KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

秋晴れ

2023年10月30日 | 俳句
天気 晴

やっと、秋晴れの恩恵を少しだけ受けることが出来た。
昼前、目眩を無視して買い物に。朝から富士山はピカピカだし、空は雲一つないし、少しは外へ出なくては・・と焦っていた。とはいえ、コロナの後遺症らしき目眩とかったるさと息苦しさで足を踏み出す勇気が・・

かといって、誰かに付き添いを頼むほど悪い訳でもない。でも、外へ出てみたら歩けない訳ではないので、何とかなった。怖いのは地面の揺れ続ける目眩だけ。足元はしっかりと躓かないよう気を付けて。
で、どうしても出たかった理由は単4の電池が欲しかったこと。
昨日、血圧測定中に器械が止まってしまった。まだストックがあると思ったら、単4電池は品切れ。残りはよく使う単3ばかりだった。こういう時はどうするかというと、他の使用頻度の少ない機器から外してくる。最近はラジオを殆ど使っていない。ラジオは室内では電源を入れて聞いているので、入院でもしなければ電池など不要。とりあえず血圧計は動いているものの、いつ止まるか解らない。自分のものが使えないと、介護士を呼ばねばならない・・私は日に1回は測定するので(体調悪ければ何度も測る)いちいち人を呼ぶのは面倒なことだ。

最近は、朝起きてテレビを付けると画面にはミサイルが飛び交い、破壊される街の風景ばかり。雲ひとつない蒼い空を眺められるのは幸せなこと、と思った。駅前のベンチで休みがちら、暫く日差しを浴びて。最近、日光浴をしていないので、きっと骨密度はひどく落ちているに違いない。
駅前を歩く人たち、人影まばらな時間なのに、まだ7.8割はマスクをしている。テレビ画面に映った、昨日の渋谷の街ではマスクなぞしている人は殆ど居なかった。コロナもインフルも別世界の話のように・・。私も建物の中へ入らない限りはマスクはしないが、スーパーへ入っても、ノーマスクの人は少ない。
都会と田舎との差?自分の周りしか知らないので、テレビの中の都心の光景が、別世界のように思えてきた。

日本晴れミサイルの来ぬ国の秋   KUMI
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すべては転倒が始まり

2023年10月29日 | お散歩写真
天気 晴

写真は、10年以上前の散歩時の写真に入っていた。公園の作り滝かも。

さて、90歳のお友達、夏の前に室内で転倒して背骨を圧迫骨折、3ヶ月入院してリハビリに励んでいたと思った。先月退院して、車椅子での退院になってしまったが相変わらず声は元気だし、歩行器を新しくしてリハビリを始める話もあって。本人も「入浴は一人で出来るから大丈夫」と言う。さすが・・と安心していたのだが・・最近、だんだん元気がなくなった。
私も自分が何だか解らない体調不良があって、人のことを心配する余裕もない毎日。以前は時々、彼女の部屋へ遊びに行ったり、彼女が来て珈琲を飲んだりしていたのだが、そんな余裕もなかった。どうも、話し方もぎこちなくなって、老いが目立ってきた。毎朝4時には起きていたのが、今は6時に目が覚めたり覚めなかったり。昼間も横になれば眠ってしまうという。
歩行のリハビリどころではないようだ。昼間の睡眠が増えると、その間は脳が休むので認知症が近くなる。私自身も最近その傾向があり、怖い思いをしている。なので、転倒は余計にしたくない。

すべては、転倒から始まるのだ。彼女は元々足に軽い障害があり、それが理由になって要支援2の認定を受けていた。(私はペースメーカー装着で要支援1)。でも、同行者があれば杖を使って外出もしていたし、洗濯も自分でしていた。
「車椅子とオムツだけはなるべく使う時間を短くしようと思う」ということでは、私と同じ。耳は遠くないし、認知症にはほど遠いし・・という90歳も、結局は転倒で理想の暮らしから外れてしまった。「頑張るよ」と今日会ったら言っていた。リハビリはすべて本人の「やる気」次第だ。90歳過ぎていてもきっと頑張れる。認知症にならない限りは・・

