KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

スマホで初音

2021年02月28日 | 俳句
天気 晴

(初音=鶯のその年初めての鳴き声・ホトトギスにも使うことがある)

玄関の雛段の横に、桃の花と菜の花が花瓶へ活けてある。雛祭までもつかな?と思うくらい、桃の花は散り始めてしまった。仏壇の供花が情けなくなっているので、少しの間でも菜の花を供えたい。欠かしたことのない仏壇の花、友人に頼めば買ってきてもらえるけれど、私にはとっても「必要なもの」なので、買いに出て良いか明日は頼み込もう。花屋はスーパーの建物の1階、僅か1.2分で行ける。ついでに、真っすぐな道を歩きたい。
「過度の自粛はフレイルを押し進めるだけ」と、東京都医師会が申しておりますから。・・という交渉をするのがほんとに面倒だ。
 
鎌倉に住む句友が、ご自宅で聴いた初音を動画にして句会のグループLINEに投稿してくれた。もうしっかりと鳴いているので、初音、というには出来上がった鳴き声だ。以前の家では、時々鶯の声が聴けた。ここでは、無理なこと。薬師堂の階段を下りる途中の林に鶯が棲みついていて、笹鳴きがよく聴こえた。とにかく、散歩に行かねば春は何も聞こえず何も見えない。
スマホからの初音、というのも妙だが、監禁状態では仕方がない。

句会は神奈川の人が中心で、川崎市の施設を利用しているので東京とは違い、色々条件付きらしいが今は開催している。無論、私は行けない。今の体調なら、監禁状態でなければ何とか行くことは出来るけれど、一日じゅうマスクをして過ごしたことがないので、体力がもたないかも。
コロナのおさまる=「収束する」のは、早くても2年後くらい、という予測がある。もう、私は句会には参加出来ないかもしれない。時々それを考えると凄く寂しくなる。それでも見捨てられないのは、句友がグループLINEを立ち上げてくれたおかげだ。句友は有難い。

きつちりと鳴き終はりたる初音かな  KUMI
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もう一つの緊急事態・・フレイル

2021年02月27日 | 俳句
天気 晴

公園でイヌフグリを見かけたが、写真にはしなかったので、カメラでの去年の写真。何とかピントは合っているようだ。一面に咲いていると、踏むのをためらってしまう花。

今日の新聞の広告に、東京都医師会が全面広告を出していた。
「もう一つの緊急事態・・フレイル」

フレイルとは(ネットから抜粋)・・健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られる状態のことを指しますが、適切な治療や予防を行うことで要介護状態に進まずにすむ可能性があります。

私の、今いちばん心配していること。コロナで高齢者は閉じ込められた暮らしを強いられて、だんだん機能が落ちていき、要介護でない人もどんどん要介護になっていく・・それを、医師会が本気で心配しているのだ。現実に、この高齢者住宅に居るとよく解る。私自身が筋肉の衰えを感じているし、歩行器で歩いていた人が、ある日、車椅子になっていたりする。
朝、一階で2000歩は歩くことにしているが、普段から動かなくては、と心がけている人は一人二人しか知らない。リハビリ施設でも病院でもないので、体力保持は個人の責任だ。自分で出来ないなら、保護者の家族が考えねばならない。
目まいがしてきて、今日も2000歩でやめてしまった。真っすぐな道を歩きたい・・とは思うものの、今月一番の寒い日とかで、窓の外を行く人たちが皆、風に身を縮めていた。今日は外は歩かない方が良かったかも。

体力も衰えるが、認知機能の衰えはもっとスピードが速い。もう、びっくりしてしまう。
食事をした直後に食事したことを忘れるようになってしまった人が、この数日は、エレベーターの何階で下りればよいか解らなくなった。足腰は大丈夫な人だが、認知能力はこんなに早く衰えるものか、とびっくりしている。私の顔は、とうとう覚えないで終わりそうだ。
「4階ですよ、Hさん。下りましょう」と促したら「お宅様もここで下りるのですか」と。毎日顔を合わせてるじゃん。
そして彼女が付け加えた。
「本当に4階で下りていいんですか」
ダメだ、こりゃ。
ご主人は亡くされているというが、子供が居るのかどうかは知らない。でも、子供に会ったら「どちら様ですか」と言うタイプになりそうだ。
今の私の目標は、寝たきりや車椅子の生活と認知症の期間を出来る限り短くすること。フレイルの手前で何とか食い止めなくては。本当に、コロナめ!だ。

退屈の先に春愁あるらしく  KUMI
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春の葉牡丹

2021年02月26日 | 俳句
春の色
天気 曇
 
アレルギーの点眼薬がなくなってしまった。曇天の寒い日で、せっかく眼科へ行けるのに・・という気分。でも、あまり出かけないとはいえ花粉症の季節に頻繁に使う眼薬のないのは不安だ。仕方なく、9時半ごろ出かけることに。
近くの学習塾を囲むように植えてあるこの葉牡丹、かなり育っていて、春の色合いを増して来た。もうすぐ花が咲くかも。ここの葉牡丹は、花の咲くまで植えたままにしていて、その茎立の花を見るのも楽しみだ。
 
終って、堂々と買い物に寄ることにした。要は職員も「見ぬふり」した方が入所者のため、と理解したようで。出かける時、玄関で「KUMIさん、昼食までに帰りますか」と訊かれたのだ。「無論、帰りますよ」と応えたけれど・・眼科は徒歩10分ほどの所。10時前に到着すれば、どんなに混んでいても往復2時間はかからない。ウフフ・・帰りに買い物に寄ることを想定している、と思った。
 
