回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

読万巻書・行万里路

2012年07月09日 19時09分50秒 | 日記

雨の降る日は、読書と心がけている。しかし、もしさらに知識を広げようと思ったらやはり旅も重要。これまでに旅行は相当をしてきたと思うが、それでも時には旅心を誘われる。

地方紙に地元の大学教授(思想史)が寄稿した文化欄を見て仰天した。曰く、1990年代の東西冷戦終結をもってそれ以降世界は「ポスト共産主義」に生きている、と。人口で世界最大の国が引き続き共産党独裁による共産主義政治体制を国是としており(マルクス・レーニン主義)、日本はこの巨大な国家と日々対峙していることを筆者はどのように説明するのだろう。また、ベトナムや北朝鮮という共産党独裁国家についても。さらに言えば、元共産党情報機関のトップが大統領であるロシアが形を変えた共産主義政治国家であることを疑う人は少ない。政治体制としての共産主義はすぐれて今日的な事象であり、「ポスト」でないことは明らかである。なお、経済における共産主義(計画経済)はもともと破綻しており、議論の余地もない。

雨の中のアジサイとゼラニウム。

 

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