KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

詐欺防止、とはいえ・・

2023年03月30日 | 俳句
天気 晴れたり曇ったり

写真は、一昨日の公園の遊歩道。昨夜の雨でもっと舗道は花びらまみれになっているかも。

さて、今日は高齢者のひっかかる詐欺の防止の余波を受けて・・
銀行でのキャッシュカード振込が出来なくなった。私に断りもなく、私の名義のカードの使用を制限したのが許せぬ。
少し多めに金を送る用が出来て、午後、すぐ近くのいつもの銀行のATMへ。ここの銀行、駅前にあったのだが去年、隣の市の支店に併合されてしまった。よくある話。でも近くに器械があれば年金を引き出すことは出来るので、まあ日常的に困ることはあまりない。
ところが、今日は、ちょっと多額(私にとって)に振込む必要が出来た。で、いつものようにATMへ行き、カードを入れて操作したのに、いつも使っているカードが使えない・・「窓口へお出でください」と出てきたカードに書いてあった。ふざけんじゃないよ窓口はもうないでしょ!! と心で叫ぶ。もっとも、声に出しても回りには誰も居なかったけれど。
カードがおかしいのかと思い、いつものように現金を引き出したら、いつものように現金は出てきた。通帳の残額は問題ない。何しろ施設の毎月の入所費用を引き落す通帳なので、残高は間違いない。
仕方なく、銀行へ電話してみた。「1年半、振込に使わなかったカードは、振込み機能を使えなくなるようにしています」
あらそう。そんな連絡、あったっけ?多分、連絡してくれたかもしれないが・・家を売ったあと、1年半だか2年前だか、何度もカードは使っている。ひと言くらい「使えなくなります、よろしいですか」と断ってくれてもいいのでは? 随分と利用させてもらい、老後の取引銀行はひとつにまとめた方が楽、と選んだ銀行なのに・・詐欺には関係ない老人だっていうのに。以前の支店の顔見知りの行員なら、そんなことくらい解ってくれていたと思う。

滅多に振込など操作したことないのに振込む人が、一番怪しいのだそうだ。
もう!私はだいじょうぶだってば! え?どこへ送金するのか、って、そんなことまで言わなきゃならないの? 送金先が詐欺師でないことだけは確かですよ。ムカついたので言わなかった。

ひとまず、カード振込再開の手続きの書類を書いて提出して欲しい、と言われた。新しい支店は、隣の市とはいえバスで行かねばならないし、支店の場所も知らない。というか、あまり馴染みのない街なのだ。体調悪いのに無理して行くのも・・急がないので郵送で済ませることになった。

いとひらの流れてやがて花筏  KUMI
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追憶・向島百花園

2023年03月29日 | 俳句
天気 曇一時晴

一昨日の向島百花園のスカイツリーと同じ方角の写真。
今日の昼過ぎ、高校野球を見ようとテレビを付けたら、東京都の広報番組の時間だった。そこで、たまたま向島百花園のこれと同じ風景が映っていた。池の手前の奥がスカイツリーのいちばん良く見える位置。(一昨日の写真)テレビは数日前に撮ったのか、土橋のそばのオオシマザクラはこの写真ほどには咲いていなかった。奥の桜はソメイヨシノ、手前がオオシマザクラ。
ちなみに、大島桜は伊豆大島(東京都)が原産地で、花より先に出る葉っぱは塩漬けにして桜餅に使われる。墨堤そばの長命寺の桜餅は今も東京名物。

百花園は懐かしい・・隔月ながら、長く続いた句会で欠かさず参加していた。最初は主宰のごく個人的な句会に、一年間参加させていただいたのがきっかけで始まった吟行句会だった。
今頃の花を少し撮っていた。白花蒲公英・芽柳・花キブシ。