私も頑張らなくては。

うそ寒し始発電車の音に覚め  KUMI
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熊も鹿も・・

2023年10月28日 | 俳句
天気 晴

今日も体調いまひとつのまま、ぐーたら状態で部屋籠り。
といっても浴室と食堂まで出る体力はあった。あとは、本の活字を見るのが辛いのでYouTube見たり。それでも、少しパソコンで古い写真の捜索をしておかないと・・と、買い替えたときに整理しないままの写真ファイルを開く。出てきました~見られなかった写真の一部が。いい加減なファイル名のままUSBで新パソコンへ移したので迷子になっていたらしく。

最近の紅葉情報で、苗場スキー場から田代高原へ連絡するゴンドラの、「空中散歩」がよく紹介される。

スキー場に小さなマンションを持っていたので(今、初めて白状します、だから上越の写真が多い訳で。夫が生前に処分)春夏秋冬、乗っていたゴンドラ。冬は無論、スキーに行けばいつも利用していたが、秋の営業は遅れて始めたので、そう何度も乗っていない。その貴重な?写真がやっと見つかった・・あまり良く撮れていないけれど。
トップの写真と下の写真は、秋の田代高原の紅葉で、10年くらい前は10月20日過ぎにもう、散っていた。このあたりで標高1500mはあるかも。





今年は遅いらしいが、標高1000mを越えると、この時期にはもう雪が降る。豪雪地帯なのだ。この時期に行き、雪が降って紅葉と雪を同時に見たことがあった。でも、車のタイヤは冬用にしていないから峠道に積もったら困る。

このあたり、熊が出る。カモシカと猿には珍しくなく遭遇する。一度、ゴンドラから見下ろしていたら銃を持った数人が山中を歩いていて、熊狩りだな、と思った。そう思って見下ろしていたからか、黒い物体が藪の中を走るのが見えた。あ、熊、と叫んだが、一緒に乗っていた夫は「カモシカだろ」と言ったので、そうかもしれない。でも、天然記念物のカモシカ狩りはないから熊を追っていたのだろう。本物の熊には出会わなかったが、「熊に注意」の看板はよくあった。初夏や秋に散策するときは大きな鈴を持って行った。
今年は、以前よりも頻繁に出没しているかも。怖い、怖い。

過去ひとつ消して眠りへ秋の夜半  KUMI
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検査結果良好、体調も・・とはいかず

2023年10月27日 | 俳句
天気 晴

毎日、晴れてからりとした空気、今日も快適な秋の天候。
とはいえ・・私の体調まで快適にはならなかった。

一昨日は月1回の免疫療法の点滴と、半年1回のCT検査の日。結論から言うと検査結果は脳転移はなく脳は前回と同じく正常。肺も、半年前と比べ腫瘍は変わりなし。血液検査結果も安定している。でも、点滴は、口唇ヘルペスの症状が酷いのとコロナの後遺症かもしれぬ目眩とかったるさが続いているし、免疫力をもう少し付けたいので今回は3週間延期してもらった。検査結果が悪化していないので、少し間を開けても大丈夫だろう、という判断。
脳への転移がいちばん怖いし、がんではなくても、脳の萎縮などあればアルツハイマーの兆しになる。脳梗塞の心配もなさそう、ということでかなり安堵はした。脳の写真の断面図は、脳腫瘍の姉の時にさんざん見せられたし、夫も最後は脳転移していたので、私でも正常・異常の素人判断は付く。
で、昨日は気分すっきりの一日になるかと思いきや・・朝起きたら、目眩が酷い。でも、昨日の検査では今すぐに悪化するという症状はない・・やっぱりコロナの後遺症?
それでも食欲はあるので食堂へ下りてみたが、床が波打っている。これでは倒れて皆に迷惑をかけそう・・慌てて部屋へ引き返した。

