KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

ちりめん山椒

2017年01月31日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

たかがちりめん山椒、されどちりめん山椒。
私はちりめん山椒が大好き。ちりめんは、関東では「しらす干し」ということになる。それを山椒入りで煮詰めたふりかけ。いつも、毎週配達の自然食の会社で、京都のものを注文して、欠かさないようにしている。少し値段はお高いけれど、ご飯にも良いしおにぎりにも良い。他にも、色々と使えて便利だ。
こちらでも似たものは売ってはいるけれど、あまり美味しと思うものがない。大抵は添加物が多いので私には口あたりが気に入らない。

で、上の写真は、先日「成城〇井」で買ったもの。このお店は添加物なしのオリジナル製品もあって、ジャムなどは安くて美味しい。ちりめん山椒も、私がいつも買っている京都の品と同じ値段で量は倍以上。
ならば、いつものようにケチケチ食べずにたくさん食べられる・・と欲を出して買ってみた。
今朝、それを初めて食べてびっくり。
単に甘すぎる柔らかい佃煮で、私がずっと食べていたちりめん山椒とは似て非なる味。二口食べて、あまりにも砂糖の味が濃すぎて気持悪くなった。調味料以外に添加物は何も入っていないのに・・包装を見直したら「柔らかく炊きあげました」とあるから、ふりかけにはならないし。
おかずは、梅干しに変更した。

残りは全部捨ててしまった。無論、これを美味しい、と思う人が居るから売っているのだと思う。私の口に合わないだけのことだとも思う。
結局は安物買いのなんとやら・・淡路島産、国産山椒(中国産ではない)とあるのに騙されたかな?

寒卵ふたつ厨の朝に置く  KUMI
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探梅

2017年01月30日 | お散歩写真
天気 晴

真昼には18℃くらいになる、と言われて、11時ごろ久々カメラを持って散歩に出てみた。上の写真はスマホ。
予報ほどには(私には)暖かさは感じなかった、というか雲が出てきて日差しが遮られる時間帯だったようだ。帰宅したら、とても暖かくなり、暖房はまったく不要だった。

今日は、風の強い公園を避けてハケ(崖)を下り、武蔵国分寺の方へ行ってみた。今年初めてのこと。境内の梅はチラホラ。庭には何にも咲いていなかった。梅を探すということで「探梅」という季語がある。まさにそんな感じだった。ただ、探梅の意味には寒さも入っているけれど。
行く途中に咲き始めた梅の木があって、メジロがきていた。連写の中で唯一ピントの合った一枚。動きを止めてくれないから困る。


講堂跡の芝生広場は、整備、と称して何か工事をしている。このままのだだっ広い空間のままで良いのに・・
と、広場の近くに住む猫が言っておりました。ちょっと怖い顔で。


帰路の途中で、何とも良い香りがしてきた、まだ臘梅が咲きのこっていたのだ。


写真の材料はあまりなかったけれどちょっと春を感じさせてくれた5000歩の散歩。
呑気な・・でも、我が家の方にも大事が起きそうなことがあり、あまり楽しめない気分で帰宅した。
辛いことは何ごとも修行、修行。と乗り越えている、と、後輩が寒中見舞いの返事に書いていた。はい、何があっても修行に耐えます。後輩に教えられた。

臘梅の花の終ひを濃く香る   KUMI
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凍滝(いてだき)

2017年01月29日 | お散歩写真
天気 曇がち

写真は、5年前の1月13日に撮ったもの。
今日のTVニュースで、茨城の袋田の滝の映像を見た。凍ることで有名な滝、寒波のときには80%凍ったらしいけれど、このところの四温でかなり緩んでいた。
一度見に行きたいと思いつつ、日帰りでは無理なところなので結局実現しなかった。
袋田ほどの規模の滝ではないけれど、簡単に行けるの凍滝が都内にある。檜原村の払沢(ほっさわ)の滝。「日本の滝百選」にも入っている。
我が家からは車で2時間とはかからない山奥。バス停からも駐車場からも渓谷沿いのちょっとアップダウンのある遊歩道を20分ほど歩けば、誰でも行ける。無論、滝が凍るくらいの場所なので、それなりに雪道へ行くくらいの装備は必要ではある。
今までに数回行っているけれど、一眼にしてからのこの写真がいちばん良く撮れているようだ。