最後の参加は、夫が亡くなった月のこと。まだ納骨も済んでいないのに句会?ということになるが、納骨を待つだけの日曜日、誰も来ないようだし、何もすることがないし、夫のお骨と家に籠るのがもったいないような小春日和。で、止める人が居る訳でもない独り暮らしだ。いいなあ、独居というのはこういう風に自由に行動出来る・・などと感心し、久しぶりに句会の準備をしていそいそと出かけたことを思い出す。

その日の句の一つ(半日で吟行句10句投句)

愚かなる者へ躑躅の返り花  KUMI

後日、この句は結社誌へ投句して主宰の選に入り、掲載された。
自句自解はしない主義なのだが、「愚か者」は、夫の納骨前に句会へ、という自分への自戒のつもりだった。

この句会参加が、百花園の最後となった。 明けて1月には私の体調が悪くなり、片道1時間半はかかる百花園へはもう無理・・と思っていたらコロナ禍。どこの句会にも行けない日々となり・・秋に私はホーム入所、私の暮らしも変わり、体調も下り坂になっていき・・
あの百花園で、久々に会った古くからの句友Aさん。昨年、突然の訃報が飛び込んできてびっくりした。年齢は私より2歳若く、ご主人を亡くされて寡婦になって間もなかった。そしてご自分も手術をされて・・でも元気だった、私よりは。寡婦暮らしの先輩として色々と話を聞き始めたばかりだったのに。あれきり会えないまま別れたので、百花園の土橋の近くで久々に再会した時の映像が鮮明に思い出される。
「吟行しないと句の作れない私たちって、年とって動けなくなったらどうなるのかしらね」ということを、泊りがけの句会の往き帰りの電車などでよく語りあったものだ。
彼女は先に逝ってしまい、吟行せずに句を作る日々をあまり経験せずに済んだようなもの。私は、非常に困っています。でも、かの世で主宰に会えて、羨ましいこと。
向島百花園には、主宰と彼女の思い出が眠っているような・・

芽柳をくぐれば土橋すぐそこに  KUMI
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雨上がり

2023年03月28日 | 俳句
天気 雨のち曇

写真は、近くの都立公園の枝垂れ桜。

友人父子が車で来てくれて、天気が良く私の体調が良ければお花見に・・という話もあったが、雨は上がらないし体調も今ひとつだし・・ということで、車の中からの花見となった。
その前に、腹ごしらえ。滅多に寿司など食べられない私には久しぶりの近くの寿司屋へ。この寿司屋、「回る寿司」から、紙に注文してカウンター越しに皿を渡す形式になってしまった。でも、この方が安心して食べられる。回る皿は、どうも落ち着かない。最近は何やらイタズラをするヤカラも居ると聞くし。食べた皿を撮るの、と笑われたけれど、久々でウキウキし過ぎて皿の寿司撮り忘れたので。無論、3人分です。


先日行った国立・大学通りを車で通る。毎年のように行ってはいても、満開の時期に桜の下を車で通るのは初めてだった。雨の中を歩く花見人はさすがに少なかった。

ちょっと違う風景に見えた。桜も、まだ満開状態を保っているようだ。

雨は上がりそうな明るさになったので、いつもの散歩道の公園へ行ってみることに。いつもなら人の多いこの時期なのに、さすがに雨では人影すらなく、いつも満車の駐車場もがらがらだった。
歩き始めたら本当に雨は止んだ。日差しはなかったものの、桜満開。この公園も古木が目立ち、もう花が咲かなくなったのか伐採された木も。
そんな中で目立つ古木。


公園入口の花壇も見ごろになっていた。

この三日、目眩耳鳴り動悸に悩まされ続けていたのに、雨が上がったら耳鳴りがかなり遠のいた。公園を一巡りしてみたら、だんだん息が楽になってきたのにはびっくり。桜には、人を元気にする力もあるのかも。

それぞれの丈に咲きたるチューリップ  KUMI
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花冷えにダウン

