KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

冬紅葉

2016年11月30日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴のち曇

今日も風邪を治すべく、おおむねおとなしくしていた。おおむね、というのは、あまり家に籠ってばかりでは体がおかしくなりそう。熱はないから本当なら紅葉の終いの見られる公園まで行きたいところを、用足しに出たついでに家の周りの紅葉をちょっとだけ。
家から見えるいろは紅葉は、ほぼ終わり。近くではあまり綺麗ではない。その替わり、家からはあまり綺麗に見えない黄葉の楓が、樹の下からは曇天を背景にして綺麗だった。
植え込みには万両の紅い実が目立った。

家籠りのご褒美に、編み物をちょっと。
訳あって予定よりも早く帰宅した産婦が、ベビーカーの膝掛にでも、と編みっ放しだったものを最後まで仕上げた。といっても、ほんの2時間ほどの作業だ。


編んだ作品、慣れていないから編み目が不ぞろい。もう、歪んでいてどうにも・・。縁を編み、ぼろ隠しに刺繍を入れ、アイロンで仕上げて何とかカタチにした。
でも今頃になって編み物したい、という気になったのは嬉しいこと。産休の間に少しは上達するかしらん?

私は視野狭窄があるので、膝の上での作業は、首を曲げて下を見なくてはならない。なので、元々傷めている頸椎がひどく疲れる(真っ直ぐを見るには何の不自由もない)。
首、痛くなりました。この程度の時間が限界かも。

街路樹の枝伐る木の葉降らせつつ   KUMI
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木の葉降る

2016年11月29日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

人の世に苦楽木の葉の降りしきる  KUMI(2013)

木の葉降る、という季語は好きなのにあまり使った覚えがない。
と考えていたら上の句を思い出した。随分前の句、と思っていたが、さっき調べたら3年前だった。(結社誌に載った句は全部パソコンンに記録している)
今日は昨日よりも木枯しが強くて、山沿いには雪の降っている空気だった。風の冷たさは、木枯しというよりも空っ風と言いたいような。木枯しを写真に出来ないけれど、まだ散り残っている欅を見上げたら、まさに木の葉が降ってきた。

子供のころ、人の世には苦と楽が半分ずつある、と教えてくれたのは母だった。母はお寺さんへ御詠歌の集まりに行っていたので、そこで住職の説法で訊いたことかもしれない。そういえば、もっと小さなころには御詠歌に連れていかれて、ある日、地獄絵を見せられた。そのときの恐怖は今も忘れない。嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれるよ、と言われると、本当にそうだろうと思ったものだ。

鼻風邪でも治らないのは困るので、午前のうちに郵便局と銀行の用を済ませ、あとは家に籠った。今週は格別の用もないから、赤ちゃんに会いに行くつもりが・・
病気に倒れた去年と、姉に翻弄されている今年は私にとって「苦」の年。来年こそ「楽」がくるかもしれない。

枯葉一枚エレベーターに同乗す  KUMI
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木枯し

2016年11月28日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

街はどこもかしこも落葉だらけ。気温は低くないのに木枯しが吹いて葉っぱをどんどん落としていく。
我が家に近いところにフレンチと和食の二軒の店を持つレストランがあって、その店に働く若者が、毎朝舗道を掃いている。自分の店だけではなく、駅へ通ずる道をずっと遠くまで。頭の下がる思いではあるけれど、この時期は掃除してもしても・・なのだ。舗道の並木は常緑樹、でも我が家の前には欅がある。

先週から歯科通院が始まってしまい、予約時間までがとてもユウウツ。歯科通院を好きな人が居るとは思えないが、ともかく歯科の予約はなるべく午前中にして厭なことは早く済ませたくなる。
そんなことで午前中を終わり、午後をなんとなく過ごしていると、もう日暮れ。
東京の日没は4時半前、日没が一年でいちばん早いのがこの時期なのだそうだ。それもそのはず、今、太陽は富士山あたりに沈むから、あっという間に日が暮れる仕組みなのだ。午後は晴れていても富士山のあたりは雲が出ていて、なおのこと日暮れが早い。

昨日は少し良くなったと思った風邪が、今日はまたクシャミ鼻水が復活してしまった。
昨日、姉のことで出かけたのが良くなかったかもしれない。トシとると治るのも遅くなる?
何しろ、あまり風邪をひかないので良く解らない。この程度では通院する気にもならないし。明日は何も予定がなからおとなしく家に籠るしかない・・そう思うと何だかユウウツ。

ひとひらの雲木枯しの吹き残す  KUMI
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綿虫

2016年11月27日 | 暮らしのつぶやき
天気 曇

綿虫なんて、俳句をしている人以外ではあんまり気づかないものらしい。私も、白いふわふわな虫が飛ぶことは知っていても、その虫を何と言うかをに興味がなかった。
我が家の前の道には、よく飛んでいる。秋から冬にかけて、雨の来そうな日や夕暮れが多い。駅から帰ってくると家(マンション)の前にふわふわと出迎えてくれる。
一匹しか見ないこともあれば、何匹か居ることもあって、時々手を伸ばすと掴まえることができる(嘘、と友人に言われたことがあったけれど本当です)
この虫、カメムシ科なので悪さをするとかで、信州のりんご農家の句友に「りんごの大敵」と聞いてびっくりしたことがある。
我が家のあたり、カメムシも度々出てくる。これは、ベランダに居たら退治せねばならない。

という日、朝から出かけて(姉関連)疲れて帰宅したら、今日は数匹が出迎えてくれた。
雨がほつほつと降りだしていた。
さて、また今週も気合を入れて過ごさなくては。

約束のやうに綿虫飛ぶ小道  KUMI 
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楓紅葉

2016年11月26日 | お散歩写真
天気 晴のち曇

今日も雪の上を吹く風が冷たい。すっかり真冬になってしまい、小春日和(旧暦10月の陽気を言う)はもう望めそうもない。
午後、少しは太陽に当たろうと思って近くの市の公園へ行ってみた。この公園の真ん中に、大きな楓の木がある。この木の紅葉は、いつも12月になってからが見ごろ。
紅葉はまだ進行中、近づくと上の方の葉っぱはチリチリに黒くなっていたりあまり綺麗ではない。でも、木の下へ入ったら、薄い日差しに輝いて思いのほか綺麗だった。


紅葉を見に行けなかった今年、この木に感謝。

雪の影響か、銀杏の葉は青いまま落ちているものが目立った。


いつもの公園の方はかなり散っているらしい。昭和記念公園では、今年はもう、すっかり落ちてしまったとか。いつもの年よりも紅葉・黄葉が早いようだ。11月に雪が降るくらいだから。

風邪はあまり悪化せずに済みそうでほっとしている。でも、足の親指の痛みが・・
都立公園まで行かなかった理由はそれがあってのこと。折角、時間が出来たというのに。

歩かねば取り残さるる黄落期  KUMI
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