八月尽

天気　晴

こんな青空が見たい・・と思う。先週行った高原の秋の青空。

秋には無縁の猛暑が明日まで続くという。用もないので外へ出る気になれず、何だか心身ともに夏バテ状態だ。夏バテには効く？かもしれないと思い昼にはカレーを作った。食欲はあるからまだ大丈夫かも。
長い長い八月が終わる。色々思い出したくないことばかりのこの月、終わるとほっとする。そして毎年だんだん暑さが厳しくなってくるし。ともかく明日からは九月だ。

たましひの削られてゆく残暑かな　　KUMI

落花生

天気　晴

今の時期になると、毎週配達される有機野菜に、千葉産の生の落花生を注文出来る。このあたりでは手に入らないので有難い。房総育ちなので落花生は馴染深い。畑をやっていた次兄が元気な頃にはよく送ってくれたものだ。その次兄もあの世へ行ってしまった。

写真は、茹でたあとに撮ったので色が変ってしまったけれど、とにかく茹でるのがいちばん美味しい。落花生、というと殻付きでも炒ったものしか売っていないから、茹でて柔らかいのを初めて食べた人は「柔らかくて気持悪い！」と思うか「美味しい！」と思うかの二つしかないようだ。前者の方が多いらしい。
落花生はもともと柔らかくなるもので、炒って固くなってピーナツになる。私は、大人になるまで「落花生」と、おつまみなどの「ピーナッツ」は別のものだと思っていたくらいだ。
生を殻のまま30分ほど、多めの塩を入れて茹でる。殻の尖ったところを親指で押すと真っ二つに割れるので剥くのも簡単。薄皮も柔らかくなるから、炒ったものみたいに薄皮を剥く必要もない。
母がよく作ってくれた落花生味噌も、茹でたものを甘い味噌でからめて煮る。
今回は茹でただけで全部消化してしまった。もう一度、注文したくなった。

落花生茹でてちちはは兄のこと　　KUMI

百日草・ジニア

天気　晴

少しは散歩しなくては・・と、ちょっと暑いけれど公園まで行った。
暑くても日光は浴びなくてはカルシウム不足になる。日焼けは困るので薄い長袖は着て出る。手袋までして日光に完全武装の人が居るけれど、手の甲に日の当たるだけでも効果はあるのだそうだ。全身装備の人に出逢うと「骨粗しょう症になりますよ」と声をかけたくなる。
ただ、私も手の甲は焼けたくないので、薄く日焼け止めは塗っている。

公園で今いちばん目立つ花はカンナとマリーゴールドと百日草。マリーゴールドはなぜかあまり好きではない。百日草は好きな花、でも、最近は「ジニア」と言い、花丈も短くなった。
こんな花は昔はなかったような・・

カワセミが池の対岸に出てきたのでベンチで近づくのを待っていたが、もう朝食は済んだのかすぐに林へ消えてしまった。

犬が犬吠えてゐるなり花カンナ　　KUMI

秋めいて

25～27日と「避暑」のつもりでいつもの新潟・魚沼へ。
なんのことはない、出かけた日から東京は涼しくなったのだそうだ。が、あちらは晴天だったから良かったのかも。

26日には久しぶりに湯沢高原へ行ってみた。標高差500ｍというロープウェイを降りたら、コスモスが咲き乱れていてすっかり秋の気配だった。






高山植物園まで行ってみたものの、今はあまり花がない。
レンゲショウマとミヤマリンドウ





水辺にワレモコウがたくさん咲いていた。


涼しくてぐっすり眠れるし・・と思ったら、26日の未明に物凄い轟音に起こされた。ドカドカドカーン・・何ごと？雷鳴だ。1000ｍの土地だから雷さまもかなり近いということで。どこか近くへ落雷したのだろう。眼が覚めたら今度は静か過ぎて眠れなくなった。
日本中、ゆったり穏やかなところはないような、この時期の天候だ。

高原の風に増えゆく秋あかね　KUMI

珍しく・・

天気　曇

曇天なのに、午前中は富士山がぼんやりと見えた。昨夜から朝方までかなり降ったので空気が綺麗になったのだろう。何日ぶり？と思うくらい、晴れていても見えなかった。
あのうるさかった熊蝉が、昨日から鳴かなくなった。たった一匹だったのにイライラしたのが嘘のようだ。短い蝉の命を終えたのだろう。今日はみんみんもあまり鳴かず、蝉時雨となる油蝉にまじって蜩がよく鳴く。みんみんも寿命が尽きたのだろうか・・熊蝉さん、うるさい、などと言ってごめんなさい。

暑い暑い、と言っても、やはり処暑過ぎると朝夕の空気は違ってくる。

八月の遠富士見えてゐて寧し　　KUMI