2023年03月27日 | 俳句
毎日曇天の花冷え。私はもう、目眩耳鳴りマックス状態で、耳鳴りは「蝉時雨」どころか「蝉豪雨」。国立まで行った日が夢のように思えた。今日は、かなり耳鳴りも低くなってきた。
「春のうららの隅田川」の写真を蔵出し。といってもそう古くはない。今のミラーレスカメラを買い、使い心地を試していた頃だと思う。年に何回も句会では通る道の桜を撮りたくて、わざわざ一人で浅草~百花園までカメラ散歩した日のもの。

隠し撮りのちょっと素敵な写真。隅田川からちょっと入った路地で、車を待っていたらしい花魁姿。珍しく、観光客の外国人たちに気付かれなかったようだ。かなり離れていたが良く撮れた。承諾を得に行って、許されたかどうか・・


で、このブログを書かなかった日々は本当にフラフラだった。その間に身内が久々会いに来たり、館内に風邪(コロナでもインフルでもない)が流行してしまい、色々あったり。
今日はネット句会の日、事情で、まだその途中です。とりあえず、眼の保養の写真を。
向島百花園からのスカイツリー2枚。午後は逆光になるので、あまり良く撮れない。何十回と句会で訪れていたのに、この風景をデジ一で撮ったのは初めてだった。主宰との句会を思い出してしまう。まだスカイツリーは工事中だった。



(句は今日の句会から。題は「後」)
背後よりわれを消すごと花吹雪  KUMI
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花に雨

2023年03月24日 | お散歩写真
天気 曇のち雨

午後から雨になり、週末は雨でお花見は水を差されたようだ。大体が、早すぎる満開。写真は2015年の3月30日の井の頭公園。週日というのに午前中から人手が凄かった。みな、慌てて花見を・・という感じだった。


この年も開花が早くて慌てたものだ。井の頭とこのあたりとではさほど開花日に差はない。それこそ、同じJRの沿線なので、桜前線は東京駅から西へ、電車に乗ってやってくる。このあたりまで3.4日はかかるだろうか。それが、今年の桜前線は急行に乗ってしまった感じだ。部屋の窓からも遠くに大木の満開の桜が見える。



今朝の富士山は、そろそろ雪融けを迎えていた。


一昨日だけはあんなに良かった体調、昨日からは元の「エンジン不調」へ戻ってしまった。数字に出るものは体調悪化を示さないので、とにかく悪いところは悪いままに生きていけるのですよ、ということらしい・。
今日は訪問医の診察の日、今度のドクターは皮膚科も兼ねているというが、慢性化したひょう疽の指の具合は「治療中はなかなか治らないと思いますよ」とのこと。最近は夜中にズキズキ痛み眠れないこともある。3回ほど、寝る前に、カロナール2錠を飲んでしまった。免疫療法の副作用の発熱・頭痛の時に飲む薬。でも、最近は発熱もないし頭痛も耐えられないほどのこともないし・・指の痛みのために飲んでいた。ところが、顔なじみの薬剤師に「1個にしてください、2個は多いです」と言われてしまった。
やっぱりねえ、よく効くと思ったら、多かったのだ。
自己免疫の力を強くして最悪の細胞を退治してはくれても、指1本に棲みつくくらいの細菌は見逃す? 仕方ないか。指1本を救うためにがん治療をやめるのも・・訪問医は冷淡に事実を離すだけかもしれないが、免疫療法を選んだのなら副作用くらい我慢しなさい、私は関係ない、と突き放されたような・・考えすぎ。

台所仕事はないし、字を書くこともないし、一番面倒なのは右手で箸を使えないこと。せめて、料理の入った状態の椀や茶碗を右手で持てるまでに回復してくれれば有難い。片手だけしか使えない障害者の人も近くに居るので、私の方がマシ、と思ってみたり。

明日から気温が低くなるという。やはり、早く咲いてしまった桜には気を付けなくては。花冷えは体に良くない。

花の雨先ずは舗道を濡らしゆき  KUMI
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