KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

れんげ田

2010年04月30日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

山梨の病院に入院している先輩を見舞いに行った。
中央高速道、GWの合間ではあっても少しは渋滞するかと思ったら全く渋滞なしで助かった。
山あいを行く高速道は新緑が眩しい。所々に山桜がまだ残っている。

病院近くに到着すると、れんげ田が広がっているのでびっくりした。懐かしい・・子供の頃を思い出した。春になると田んぼはれんげの花で埋まり、花で首飾りを作ったり、田んぼで遊んだり。田起こしまでは子供の遊び場だった。
が・・考えたら、この時期に田起こしをしていないということは・・休耕田なのだ。ちょっと寂しい。

先輩の入院している小さな病院はホスピス。元気に笑顔で迎えてくれてほっとした。
富士山の白い頂きがちょっと見え、アルプスの山並も見える盆地の真ん中。心安まる地であることにもほっとした。元気で居てね、また行きたいから・・

れんげ田に盆地の風のあつまりぬ KUMI
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津軽三味線

2010年04月29日 | 旅行
27日から二日間、弘前・角館へ行った。無論、この時期だから桜が目当ての旅。
JRの個人ツァー(交通と宿泊だけセットの団体行動なし)を申し込んでから、今年は桜の開花がかなり遅い、と知った。去年・一昨年とこの日程で見頃だったのに・・。でも、連休の混雑時はツァー料金は5割高、安く行けるのが我ら年中連休世代の特権で。それに、来年の今頃も元気で旅が出来るという保証もないし。
という、桜ナシの旅。ま、桜が目当てと思わなければ楽しいこともある(と、負け惜しみ・・)

桜はまだ咲き始めだったが、弘前の町からは雪の岩木山が目の前にどっしりと。写真はホテルの部屋の窓から。10階だったので目線の高さのように見えた。



証拠写真に撮った国宝弘前城。カメラに気合いが入らず、天守の上が欠けている・・いけませんねえ。



一本だけ、咲いている枝垂桜が。証拠写真に。



この日、もっとも良かったのは、夜の居酒屋での津軽三味線ライブだった。
ホテルの近くの「山唄」という本当に庶民的な居酒屋。早めに行ったつもりなのに、もう席はかなり埋まっていて舞台横のカウンターに案内されてしまった。
飲んだり食べたりしていると6時から演奏が始まった。なんと、演奏するのは居酒屋の従業員の若者たちだった。師匠らしい年輩の人も来て、ライブはみごとだった。



津軽三味線は、一度だけ大ホールで聞いたのと、TVで見たくらいしか知らなかった。地元で、しかも近くで聞くのとは全く違う。訓練されたばち捌きから出る音は、何だか懐かしくそして涙が溢れそうなほどに日本人の心を捉える。

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明けて28日。
弘前からこの時期のだけのイベント列車があり、JRから秋田内陸縦貫鉄道を通って角館まで行く。3時間以上かかるこの列車に乗るのがこの日の楽しみだった。
8時過ぎに出発なのだが、自由席で2両しかない。かなり混雑するというので朝食もそこそこに駅へ行ったら・・我々が一番早かった。寒いホームで30分も待った。車内はガラガラ。天気も悪いし桜は咲いていないし、ということだろう。



雨が強くなって、風景は残念ながらすっきりとはしなかったものの、残雪の山を越え雪解川を越え、楽しめた。これだけ雪が残っていては角館の枝垂桜が咲いている訳もない。



角館では、なぜか雨が上がって青空になった。枝垂桜は咲いていないし、雨に濡れて・・では惨め過ぎる旅になるところだった。桜のない武家屋敷通りは寂しい。満開までまだ1週間以上かかりそうだ。これまた、気合いの入っていないコンデジ写真。



ということで、夕方の新幹線で帰宅した。
来年こそ・・という考えもあるけれど、桜を求めての旅はギャンブルだ。咲いているかいないかの判断も難しいし、咲いていても雨になれば花見とはいかない。
ま、人生旨くいかないことは長く生きていれば良く解っていることで。そして、去年の高遠のように素晴らしい天候と満開に出逢うこともある訳で。

瀬に踊り瀞にたゆたふ雪解水 KUMI

コメント (4)
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春が来た・・

2010年04月26日 | お散歩写真
天気 晴

ようやく春にふさわしい陽気になった。風に冷たさがない。
洗濯物が良く乾く。洗濯は大好きだ・・干すのは。新緑を眺めながら干していくのは気分がいい。
通りを挟んだ向こう側に八重桜が咲いていて、今日は満開に近くなった。いつもならもう終わる時期なのに。

明日から久しぶりに遠出する。

八重桜いのちの話など少し KUMI
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うこん(鬱金)桜

2010年04月25日 | お散歩写真
天気 晴

昨日よりも暖かくなって、それでもまだ4月上旬の気温という。が、寒い日が続いたので春らしさを感じた。
公園に鬱金桜が咲いている、と夫が言うので見に出かけた。家の前の八重桜が見頃になっていて、公園のでも何本かの八重桜が咲き誇っていた。2本の鬱金桜も満開だった。開き始めは少しピンク、咲き満ちると薄みどり色になるようだ。不思議な色の桜だ。





公園の真ん中にはいつものこの季節のように、大きな鯉のぼりが。
新緑を背景にして気持良さそうに泳いでいた。
こんな日が何日か続いて欲しいけれど、今日で終わりらしい。



蒼空に鬱金桜の昏さかな KUMI
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吟行句会・深大寺

2010年04月24日 | 俳句
天気 晴

ようやく青空と日差しが戻った。
が、風はまだ冷たくて、4月半ば過ぎとは思えない陽気だった。ともあれ、真冬から解放された気分にはなれた。
吟行句会で深大寺・神代植物公園へ。
集合場所の山門あたりも、新緑が眩しかった。



山門前は、まだ人出も少なく、蕎麦やさんは準備中だったり。
今のNHKの朝ドラが地元調布を舞台なので、この風景もそのうちに全国に放送されるかも。



深大寺も神代植物園も、昔から良く行っている。もしかしたら、長い間もっとも親しんできた場所かもしれない。
薔薇園はまだ花が全くなかったものの、今は八重桜と咲き始めた牡丹がみごとで、青空の下に眩しかった。
今日はコンパクトデジを持っていたので少しは写真も・・と夢中になってしまい、俳句の方は・・おろそかに。こんな桜を見たら、句よりもカメラ、になってしまう。反省。



今日の句会は、参加者が私よりも句歴では先輩が多いのとてもキビシイ。毎月参加は出来ないものの勉強にはなる。けれど、句会の厳しさもあってとても疲れる。ま、それも修行のうち。いつになっても句修行は続く。

鶯のこゑのつまづく風の中 KUMI
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