花散る

天気　曇一時小雨

まさに花冷の一日。それでも、夜分には雨が降ったのか、家の前の桜は散り始めた。
もうひとつ、家の窓から通りの向こうに見える椿の木も、かなり散ってきた。今日は日曜なので管理事務所の掃除夫さんがお休み、週日ならば落ち椿はきれいに掃かれてしまう。桜も、どっと散ってきたら通路はきれいにしてくれるので（普段は有難いけれど・・）花屑で家の前の小道がいっぱいになる風景はなかなか見られない。

家に居ればしくじることが多くて、自分が情けなくなって、何だか暗い曇天のような気分の一日だった。

咲き満ちて散る刻を待つ花の冷　　KUMI

枝垂桜

天気　曇時々雨

花冷・花曇、おまけに時々雨も。
なぜか、家の前の桜は満開状態が数日も続いている。今日はその桜を眺めて過ごした。なので、写真は昨日のお散歩のもの。
すぐ近くの、夫婦で世話になっている都立医療センターの枝垂桜だ。
この花には色々な思いがある。

今年はいつもより10日くらいは早く咲いてしまった桜、7年前に私ががん宣告を受けたのは4月半ば近かったが、満開だった。桜を見ながら病院へ結果を聞きに・・おおよそ、結果は解ってはいたものの・・帰りにまたこの枝垂桜を眺めながら、来年もこれを見られるだろうか、と思ったものだ。
そのあとに長兄が突然亡くなったり、手術があったり・・それに続く治療の日々。1年経って、すっかり脱毛した髪がかなり生え揃ったころに、またこの桜の下を一年後の検査に。
ともあれ、7年を生き延びた。先のことは解らないながらも、この桜をまた見られたことだけは幸運なことだ。
まだ咲き揃ってはいなかったので、満開の頃にもう一度、散歩がてら見に行こうか、とも思う。去年末にペット検査をしたので、今年は手術月の検査はない。

帰路に寄った市の公園の桜は、もう散り始めていた。

明日も天気は悪いらしいから、次のお花見は来週に持ち越しだ。

時折は鯉の押しやる花筏　　KUMI

デジブック 『桜・大学通り』

26日に行った大学通りの桜の写真、枚数は少ないのですがデジブックにしました。

デジブック 『桜・大学通り』

ご近所の桜

天気　晴

昨日のあの寒さは何だったの？と恨みたくなるような暖かい花見日和。

午前中、太極拳に行った市の施設の近くに、上の写真の大木の桜がある。この場所は「東山道」が通っていたところとして史跡指定されていて歩道が幅広くとってあり、そこの真ん中にこの古木が残されているのだ。
帰りに写真を・・と思っていたのに、開始が朝9時からという忙しい時間だったので、カメラを忘れてしまった。
で、午後に改めて写真を撮りに出かけた。
この木だけ、というのはもったいないのでいつもの公園へも足を伸ばした。ソメイヨシノは無論のこと大島桜がもう満開だった。ついでに、枝垂れ桜もかなり咲いていて。






実は、この公園、3月になったら広い芝生のど真ん中を掘っての配管工事とやらが始まってしまった。今年度中（3月末）に終わるらしい。が、早く咲き過ぎた桜のおかげで、工事の幕が張り巡らされた前でのお花見となっていて不粋なことこの上ない。工事が終わったら桜の散る頃になってしまう。


工事中の広場の桜はあまり見ていて楽しくないので、道路を渡る橋を越え、南側へ。桜をバックにして紫木蓮が咲き始めていた。午後には逆光となる場所、いつも午前中に行くので、ちょっと違う風景を見る気分になれた。




来年も同じように見られるかどうか解らない桜、もう少しどこかへ見に行きたい。

たつぷりと桜見てきしなほ見たし　　KUMI

吟行句会・野川公園

天気　雨のち曇

いつもは小田急沿線での吟行句会、今日は企画してくれる仲間が居て春の野川公園で・・ということになった。
最近はあまり行かなくなったが、我が家から近い。車で送ってもらえば15分ほどで着く。おまけに今年は桜がちょうど満開になったし、天気が良ければ、9時ごろに家を出て仲間の着くまではカメラ三昧・・と、勝手に予定を描いて楽しみにしていた。
昨日の天気予報では曇・午後は少し雨になるかも、という。
で、今朝は「雨が降ったり止んだり」という予報だった。しかしひどく寒い。これではカメラは無理、と諦めた。真冬の寒さなのでしっかりと防寒のいでたちで出かけた。が、雨については折り畳みの傘を持っただけで。
家を出たときから降り始めていて、着いてからはどんどん強くなる。油断していた。まさか雨が強くなるとは思わずに、暖かい靴を選んで履いたのが裏目に・・情けないことに、歩いているうちに靴の中に浸水してきた。この寒さで足元が濡れてはたまらない。大雨の吟行では替えのソックスを持参するのだが、そこまでは考えなかった。雨と解っていたら、雨に強い靴を履いたのに・・

という状況で、何だか吟行の勢いが出ず、句が作れない。
結局は自分に負けたということで、句会での仲間の凄い作句力に脱帽。という一日だった。

春雨は濡れやすきもの濡れそぼつ　KUMI