久々に本屋へも寄り、少しだけスーパーで買い物。今日はずっと買いたかった「苺」を思い切って買ってしまった。



今年になってから全く食べていない。食事には、一度も出たことがないし。生の果物は、オレンジと酸っぱいキウイしか出ない。たま~にバナナ半本。苺なぞ、夢だと解った。ま、傷みやすいので難しいのだろう。
売場の大半は、とちおとめ。でも、思い切って大粒の美味しそうな、ちょっとお高めのものを選んだ。佐賀県産の「いちごさん」という名前だった。近くで採れたものの方が新鮮で美味しいかな?と思ったが、たまにはいいか、何しろお金なんてあまり使っていないし・・
味が濃くてなかなか美味しかった。一日ではとても食べきれない。味は落ちるけれど半分は冷蔵庫へ。部屋には涼しい場所なぞないので果物はすぐに傷む。
 
足利の山火事は、もう、5日間燃え続けている。足利は栃木県とはいえ群馬の隣で、赤城颪と言われる空っ風の名所のようなところだ。乾燥注意報の出ている中、こちらも空っ風は吹いているが、上州(群馬)名物の空っ風は、今風に言えば「ハンパない」。強さと乾いた冷たさ。冬の畑からの土埃も「ハンパない」火事がその風に煽られてはたまらない。
数年前まで、若い句仲間が足利に住んでいて、東武電車で日曜の吟行に参加してくれていた。彼の家は山に近いのか遠いのか・・一度、吟行句会を足利で開いたが、日帰りで行くにはわが家からは遠くて参加しなかった。
まだ何日かは、雨が降らないのだそうだ。街まで火の手が移らないことを祈るしかない。
 
鎖(とざ)されしままの鉄扉や花を待つ  KUMI
 
(去年は花見時期に閉鎖、今も閉鎖の昭和記念公園を思って)
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梅見月

2021年02月25日 | 俳句
天気 晴 
 
写真は、2年前の近所の梅。

府中郷土の森博物館の梅祭に行っている、と友人からの写真付きLINE。多摩川のそばなので都心よりも寒く、見ごろは2月末から3月初めになる。紅梅・白梅と色々種類もあり、青梅梅林が樹木の病気ですべて伐られてしまったあと、ここが東京一の梅園になった。


ここは、よく吟行句会で行ったところ。私にとっては家から近くて便利なので、会場は私が確保して、梅の時期にも何回か吟行句会をここで開いた。
夫ともよく行ったので、写真が残っているはず・・とファイルを見たが、今のパソコンには入っていない。でも、考えてみると、梅見吟行ではあまり写真は残さなかったかもしれない。カメラを持って行ったのは、別の時期が多かった。
 
今年の梅見は出来ずに終わりそうだ。先日、公園で見たから、いっか。吟行句会のお誘いに出かけるなんて、監禁状態では夢のまた夢だし・・
 
手の甲の腫れは、大分よくなった。朝はまだ腫れていて甲の血管が見えないくらいだったが、午前中の早い時間に入浴後湿布したら、昼食にはご飯茶碗が持てるようになっていた。ハイ、ここで一番重たいものは、ご飯茶碗でございますので。これが持てれば暮らしていける。入浴後のタオルは絞れなくて、職員に頼んだ。これも、一人暮らしだったら頼む人が居なくて苦労したと思う。
やっぱり、家事をしないと負傷してもこんなに早く治るものだ、と解った。
 
梅見日和をいちにち監禁のまま。この階のラウンジにはあまり人が出てこないので、長い時間、日差しは独り占めできる。でも、これもコロナのせいだ。喜べることではない。

 
薄つすらと富士つつむ雲春めきぬ  KUMI
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泣きっ面に・・

2021年02月24日 | 俳句
天気 晴 

一昨日、公園へ回ったらハクモクレンの蕾がかなり膨らんでいた。写真は数年前のもの。今年はハクモクレンも早く咲きそうだ。

弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂・・どちらが当てはまるか解らないけれど、とにかく、今朝からこんなことになってしまった。写真は奇妙に手首が腫れたものに見えるけれど、全く腫れていませんので誤解なきように。

自分の手を自撮りするのがとても難しいもの、と解った。やっと撮れた一枚。
え?転倒して負傷・・ではありませんよ。
昨日の朝、無糖のボトルコーヒーを買い、いつものように蓋を開けようとしたが金属製の蓋の最後のほんの少しが、なかなか切れてくれない。思い切って左手でボトルの方を力いっぱいに捻ったら・・手の甲の、手首に近いあたりに痛みが走った。
しつこく開かないので、自販機のそばの事務室で職員に開けてもらった。
さて、その後は、昨日のブログにあるように午後には整体治療に行き、その時はさして痛いとは思わなかった。が、夜になるとだんだん痛くなってきて、手首の上あたりが少し腫れてきた。これは大変・・明け方には痛みで目が覚めてしまった。
そして、今日は湿布して伸縮包帯をサポーター変わりに。
動かさなくても痛いのでキイボードも、あまり打たない方が良いようだ。ちょっとした手首の角度で痛みが走る。片手打ちもイライラするのでついつい左手が出てしまう。

今週中に痛みが改善しなかったら、整形外科へ行かなくては。
その前に・・今よりも痛くなったらブログ、休みます。

禍(わざわい)の転じて福か冴返る   KUMI

(25日付記)みなさまのどこかに誤解があるようで・・
一晩あけまして、びっくりしたので、昨日の「犯人」の「ボトルコーヒー」の写真を再掲します。




コメント (10)
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