天気 曇
写真は、2017年に撮った散歩道の公園の皇帝ダリア。日付からすると11月の同じ時期なので今頃咲いているはずだが、その後の台風で倒れてしまった。で、今はどうなっているのか、復活させたかどうか知らない。数本が見事に咲く一画で、楽しみにしていた。個人宅の庭へ咲かせているのは、この近くでも見るけれど、何しろ大きいので写真には出来ない。上の写真は、公園なのでかなり遠くから見上げ、ズーム目いっぱいで撮ったのだと思う。
季節が変わろうとしてなかなか変わらないままの短い秋。秋の花は咲き遅れたというから、薔薇園はまだ見られるのかもしれない。
不思議と、どんな花も再び見に行きたい、と思う気分にはならない。もうその気力がない訳ではなく、今の体力で無理をして連れていってもらっても自由に歩ける訳でもない。元気な人は簡単に「車椅子で行きましょう」と言ってくれたりする。そこまでして、どうしても再び見たい、と思うことがない。認知症の始まり?と思ったりするけれど、元気で歩き廻っていたイメージの自分が行く訳ではないのだから、楽しめる訳がないという思い込みかも。
これも、認知症の初期症状の「やる気が失せる」なのかもしれない。
スマホの塗り絵のバラ。
2ヶ月近く前まで同じテーブルで食事していたOさんが、入院先から帰ってきた。何しろ彼女は耳が少し遠いだけで、ここでは珍しい「健常に近い」人だった。でも。ちょっと尻餅をついただけ、と思った転倒だったのに、骨折したようで、入院~リハビリ。歩行器で歩くようにはなったけれど、頑張れば又、歩けるようになるかも。認知症がない人はリハビリする元気さえあれば大丈夫。
テーブルが変わったのでゆっくり話せないが、ともかく、車椅子の人が増えて増えて・・食堂は狭くなる一方だ。2年前、介護ホームに変更してから、当然ながら要介護の人優先になり、認知症の新しい入所者も増えるばかりで・・
車椅子にならなくて退院出来たOさんに、ほっとした。
何度も言っているが、高齢者に転倒はいちばんの大敵。私は転んだり躓いたことのないのが自慢だったが、姉を含めて周囲には転倒が原因で大変な思いをした人が多い。誰だって転びたくて転ぶ訳ではない。最近、私は心臓のせい?歩行もおぼつかなくなったが、緑内障の視野狭窄が進み、右眼がかなり不自由。気を付けるほかに方法はない。
蒼天へ近づき冬の薔薇孤高 KUMI