KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

今年の一句

2014年12月31日 | 俳句
天気 晴

昨日、今月の句など整理して、ついでに今年の句を振り返ってみて、自分で選ぶとしたらどの句が今年いちばんになるのだろう?と。
主宰に選ばれた、結社誌と句会の句の中で、やはりこれが気に入った。


使ったこともない季語を使ってみよう、と「春愁」などと書いてみたけれど、句はとうとう作れなかった。・・というときの句。
これを作ってから確かめたら、結社誌には「ひき」は「引き」になっていた。作った時は「ひき」だった気がするけれど・・?

さて、今日で今年はお終い。
元気で大晦日を迎えたことだけは嬉しい。
何年か前の句に、

家ぢゅうの鍋働かす大晦日 KUMI

などというのを作ったけれど、鍋を働かせる元気がいつまであるかは、不明だ。

座してまた厨に立ちて大晦日  KUMI
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小晦日(こつごもり)

2014年12月30日 | お散歩写真
天気 晴

昨日の雨のあとで、ちょっと暖かくなった。その分、空は少し濁っていたが。
スーパーへ行く以外は家で何やかやとやっていて、飽きてきたので、運動不足解消に久しぶりのお散歩。というか、今年の無事を薬師堂へお礼に。この武蔵国分寺の薬師堂の大晦日は、除夜詣に結構な人が集まる。今日は人影がまったくなかった。


以前は、除夜詣でにもよく行ったけれど・・最近は鐘の音だけを家で聞いて済ませる。
その鐘の音も、最近は道路の騒音のせいか、あまり聞こえない。

公園へ寄ってみると、暖かさに誘われてか子供連れの人が多い。いつもより少ないとはいえ、男性の姿が目立った。
上の写真は、私の好きなムクの大木。すっかり真冬の姿になった。
昨日は凍っていたという池は、昨日の雨で元に戻ってしまった。冬の日差しと池畔の欅の影がゆらめいていて、う~ん、なかなか旨く写真にならず。


しばらくベンチでぼんやりして、今日は5000歩のお散歩。
明日は一日、台所に立って終わる。

煤逃げの男の多きベンチかな  KUMI
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餅搗き

2014年12月29日 | 暮らしのつぶやき
天気 雨のち曇

雪になってもおかしくないような寒さの雨だった。
何も写真にならないので、ベランダの手すりの雨粒を撮ってみた。
こんな日は、なぜか働く気分になれず、ちょっと室内のドアのガラス拭き。窓のガラスは幸いなことに建物のメンテ工事で綺麗に掃除が出来て、網戸も新しくしたので綺麗だし、ベランダもピカピカ。
でも、古い家の中は・・如何ともし難く。
で、午後はもう、のんびりすることに決めてしまった。年末は何もしなくても落ち着かなくて困る。

29日は、子供の頃には餅搗きの日だった。精米業をしていた母の実家から借りた臼で、にぎやかに餅を搗く。兄と父が交替で杵をふるい、母が返しをする。姉が高校生になると、兄の搗く臼の返しを任され、私はそれをしたくてたまらなかった。早く大人になりたい、と思ったものだ。でも、その暮らしも、父の転勤で四国へ行くことになって家族はバラバラ、私が中学2年で終わった。
スーパーの地下にある和菓子屋に、のし餅が売っていた。お店で搗いて(機械で)いるので、まだ柔らかかった(買わないのに、ビニールの上から触ってみた)。懐かしい感触。
もう餅は買ってあったけれど、元日に若い人がくるので足りないかも、と、切り餅を少し買った。

