KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

2月29日の句会

2012年02月29日 | 俳句
天気 雪のち曇

昨日まで雪国に居て真っ白な風景が頭に残っているまま、朝起きたら半端ではない雪の降りようだった。都心にも積もっているという。
閏年で今日は2月29日。そして、第4水曜ということで定例の勉強句会だ。閏日の句会は初めての経験、そしてもう、一生ないだろう。貴重な日だと思い昨日と同じ雪国仕様の恰好で出かけた。
9時半前、乗り換えの府中本町駅は、まるで雪国のどこかの駅のような光景。
乗り換えの通路から見下ろした線路も真っ白だった。



この雪の中、新百合ヶ丘のいつもの会場には8人も集まった。
午後は席題の句会。題は、春の雪・水ぬるむ・二月尽・ものの芽・雛・蜆・薄氷・赤。
春の雪、は結構難しい季語だ。同じ雪でも、春特有の句にするのは、降っているのを眺めていてもなかなか作れないものだ。出した9句のうち、2句は春の雪にしたのだが、その2句だけ、誰も選んでくれなかった。
帰る頃にはやんでいたものの、ともかく足元はシャーベット状の雪でぐちゃぐちゃ。おまけに寒くて。明日は暖かくなるというから、もう厳しい寒さも今日を最後にしてもらいたい。

二月二十九日を句座にをりにけり KUMI
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深雪晴

2012年02月28日 | 旅行
天気 晴

一昨日から雪国へ。
一昨日・昨日と雪が降り続いて、それでも吹雪くというほどではなかったが、何をするでもなく温泉に入り雪を眺めて過ごした。少しは春の近づいたような雪の降り方だった。
今日はみごとな深雪晴。雪国の人には申し訳ないが、雪のあとの晴天の山の風景ほど美しいものはない。この空を見ると、やっぱりスキーに行かなくちゃ・・である。午前中だけ初級コースの新雪を楽しんだ。すっかりシルバースキーヤーになってしまった。まだまだ技術はあるつもりでも体力は・・?

明日未明からこちらにも雪が降るという。乾いた雪を体験してくると東京の湿った雪は鬱陶しい。
句会があるので、せめて電車だけでも無事に動いて欲しい。

越後いま春めく雪の湿りかな  KUMI
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「だいじょうぶです」・・?

2012年02月25日 | 暮らしのつぶやき
天気 雨のち曇

昨日はたった一日だけの春だった。今日は冷たい雨で、山沿いは雪になったようだ。
明日からちょっと出かけるのでその用意などして。あとは少し真面目に俳句の本を読んで。

雨のあがった午後に本屋へ。レジで並んでいた時の、前の若い女性客と若い女性店員の会話。
店員「本にカバーをお掛けしますか」
客 「大丈夫です」
店員「かしこまりました」
???
店員は本を紙袋に入れて客に渡した。・・ええ~っ、大丈夫、って「不要です」ということだったのか。
以前、昼食をとったファミリーレストランで、水差しを持って廻ってきた店員に
「お水、大丈夫ですか?」と訊かれたことがあった。え?水って・・グラスの水は飲んで減っているけど、何が大丈夫なの?と返答に困っていたら。連れの友人が「お願いします」と。店員はグラスに水を注ぎ足してくれた。
友人曰く「最近は、必要ですか、と言う代わりにそう言うのよ」と。
難しい。つまりは「お水を追加しなくても大丈夫ですか」ということなのだろう。
本屋での返事は「カバーを掛ける必要はありません」ということなのだろう。
「大丈夫」をこんな使い方するなんて、理解出来ない。大丈夫、は、肯定?否定?
これに限らず、だんだん、使い慣れた日本語が変化してしまって戸惑うばかりだ。

読み直す病牀六尺凍戻る  KUMI
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福寿草

2012年02月24日 | お散歩写真
天気 晴のち曇

内科の通院日、ついでに週一回の整形外科へ行くことにした。
春めいた日差しで、寒さを感じない。通院だけではもったいない陽気なので医院の近くの殿ヶ谷戸庭園へ寄ってみた。まだ梅は咲く気配もないが、福寿草が咲いているはず。庭園の南の一画に、みごとな明るさで輝いていた。
おまけに、もう終わっているとばかり思っていた節分草も咲いていて、ラッキー、という感じだった。ただ、柵の中なので私のカメラではこれ以上には写せないのが悔しい。カメラを向けていたら同年輩の女性に「何を撮っているのですか」と訊かれた。
「節分草です」と指差したら「あら~、ここに咲いていたのね、初めて見ました」と。それほど小さな花なのだ。今咲いている花は園の入り口の掲示板に写真入りで紹介しているが、花の大きさは写真だけでは解らない。



盆栽展、というのをしていて、見事な松などが飾られていたが、花の咲かない盆栽にはあまり興味がない。室内の展示には梅のほか、可愛い鉢に迎春花(黄梅)や雪割草などもあって楽しめた。写真は、何だかフラッシュを焚くのもはばかられたので諦めた。
屋外にあった大きな盆梅が咲き初めていた。梅の開花をこんなに待ったことはない気がする。



余談だが、福寿草は歳時記では「新年」に分類されている。でも野の福寿草は立春を過ぎてからでないと咲かないから、正月のお目出度い花、という分類はどうもしっくり来ない。鉢植えと野に咲くものとを別項目にして欲しい、といつも福寿草を見ると思ってしまう。

野の光そこにあつめて福寿草 KUMI
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2012年02月23日 | 暮らしのつぶやき
天気 雨のち曇夕方晴

冷たい雨のあがった後は、春めいた空気になった。
日没後の富士山が霞の上に現れていて、今年初めて春らしい夕暮になった。2月もあと1週間とはないのだから当たり前。そろそろ春一番の来るはずなのだから。

午前、月2回の太極拳へ。昨日はジムの太極拳に行き、天気が悪いのに連日体を動かすことが出来た。来週以後は色々あってしばらく太極拳と遠ざかりそうなのがちょっと寂しい。一人で鍛えなくては。

遠富士の裾柔らかき遠霞  KUMI
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