藤

天気　晴たり曇ったり

昭和記念公園の牡丹と藤を見に行きたかったが、やっぱり少し腰痛が気になるのでやめた。風が強かったし、撮影向きではない日だし、と諦めもついた。
その替わりにご近所の藤棚を探索に。まだ咲ききっていないので、多分昭和記念公園はまだだろう、とも。
都立公園の藤は昨日見て、まだ早かった。

南の市の公園の小さな藤棚、そこへ行く途中の歩道にある藤棚も少し早かった。
藤が咲くと、春はだんだん遠ざかっていく。

自転車に道を譲りぬ濃山吹　KUMI

鴨の夫婦

天気　晴

昨日はコルセットをしていたほどの腰痛が、今日は大分薄らいだ。やっぱり無理に走ったときの衝撃だけで、もともとの腰椎椎間板症が悪化した訳ではないらしいのでほっとした。
大丈夫かな、と思いつつ散歩に出てみた。歩くのには何の支障もなし。
公園の真ん中には連休恒例の鯉のぼりが。新緑の中、何ともさわやか。

池のほとりの藤棚も大分花が咲いてきた。この池、本当はナイアガラの滝のような横幅のある滝になっているのだが、節電で流していない。そのせいか池の水の循環がなくて濁りが目立ってきた。
そんな池の真ん中で鴨が抱卵を始めた。まだ草が育っていないので心もとない巣だ。雄がなんだか心配そうに巣の周りをうろうろしていた。ヒナが生まれても、多分鴉に狙われる。卵のうちから狙うこともあるようだ。何とか無事に生まれて、今年もかわいい連隊を見せて欲しい。

夕方には友人夫婦が来て、久しぶりに楽しい時間を過ごした。日本酒はあまり飲めない体質なのだが、さすがに伏見の大吟醸は美味しいので少しだけいただいた。

春宵や伏見の酒のほの甘く　KUMI

祟り？

天気　晴

昨日の夜は嵐のような大荒れ、朝になったらおさまっていた。
新緑の中をゆったり歩きたい気分の日なのに・・昨夜から腰痛がひどくなり、今日もだんだん悪くなる。最近大分良くなっていたので大ショック。

考えると、やはり昨日の蛇の祟りのようだ。
二度目に出会ったヤツは、山道の上り坂の真ん中に居てのんびり横断中だった。10ｍくらい手前で気づき、早く横断して山に消えろ！と思っても足がすくんで前へ行かない。その坂を上がりきって下がると駐車場があり、天気も良い日だから散歩やジョギングの人が多いのに、なぜかその時だけ前からも後からも人が来ない。誰か来て追い払ってくれるのを待ったのだが・・
そこを通らないと、句会場までは道を戻って別の坂を越えて大回りをしなくてはならない。そちらの道にもヤツが居ないという保障はない。
なので、ヤツがゆっくりと道半分まで横切ったところで私は決心した。走って行けばヤツを見なくても済む。・・ということで、全力疾走してヤツの横をすり抜けて（無論見ないようにして）坂を上りきった。悔しいことに上がりきったらジョギングの人がやってきた。

というわけで、昨日の昼間は何でもなかったが、あの、普段したことのない「30ｍ全力疾走」がどうも腰へ響いていたらしい。句会用の荷物の入ったバッグを肩にかけていたし。その、バッグを持っていた右の腰骨のあたりがもっとも痛い。

蛇の祟りは恐ろしい。

物干して乾く幸せ風光る　KUMI (という心境ではないけれど・・)

吟行句会・座間谷戸山公園

天気　晴のち曇　強風

先月は震災の混乱があって中止になった吟行、今月は何とか大丈夫だった。遠いのが難点だが、自然をたっぷり楽しめる地なので季語を体感出来る。
今日は管理事務所になっている建物の前に鯉幟。風を孕んで気持良さそうだった。人間にはちょっと強すぎの風で。

いつもなら句作に集中できる場所なのに、今日はなぜか身が入らない。
おまけに・・大嫌いな蛇に二度も出会ってしまった。大きな池と、山道と。池は遠かったので、何が泳いでいるんだろう？と眺めていたら、岸に近づいてきてそれと解った。
句会が終わってから仲間に聞いたら、誰も出会っていないという。
いつもそうなのだ。吟行句会で「蛇に出会う」のは大嫌いな私だけ、ということが多い。
それだけではなく、夏の山などでもなぜか私だけが遭遇することが多い。
嫌いなのでゆっくりと観察したこともなく、句を作ったこともないが・・なぜなら、蛇、という字を書くのも不快・・今日は意を決して蛇の句を作って出句してみた。が、やっぱり誰にも認めてもらえなかった。それだけではなく、他の句もあんまり、という結果だった。
蛇の祟り、かもしれない。（ちなみに私、巳年）

帰宅してから冷静になって少し考えて作ってみた。句会に出したものよりはマシなつもりだけれど・・
多分、生涯で最後の蛇の句になるかもしれない。

蛇泳ぐ平らな水面（みずも）引き裂いて　KUMI

富士山麓

天気　晴　(山梨・曇）

明後日に墓参りに行く予定が、どうもお天気が怪しいので急遽今日にした。朝には富士山もぼんやり見えていたし晴れるとおもったのだが・・到着する頃には小雨もぱらつき、富士山をバックにしている我が家の墓地からは裾が少し見えるだけだった。でも、桜はまだまだ見ごろで、桜・ハナモモ・ユキヤナギ・辛夷・芝桜・・なにもかも一緒に咲いてくれていた。

ちょっと日差しが出たら、本当に目を見張る花の山。手前の墓地を写さなければ・・

帰路は、昼食がてら忍野へ寄ってみた。春の忍野は行ったことがない。桜が咲いているかと思ったのに、このあたりはソメイヨシノはあまりないし、他の桜も咲き始めたばかりで。富士桜はどこへ行っても咲いてはいたが、この桜、本当に目立たない小さな木・小さな花。写真にするのが難しい。
富士山の見えない忍野、観光客もまばらでおまけに寒くて、ちょっと寂しかった。
中国人観光客に大人気の富士山周辺、客が戻る日はあるのだろうか。

父母の墓いづれわが墓花万朶　KUMI