KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

八月尽

2012年08月31日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

やっと8月が終わった。一年でいちばん辛い思い出しかない月、何だか終わることで少しは元気になれそうだ。
相変わらずの残暑、その上に雨が20日も降らないので人間だけではなく大地も乾燥しきっていて、まさに東京砂漠。利根川水系では水不足の心配も出ているという。多摩川は何とかまだ大丈夫のようだが。

午後には「ところにより雨」の予報、「ところによって」欲しい、と思ったのに相変わらずの旱天。ところが・・午後、裏の廊下から、北の埼玉方面を見ると黒い空が広がっている。


ラジオで、川越では大雨注意報、などと言う。
多摩は結局、「ところに」よらなかった。木々も草も乾ききってしまい、桜の幹をのぼっている蔦が枯れていた。マンションの裏庭の咲き終わった百合も枯れていて。
9月になったら少しは雨が来てくれるだろうか。

ため息をついて八月尽きにけり  KUMI
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黒い蕎麦

2012年08月30日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

昨日の続き。
昨日の吟行句会、昼食と句会場は御岳駅に近い旅館の部屋を借りた。この旅館、なんと築80年という建物で、大きくはないけれど館内はなかなか風情があった。食堂は立ちよりの客にも昼食に蕎麦を出している。ネットで見たらこれが名物、というので楽しみにしていた。
その蕎麦が写真のような真っ黒なものだ。北海道音威子府(おといねっぷ)産を現地で打った蕎麦なのだそうだ。あまりにも真っ黒なので「烏賊スミ入り?」と言う人も。蕎麦の実のすべてを挽いて粉にしてあるのでこの色なのだそうだ。
ともかく、長く生きていてここまで黒い蕎麦は初めてだった。

写真は天ぷら付きの盛り蕎麦。私は普通の盛り蕎麦をとったので、仲間のものをカメラに。
味は・・何とも不思議な味だった。蕎麦好き、という訳ではないので味が良いのか悪いのか、ちょっと判断がつかない。手打ちではないのがちょっと残念。
そして・・申し訳ないけれど、蕎麦に乗っている海苔が良くない。蕎麦と同じ色に変色していて、いかにも古い。私は海苔の産地で育ったので、まずい海苔の乗った蕎麦なら、海苔ナシの方がいい。取り除いて食べた。
などと、あまり良くないことも書いてしまったので、旅館の名は出さずにおく。
ともかく、不思議な蕎麦だった。

川風の爽やかに築八十年  KUMI
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武蔵野探勝・御岳渓谷

2012年08月29日 | 俳句
天気 晴

虚子の武蔵野探勝をたどる吟行句会、今月は御岳渓谷へ。
虚子一行も同じ8月末の残暑の日に行っている。
さて、今日も残暑厳しく、80年前と多分あまり変わらない渓谷の風景を眺めて涼風をたっぷりと味わった。・・のだが、ちょっとした手違いで、渓谷へ降りる前に延々と青梅街道を歩くことになってしまった。それでも渓谷の水音が聞こえるし風は少しは涼しかったので助かった。でも汗びっしょり。

夏休みとあって、水遊びの人たちがちらほら。カヌーは多分、昭和初期にはなかったろう。でも、子供たちが岩から深い淵へ飛び込みをしている風景は、きっと昔と変わらなかったかも。


次々と飛び込んで水煙を上げていた。大人がついていたが、地元の子なのか、都心の方から来た何かのグループの子供なのか、対岸だったので良く解らなかった。が、今どき東京では珍しい光景だろう。
子供の頃、漁船の甲板から海へ飛び込む遊びをしていたことを思い出した。私は怖くて、鼻をつまんで足からドボン。この子供たちは、豪快に頭から飛び込んでいた。
久しぶりに水をたっぷり眺めた。

夏休み終る飛び込み上達し  KUMI
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朝顔の異変

2012年08月28日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

少しだけ雲の出た日、でも昼間外へちょっと出たら熱風が吹いていた。

7月に朝顔市で買った朝顔、その後も丁寧に蔓を巻きつけたりして大事に育てて楽しませてもらった。
ところが、今月初めに猛暑が続いたらつぼみが落ちてしまった。それが、数日前、朝晩涼しくなってからまた咲き始めた。派手にたくさん咲いてくれているので、さすがに朝顔は秋の季語、などと喜んでいたら・・今朝、またつぼみがポロポロと落ちてしまい、明日咲くのは一輪しかない。いつもなら、9月まで咲いてくれるのに・・
水はきちんとあげている。毎年同じ育て方をしていても、今年の暑さには勝てないのだろうか。
夜には虫の声も増えてきた。あと少しの辛抱だろう。

風を待つやうに漂ふ秋あかね  KUMI
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秋を探しに

2012年08月27日 | お散歩写真
天気 晴

東京は連続17日の熱帯夜なのだそうだ。今週いっぱい続くという。多摩の方は熱帯夜は解消していると思うが、朝から室温30℃。雨が降らないのでマンションの建物ごと熱気を含んだままのようだ。
そんな訳で散歩もせず、週1回の太極拳だけでは運動不足になるばかり・・と思い、今日は暑さ覚悟で9時ごろに家を出た。本当は早起きして食事前に散歩に行けば良いのだろうけれど、それが出来ない。トシとったら早起きになる、なんて嘘である。

公園に行けば少しは秋らしさを感じるかと思った。白い木槿が青空に映えて、少しは秋らしい?
でも、花壇のサルビアの色も、池のほとりののうぜんかずらも暑苦しい。




見上げると銀杏がたわわ。少しは秋らしい色になっていた。


さすがに、公園の木陰の風は少し涼しかった。でも・・行き帰りの道はまったく風がなくて。
あと一週間の辛抱、という天気予報を信じることにしよう。

今日もまた、使いたくなる季語は「残暑」と「秋暑し」ばっかり。

富士山の噴火の噂秋暑し  KUMI
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