現在の米国を代表するブランドといえば、アップル、マイクロソフト、フェイスブック、そして古典的なコカコーラやフォードなどがあるが、ポロラルフローレンもいまやコーチなどと並んで消費者向けでは米国ブランドの一角をなしている。その意味で彼が米国オリンピック選手団の制服を受注したのはある意味当然と言えよう。
ところが彼のデザイナーとしての評価はさておき、それが「Made in China」であったことが今米国を沸騰させている。米国人としては、自分の税金が、自国の雇用に結びつかないことへの困惑と怒りがあるのだろう。ラルフローレンともあろう狡猾なビジネスマンとしては迂闊というしかない。米国流のスピード感あふれる対応が見られるかもしれない。