KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

何とか無事に

2010年11月30日 | 病気のこと
天気 晴

午前、病院でのエコー検査の日。
前の病院の敷地を通っていくのだが、そこは落葉が積もりに積もっている。新しい建物の前は綺麗に掃除をしていても、以前の建物の方まで手が回らないのだろう。落葉を踏みながら歩くのはとても気分が良いものだが、帰りは一体どんな気分で踏むのだろう?と思った。多少の覚悟はしているつもりだったが・・

結果は「今日は異常はないですね」と極めて簡単に終わった。
この3年ずっとあった肩胛骨あたりのリンパの影が、写っていないのだ。消えてしまった? 去年、生検のための細胞針を打ち、凄い痛みに耐えたのは何だったの? ま、消えたのなら文句は言う必要もない。
もうひとつ、内科の検診でひっかかっていた「甲状腺の腫れ」も何ともなかった。
「痩せたので触診では目立ったのでしょう」と、簡単。最近はちょっと太ってきたので、これも問題ないか。
やれやれ、ともかく良かった。今日は血液検査をしなかったので、3ヶ月後にすることになった。高めの腫瘍マーカーはまだ問題を残したままだ。

気分良く落葉を踏んで帰宅した。


上の木のそばには池があって、数え切れないほどの亀が居る。が、その池の亀も一匹も姿が見えず、冬眠に入ってしまったようだ。落葉と水面に映る紅葉が綺麗だった。



落葉もて己が走り根埋め尽くす KUMI
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投網

2010年11月29日 | 旅行
天気 晴

天竜川の続き。
コンパクトカメラで撮った方の写真を取り込んだら、船の上でやっと撮った写真に、船頭さんが投網をしたときのものがあった。一瞬のことなので写っていないかと思ったのだが。
無論、ショーなので魚は一匹もかからなかった。初めて見る川の投網、逆光にきらきらしてとてもきれいだった。

冬川へ投網ひらりと開きけり KUMI
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昼神温泉

2010年11月28日 | 旅行
天気 晴

今日が最後の小春日らしい。もっとも、今日は旧十月の23日。旧暦でもそろそろ冬突入だ。

さて、昼神温泉行きのこと。
たまたまJR東日本の会員向けのチラシに載っていた、しかも中央線利用の旅。昼神温泉のことはTVの昼ドラのロケ地になっていて知っていたが、東京ではあまり名が知られていない。
地図から見るとやはり名古屋圏で、客もそちら方面から中央道で来る人が多いのだろう。名古屋まではバスで1時間半ほど、とのことだった。東京からでも中央道で飯田まで行けば良いから、車で行けないこともない。が、中央線の特急「あずさ」を利用する、というのが中央線沿いに暮らしているとともかく便利で嬉しい。
この温泉、「美人の湯」というだけあってとっても良いお湯だった。今まであまり入ったことのない感触で。

温泉街の外れの風景。ここもTVで見た風景だった・・結構ミーハー。



さて、ロケをしたという高級旅館へ行ってみた。やっぱり凄い。我らが宿とは雲泥の差・・といっても、我らの宿も決して悪くはなかったけれど。
中を見せていただいた。写真の左手が玄関で、入ると正面に能舞台がある。谷の夕暮れは早く、その立派な能舞台の写真は、フラッシュを焚かなかったので失敗してしまった。



こんな旅館で、TVのドラマのようなおもてなしを受けたらさぞ気持良いだろう、と思ったが・・宿泊料だけでも今回のツァー代金より5千円以上高い。とても泊まれる旅館ではない。

行きも帰りも、温泉から中央線茅野駅まで高速をバスで走った。
飯田まで電車で行かないのは、飯田線はJR東海なので安いツァーでは使えない訳で。
でも、そのバスの車窓がとても良かった。二日とも快晴に恵まれ、紅葉の終わりゆく伊那盆地の向こうに雪をいただいた南アルプスの連なりを眺めながら走る。必死でカメラを向けてはみたものの・・やはりこの程度しか写らなかった。



伊那谷の枯れて遠嶺(とおね)をかがやかす KUMI
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天竜下り

2010年11月27日 | 旅行
天気 晴

昨日今日と、二週続きの温泉旅行に。というと随分贅沢に聞こえそうだが、先週も今回も、格安のJRのツァー。
今回は東京ではあまり知られていない南信州の昼神温泉へ。その詳細は別途書くことにして・・
今日の午前中はまさか、の天竜下りを楽しんだ。旅行にオプショナルツァーがついていて、それで申し込んだのだ。船下り、とか遊覧船、とかは車での夫婦旅行が多かったのであまり乗ったことがない。というのも、乗船場と下船場が違うとなると車の旅では難しいからだ。
寒かったけれど、結構楽しかった。もう少し紅葉の良い時期だったら・・と思ったものの、安いツァーでは仕方がない。

橋から見た天竜峡と、乗船前の船。





山畑に煙ひとすぢ冬紅葉 KUMI
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新庄へ蕎麦食べに

2010年11月25日 | 旅行
天気 曇がち

さて、先週の鳴子温泉への旅の続きを書こうとしたのに時間がなくてそのままになってしまった。
実は、二日目、どこへ行くかは決めていなかった。ツァーのチケットは「東京~鳴子温泉・指定の列車に乗る」なので好きな所での途中下車が出来ない。だから、格安な訳で。新幹線で途中下車が出来るものなら仙台あたりで降りてあれこれと行けるのだが・・

ということで、旅好きのみんなが出し合った知恵の中から、鳴子温泉から先、陸羽東線を終点まで乗ってみること。終点は新幹線も通っている山形県新庄。「新庄ってなにがあるの?」ということになったので、私の唯一の知識、「お蕎麦のおいしいお店がたくさんあるらしい」ということから・・新庄往復、お蕎麦を食べて同じ線を帰ってくる・・という予定が立った。
宮城から県境を越えてのローカル線は結構楽しかった。刈田の中を走り、遠くに栗駒山が見え、最上川の上流の清冽な流れのそばを通り。



新庄は、おおらかに明るい町だった。古いものと新しいものとが同居している地方都市。
観光案内所で教わった蕎麦やは無論美味しかった。
そして、蕎麦やの近くには城跡の公園もあって、紅葉がまだ見頃だった。鳴子ではほぼ終わっていたのでラッキー。



旅慣れていて、行動力のある友人を持っているのは、なかなか楽しい。
みんな同じ年齢であるが、行動に関しては、若々しい。

寒々と枝払はれし大けやき KUMI


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