ということで、昨日は三食を部屋へ運んでもらい、殆ど何もせずにソファでぼーっとテレビを見ていた。スマホ操作はまず無理。パソコンは真っすぐを見て顔を固定して使えるので、何とかなった。でもブログを書く元気も出ない。
今朝になって、目眩は一昨日と同じくらいになったので食堂へ下りてみた。食欲だけは何とか衰えずに済んでいる。今日の昼食は、メニューに「季節の変わりご飯」という写真が載っていた。栗ご飯だ。そういえば、去年も栗ご飯を一回は食べた覚えがある。



鰆の焼き浸し、澄まし汁、南瓜と蓮根の煮物、デザートは珍しく柿が付いていた。バナナ以外の生の果物が出ることは珍しい。柿大好きな私を喜ばせた。
で、栗ご飯は・・ん?栗にしてはちょっと柔らかい・・ なんだ、サツマイモですよ。「季節のもの」に変りないけれど、がっかり。サツマイモご飯なんて、昔のヤな時代を思い出させるだけで、年寄はあまり好きではありませんよ・・と、食べながら、心の中で愚痴を言って。

なかなか治癒しない口唇ヘルペスも、訳のわからない体調不良も、コロナの後遺症、と思えば辻褄が合う。先日テレビでコロナ後遺症について詳しく報道していたが、高齢者の例は出なかった。私の場合は、既往の病気の症状が免疫力の低下で悪化したのかもしれないと思っていた。でも、検査結果が半年前から変わっていない、ということは、やっぱり・・
などと、一人で部屋に籠っていると、思考があれこれと振幅。

秋ばらの香へ微かなる翅の音  KUMI
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霜降

2023年10月24日 | 俳句
天気 晴

写真は神代植物園の秋薔薇。2017年、これが最後の薔薇園散策だったかも。




今日は二十四節気の霜降・・このあとは立冬になるので、最後の秋ということ。霜の降りるほどには寒くないが、朝は12℃だったという。私には十分に冬間近の気温だ。
私は、一度眠ったら朝起きるまでトイレへ行く習慣がなかった。でも最近、目覚ましの鳴る6時過ぎまで眠ったことがない。普通の老人のように早く目が覚める・・という暮らしに憧れていたのに、今頃になってそれが実現?
皆の言う「トイレに行きたくなって夜中に目が覚める」の感覚なのだ。ああ、嫌な事。まだ眠たいのにトイレへ起きて、ベッドへ帰ってもかなか寝付けない。やめればいいのに時計を確認してしまう。まだ4時前?困る。5時過ぎならば起きてもいいけれど・・まだ起きたくないよ・・でももう眠れない。
ということが3日続いた。あ~あ、これが「老人は早く目が覚める」の現実なのだ。少しも楽しくない。どうしたら、目覚まし時計の鳴るまで眠っていられるのかな。

昨日は、LINEでの3人句会の日で、おまけに訪問医の診察の日が重なり、先月と同じくてんやわんやになってしまった。その上、いつもなら何の訪問もないLINEに訪問客の賑わい。で、ドクターが帰ったら目眩がひどくなり、長い時間スマホ操作をしていると頭がクラクラ・・句会は選句が送れなくなった。
で、今朝の「起きたくないのに早起き」のおかげで早朝から昨日の句会の続きの選句が出来た。明ける前の富士山も見られた。夜明けの珈琲を淹れて。そういえば「♪夜明けの珈琲 二人で飲もう♪」なんて歌があったっけ。
老人ホームの窓辺で夜明けに飲む珈琲なんて、楽しくも何ともない。早く目覚めてしまったヤケの目覚まし珈琲だ。

昨日の句会の、席題「露」で作った句。
即興にしては我ながらまずまず・・。

露の世を歌ひ唄ひて星へ発つ  KUMI
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