KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

露と露草

2022年08月31日 | 俳句
天気 曇のち晴

朝のうちは昨日の涼しさが残っていたものの、昼間には又暑さが戻った。昨日のクシャミは引っ込んだが、今度は酷い目眩で。それでも、単3電池がなくなって困っていたのでドラッグストアまで、ふらふらと。電池くらいは事務所で用意してあるけれど、外出したら体調良くなるかも....
って、ならなかった。でも、キラキラの朝露が見られた。

電子辞書用の電池だけ買って帰ると、玄関前の通りの向こうに露草がいっぱい咲いている。しゃがんで写真撮るのが面倒になり、数本を手折ってきた。どうせ花は一日とはもたないけれど。

コロナ騒動が始まってすぐの頃に入院した、隣の部屋のMさんが亡くなった。入院する前まで車椅子で食堂ヘ来ていて、少し弱ってきてる、とは思っていた。耳が遠かったしあまり自分から話す人でもなくて親しくはしていなかったが、お隣なのでちょっよショック。
90歳を過ぎていたようだから、病気が悪化したとしても寿命全う、だろう。
食堂へは先月まで、車椅子を自分で操作してきていた。室内では掴まれば歩く力はまだあった。寝込んだ期間が短くて、家族孝行だったかもしれない。合掌

私が入所してから何人か、逝った人がある。が、ここでは「何処の誰が亡くなった」とは施設で公表はしない。職員に聞けば答えるが、聞いたからといってどうする訳でもないし。Mさんが亡くなったのも、コロナで立ち入り禁止中の隣室に、娘さん達が片付けに来ていて解った。

露草や逝きし噂の消えやすく  KUMI
 





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寒暖差アレルギー

2022年08月30日 | 俳句
天気 曇

懐かしい前のマンションに咲いていたカンナ、2年前の写真。
何だか昨日からコロナ感染しそうなかったるさとクシャ鼻水。おまけに味覚障害。熱はないし喉は痛くないし、感染ではないとわかっていても、100%は自信あると言えない環境に住んでいる。今、そういう人が多くて、医師も困っているらしい。ただのアレルギー、とはいえ、感染していませんよ、とは、検査せずに言えることではないし。
涼しくなった、なんて喜んでいる人が羨ましい、ハックション!

サイモン&ガーファンクルと秋の風  KUMI





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秋めいて

2022年08月29日 | 俳句
天気 晴れたり曇ったり

先日はまだ花の咲いていた紫式部が、今日は実になって色付始めていた。朝から涼しく、エアコンも冷風機も不要の一日だった。
午前中買い物に出て、ノーマスクなら少し散歩出来そうな初秋の空気。
残念ながらまだ施設は不要不急の外出不可。行動制限ナシというのは別世界の話。30分くらい大丈夫でしょ、と思っても、約束破って万一感染源が私だったら又大迷惑になる施設暮らし。悲しい。

免疫療法の点滴から10日、今回は1ヶ月治療を休んだので副作用も少し軽いようだ。問題のお腹の具合も昨日からほぼ正常。口内炎も軽く済んでいてしめしめ・・
なのに、今回は舌の味蕾がツルツルになくなってしまった。口内炎のように痛いとか染みるとかはない代わりに、味覚障害がトホホ・・塩味と酸味があまりしない。梅干しを囓ってみてもしょっぱくて酸っぱいけれど、何とも刺激がない。たまには贅沢を、と買ったシャインマスカットも、ただ甘いだけで、それでどうした高級品、という感じで。
でも味覚障害は抗がん剤で経験していて、当時は味蕾は無事だったが、一週間は塩味が全くしなくなった。それよりはマシだから我慢しよう。

人生、旨くいかないもの。

台風の何処かで育ちゆく湿り  KUMI




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無言館‥‥戦没画学生慰霊美術館

2022年08月28日 | 俳句
写真は、10年前の秋に訪れたときのものを当時のブログから移したもの。無論、デジ一のまっとうな写真です。
上田市郊外にある美術館の前庭。

昨夜、普段は見ない24時間テレビの中で、無言館の創設の実話をドラマ化して放送するという。二回行っているが、もう一度行きたいと思いながら果たせなかった場所。美術館や絵も実写される、というので見ないのは勿体ない。
ということで昨夜はゆっくりとドラマを見た。実写も多くてなかなか良かった、

無言館や創設者の窪島氏のことは、ネットで調べれば詳細は解ることなので省略する。
招集されたり学徒動員だったりで、戦場や特攻隊に赴き命を散らせた美術系学生がこれ程多かったことに驚く。
死を覚悟しながらも静謐な画面の絵を残した彼らの心境は‥‥
作品が劣化しないうちに、多くの人に見て欲しい。

さてこの美術館を見るために別所温泉へ行った訳でもないので、その事も少し書いたのに、消えてしまい。ここまで二度も書き直ししている。パソコンを直したいよ~~~
寂しいので同じ日の塩田平


無言館冷ゆ魂の絵を並べ  KUMI


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蝉を掴めますか

2022年08月27日 | 俳句
天気 晴

夏と秋の雲が同居するような今日の空。
昨日の午後は都心の方ではゲリラ豪雨で大変だった様だ。こちらは何事もなし。
今日は穏やかだったらしい。
朝、窓辺でジイジイとアブラ蝉の弱々しい声。外を見ても蝉はベランダには見えない。そのうちに鳴き止んだので飛び去ったのかと思ったら、暫くして又もや・・
うっかり硝子戸を開け、蝉が部屋へ飛び込んできたら面倒なので、カーテン全開で良く見ると・・

カーテンの死角の床に、蝉がいた。多分、建物の最上階の私の部屋を越え損ねたのだろう。ドジな蝉。腹を2本の指で押さえるとおとなしくしている。中指はまだひょう疽が完治していなくて使えない。

ベランダの柵の向こうへ放ったら林の方へ元気に飛んでいった。

ベランダの蝉、というと夫を思い出してしまう。
夫は蝉を掴めない人だった。いくら都会のど真ん中で生まれ育ったとはいえ、福島ヘ疎開して終戦後に帰郷した、というので昆虫くらい平気かと思ったら・・「生きたセミは暴れるから怖い」ってビックリの理由。私が留守の時、ベランダでひっくり返っている蝉を捨てようと拾ったら、突然暴れてジイジイ鳴いてビックリしたのだそうだ。以来、蝉には触れない。余程怖かった?
てんとう虫を「かわいいでしょ」と手渡ししようとしたら「よく平気だね!」と手を引っ込めた。
ゴキブリが出たら見ているだけで「おい、何とかしろ!」
って、普通の家なら奥さんの言うセリフでしょ。でも、這う虫が私は異常に嫌いなのでお互い様だったのかも。

生きている間に一度、大きなクマ蝉を掴まえてみたい。声は今年も一度だけ聞いたが、姿は見たことがない。

花すすき昭和の歌に恋多し  KUMI



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