何だかんだと、あと2日で今年も終わる。

餅搗きの庭の賑はいなつかしみ  KUMI
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詐偽・詐欺

2014年12月28日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

今日もちょっとした片付けをしたり正月の用意の不足する買い物に行ったりで、さて、載せる写真がない。去年のものは・とファイルを見てたら、紅葉の写真だけで、12月は殆ど写真がない。それもそのはず・・坐骨神経痛に苦しんでいたのだ。
で、ずっと遡って12月のファイルを探したら、3年前に上の写真があった。
昨日の富士山と比べてもらうと解ること、同じように撮っているのに邪魔な電線がない。
その頃に電線が無かった訳ではなく、邪魔なので写真ソフトで必死で電線を消したのだ。
これは詐偽、の写真。今は、そんな面倒はするのもやめた。

でも人をだまして金品を取る「詐欺」行為よりはマシ。
昨日の夜遅く、「人はなぜ詐欺にひっかかるのか」ということを分析している番組を見た。
といっても、フイギュアスケートの日本選手権のゆずる君の演技が見たくて途中までしか見なかったけれど。
いわゆる「オレオレ詐欺」に遭った人の実体験を分析していて現実感があった。
で、解ったのは・・人間、最初に信じてしまうスィッチが入ると、もう、詐欺師を息子と思い込み、修正がきかなくなるのだ。ひっかかる人にも隙がある、と思い込んでいたけれど・・昨夜、そのスイッチの入る、という話でわかった。詐欺に遭う人が悪い、とはもう言えない気分。
私も、そのスイッチが入った状態で相手を信じて電話応対したことがあるからだ。

まだオレオレの流行する前の話。
夫が現役時代、「ご主人と新宿の方でご一緒していた田中と申します」と電話があった。
夫は新宿から多摩の方の職場に転勤になったばかり、しかも、田中さんという同僚の話も聞いていた。私は、逢ったこともない田中さんに「大変お世話になりまして」などと言い、話を聞いてしまった。
ま、話の内容は省略するけれど、要するに、勤務先へバラせない夫の行動で、妻を脅迫して金を騙しとろう、という魂胆だったのだ。
無論、夫に話の内容のような後めたいことはない、と解ったのでこれは変、と思い
「どうぞ夫の職場へ電話してください、田中さん、主人の今の職場、御存知ですよね?」と言ったら、向こうから電話が切れた。

昨夜、なるほど、と思った。電話の声で息子かどうかを咄嗟に判断するのは難しい。最初の一声「お母さん、オレだけど・・」で息子、と思ってしまうと、もうドラマに参加してしまうのだ。被害者は無論、オレオレ詐欺のことは百も承知、でも、スィッチが入ってしまうともうオフにはなかなか出来ないのだ。
普段から冷静で、自分は詐欺に引っかからない、という人ほど被害者になりやすいのだという。なるほど。私に息子が居たら、引っかかるかも・・でもお金がないからせいぜい10万くらいかな?

仏壇の供花を先づ買ふ年用意  KUMI
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朝焼け富士

2014年12月27日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴れ

朝起きてカーテンを開けると、今の時期はちょうど富士山を染めて日が出る時刻だ。
まだ、町の手前には日が射さず、その時刻だけのピンク色。
その北へ目をやると、マンションの窓に太陽が。この現象を最初に見たとき、火事かと思ってぎょっとしたものだ。


今日は念願?の台所の冷蔵庫まわりを掃除した。そんな所、いつだって掃除は出来ると思ってあまりしない。片付いていないのは嫌い、でも掃除はもっと嫌い・・という物ぐさだから困る。
大震災で冷蔵庫は10㎝くらい置き場所から動いてしまった。その横の食器棚は大変なことになった。そのときに掃除して以来かも。去年の今頃は坐骨神経痛でまだ動けない状態だったし・・と、物ぐさは言い訳ばかりするものだ。
そんなことですぐ昼になり、腰痛が出そうで、やめてしまった。
俳句関係の物を置いた本箱と、パソコン周りも先日片付けた。古い本など、少し捨てたり。
片付けは本気になったらキリがない。終活なんて、いつになったら出来るだろう?その前に体が動かなくなるかも。

朱々(あかあか)と沈む師走の五日月  KUMI

            (今日は六日月だった?)
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