今年は、寒波の来ている先週、65%まで凍結した。100%の凍結は、もう10年以上ないらしい。温暖化の影響だろう。
でも暖かい日が続いたのでどうかしら?とさっき調べたら、今日は45%%。
4年前は正月明けからかなり凍り、80%くらいになった日に出かけた。


ズームアップ・・


その日の句   凍滝の水ひとすぢを許したる  KUMI


4段になっていて、いちばん下の26mとその上の滝が滝壺から見える。67mという全体は別の登山道を上がらないと見えないらしい。
この時は、隣りの市に住む句会の先輩を誘った。車なら一人増えても二人増えても同じこと。凍結具合と天候とを見て、明日しかない、という前日に電話して・・
初めて見た、ということでとても喜ばれた。
今年はもう、これ以上の凍結は無理かもしれない。

昨日は、一年ぶりに長い付き合いの友人夫婦が来て、おでんをたくさん作っての遅い新年会。
それこそ一年ぶりに、日常の暮らしが少しづつ戻ってきた。まだまだ姉関連は果てしなく続きそうではあるけれど。

家ぢゅうの温まりたるおでん鍋  KUMI
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四温晴

2017年01月27日 | お散歩写真
天気 晴

昨日よりも空気が暖まり、南風になった。都心や海沿いは強風でもっと暖かかったらしい。
寒がりの私にはまあまあ、という緩みかただった。
三寒四温と言う。これ、冬の季語だ。天気予報などで普段使う時は、冬が終わっていく頃の気候を言うけれど、俳句の世界では春分(節分の翌日)から春、ということになっている。厳密には春分が過ぎたら使えない季語、とっても困るのであまり使ったことがない。

午後、久しぶりに公園へ行ってみた。寒梅(薩摩紅梅)は無論満開、白梅もちらほらと咲く木もあった。池は、かなり凍っていたらしいけれど、今日はすっかり融けてしまった。




公園に隣接する小学校から、体育の授業に出てきた子供たちが。何年生くらいかな、と、芝生に座った子供たちを見ていたら、あら、お隣の子が・・。5年生だ。
何をするのかな、と見ていると、公園一周500mを使っての駅伝の授業だった。授業とはいえ必死に走る子供たちが頼もしかった。


そんな風景を見ていて、小学生の頃の忘れられないマラソン大会のことを思い出した。5年生の時だったかも。
起伏の多い集落を一周のマラソン、長距離が苦手な私は、途中で、いわゆる「横っ腹が痛い」状態になり走れなくなった。喘ぎながら歩いていたら誰も居なくなり、結局、先生の自転車に乗せられて校庭に帰還。
この恥ずかしい経験から、私は大人になってもジョギングをする気分には絶対にならなかった。でも、マラソンも駅伝も見るのは大好き。今日も子供たちに元気を貰った。

追ひ追はれ走る子供ら四温晴 KUMI
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池凍る

2017年01月26日 | お散歩写真
天気 晴

長かった寒波が去ったという日、久々に少し腰痛が出てしまった。
昨日の句会で歩き過ぎ?・・普段は避けている上り坂・階段を結構歩かねばならない所なので11000歩を越えていた。でも、そのせいとも思えず、句会場の椅子が丸椅子だったせい?

と思いつつも、明日は暖気がくるとかで池の氷も融けてしまうかも、と思い、家からいちばん近い市の史跡公園まで行ってみた。この池、林の下にあって、春にはオタマジャクシが異常なくらい産まれる。やはりびっしりと凍っていた。
雑木林の方は、少し残っていた葉っぱも落ちてみごとな冬木になっていた。
せめてベンチで日向ぼっこでも、と思っていたのに、それほど暖かくはなかった。


通り道に乙女椿の咲くところがあって期待していたのに、まだまだ固い蕾ばかりだった。
春はまだまだ。

寒林のあるじのやうに啼く鴉  KUMI
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