた。中止には出来ない。
席題を3つ出し合い、合計9個、9句を1時間くらいで作る。でも、私は明日の予約だった整体治療が訳ありで今日になってしまった。こちらも、コロナで1ヶ月近く休んでしまった治療、何とか受けたいし・・

ということで、整体治療が終わってから、慌てて題の9句を作る。作れなかったら「ごめんなさい」と、出来上がったモノだけで済ませてもらうつもりだったが・・何と、立ったり座ったりウロウロしながら、作れてしまった。まだ頭は錆びきっていない、とほっとした。
昨日は、夕焼けが綺麗だった。相変わらず鉄塔やら電線がなければ・・の光景になってしまうが、私はそれらを見て見ないように出来るので静かな夕富士だった。(トリミングしています)
ラウンジ側の硝子戸はベランダへ出られないよう開閉不可なので、硝子戸越しにしか撮れないのが残念。



最近、怠くて眠くて体調の悪さのせいにしてばかりで、認知能力も後退しているようで気にはなっていた。たまたま、昨夜見たYouTubeのドクターの話に「認知症の傾向が現れたら・・」こうして防ぐ、というサイトが。
何しろ、眠る=脳も休む→認知能力の低下、となっていく。だから、昼間は長時間は眠らないことも大事。とにかく脳に新しい刺激を与えなくてはならないそうだ。俳句を作るには、歳時記をひっくり返して良く解っていない季語の内容を確認したり、先人の句を読んだりする。これも新しい刺激の一つだろう。今までしていなかったことに挑戦するのも良いそうだ。スマホで今までしたことのない新しいゲームをしてみるとかでも良いらしい。
なるほど、毎日図書館へ通う高齢者は認知症にならない、と言うのはそのことを指しているのかも。私は毎日俳句は作っても、歳時記を毎日見ているかといえば・・歳時記を見ない日の方が多い。句会や吟行は、歳時記で新しい知識を得ようとする分、脳を活性化する。散歩が認知症防止になるのは、体力保持だけではなく、見ているものへの興味を抱くことが大事なのかもしれない。散歩は、時には道を変えることも大事、とそのドクターの話。私はもう、散歩はあまり出来ないが、確かに道を変えたら見たことのない景色になった・・という経験はある。

眠い、かったるい、などと脳を休ませてばかりはやめよう。認知症になっていくプロセスのモデルは、周囲に何人も居る。頑張って今のうちに脳を刺激しなくては。動けない私に付き合って句会をしてくださる句友に感謝感謝。
(という、昨日の句会の句から、私の一番出来の良かった?もの。題・火)

火恋し姉の電話を切りてより  KUMI
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寡黙に秋へ

2023年09月24日 | 俳句
天気 晴

気温は、28℃くらいまで上がったかもしれないが、湿度がなかったのか涼しさを全身に感じた。秋来たる・・と言えるかどうか、ともかく今日は秋の気配だった。私の部屋では、この秋初めて、エアコンは全く不要だった。
快適そうな外の天気・・でも、今日は点滴の副作用らしい頭痛と目眩で、怖くて外へ出られなかった。

それでも朝のうちにシャワーを浴びる。面倒だから明日にしよう、と思う時も、余程体調が悪くなければ3日に一度・・を崩さないようにしている。自由に自分で入浴時間を決められるのは私の「特権」で、他の人は週2回、曜日も時刻も決められている。真夏の週2回はちょっと・・。出かけなければあまり汗をかかないとはいえ、ちょっとキビシイ。特権は絶対に譲りたくない。浴室は10歩で行ける場所なので、日時を決められて1階へ行くのは面倒くさい。
私よりも元気で、介護の付き添いの不要な人も日時指定の入浴にしている(無論、介護費は別料金)。なぜかというと・・浴槽の掃除が面倒なのと、シャワーなどの使い方が解らないのとが理由のようだ。私は、器械は別に以前のマンションと変わらないから使える。でも、浴槽の掃除は辛いので、浴槽はあまり使わない。ペースメーカーは温めるのが良くないので、どうせ「鴉の行水」になってしまうし。
3日に一度を2日に一度にしても、朝の介護士は夜勤明けなので、私が前日浴室を使ったことまでは知らない。記録には残っているようだが「使わせてもらいます」と言えば断らない。
でも、シャワーを浴びて浴室やら身辺を色々と始末しただけで、とっても疲れる。浴槽へ入るとなおさら。お風呂で疲れがとれたのは、いつのことだったっけ?

最近は、食事の時間に同じテーブルの2人とあまり話をしなくなった。コロナの隔離前はもう一人、やたらうるさい人が居て、無理に会話をさせられていたような・・。4人が3人になったのは、我々3人は全く介護不要だから。要支援の認定は受けているものの、食後の薬の介護(薬の保管付なので、殆どの人が受けている)、部屋の往復、などなど。とにかく、ほっておける3人を窓際に集めたらしい。食事中、用があって介護士を呼ぶことも殆どない。
おまけにこの3人、今は、格別の用事がなければ話も殆どしない。向かいに居るOさんは耳が少し遠いので、私の話しかけに返事をしないこともあるし、隣のIさんは、ちょっと風変わりな人のようで、あまり話が好きではないようだ。私は普通に話は好きな人間だと思っているけれど、耳の遠い人と長い話をするとひどく疲れる。気を遣いながら話をせねばならない人とも、最近は面倒。認知症の人はさらに気疲れする。自分と家族のことばかり話す人は嫌い。
入院していたお友達が先週退院したので、彼女とちょっと話をするくらいで・・自分がだんだん寡黙になっていくのが怖い。会話しないことは認知症の原因になるかも、とも言われる。適当に、介護士やケアマネさんとは会話をしているので大丈夫かな?

特急「あずさ」終着駅はきつと秋  KUMI
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彼岸中日

2023年09月23日 | 俳句
天気 曇 25℃

突然のように気温が下がり、暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもの・・などと感心してはみたものの、彼岸過ぎたら又残暑が帰ってくるらしい。
突然の気温下降は、私の体がついていかない。おまけに免疫療法後3日目、そろそろ薬の効果がじわじわと効いてくるのか?副作用もじわじわと。

写真は夫と、いつものように富士山麓へ両親の墓参りに行ったときのもの。東富士有料道路の途中で車を一時停止させた覚えがある。本当は停車も禁止の高速道、でもあまりにも富士山がすっきり見えたので。2018年だった。
翌年が夫と行った最後になるのだが、その日は雨で、墓参の時の富士山の写真はない。年に3・4回は行っていて、墓参ついでに温泉へ寄ったり、忍野村や富士五湖を巡ったり、ま、墓参を兼ねたレジャーのようなものだった・・
夫がその墓地へ入って3年。納骨の時は私もまだ体力があったけれど、今はもう、車に乗せてもらっての墓参の往復でも多分無理な気がする。最後に夫と墓参したのはこの富士の写真の翌年・2019年の秋彼岸だ。もう、がんに侵されていたかもしれないが、車の運転も出来たし、帰路にいつもの温泉へ寄ってゆっくりして帰宅した。
せめて、今日は仏壇の花くらいは新しく・・と思ったものの、目眩が酷くて昼近い時間にクラりと倒れそうになって、外出は諦めた。ごめんなさい、般若心経だけで許してね、と夫の写真へ謝って。

雨音の静かな墓域秋彼岸  KUMI

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