東京では今日は粉雪の舞い散る真冬の一日となった。たまたま今日は東京から北海道へ。杉並の雪は羽田では雨になっていたが飛行機が着陸するたびに逆噴射で滑走路に水煙が立っていた。そんな1時間半のフライトで到着した今年の北海道は大雪。やはり東京とは桁違いの寒さと、例年にない積雪。ただ、室内の暖かさは北国の生活の必要からか体の芯まで温まる気がする。
日本はたしかに一億二千万人には小さな国だが、少なくとも南北の広がりという観点から言えば十分大国なのではないかと思う。
東京では今日は粉雪の舞い散る真冬の一日となった。たまたま今日は東京から北海道へ。杉並の雪は羽田では雨になっていたが飛行機が着陸するたびに逆噴射で滑走路に水煙が立っていた。そんな1時間半のフライトで到着した今年の北海道は大雪。やはり東京とは桁違いの寒さと、例年にない積雪。ただ、室内の暖かさは北国の生活の必要からか体の芯まで温まる気がする。
日本はたしかに一億二千万人には小さな国だが、少なくとも南北の広がりという観点から言えば十分大国なのではないかと思う。
いわゆる西洋画の見方を簡潔に記述した高階秀爾の「誰も知らない「名画の見方」」 は、読み方によっては当たり前のことを言っているようにも思われるが、人間の眼のもつ不思議さを鋭く見抜いているところはさすがと思われる。怠惰になってきたのかもしれないが、こういった肩のこらない文庫本を気軽に手にすることができるのはある意味幸運だと思う。
西洋画は基本的には宗教画と言うべきなのであろうが、初めてそれを実感したのは、バーゼルにある国立美術館Kunstmuseumを30年前に訪問したとき。膨大な展示品の大部分がキリスト教にまつわる宗教画で、その量と質に圧倒された。「誰も知らない「名画の見方」」には宗教画は少ないが、西洋画に接するときにはどうしてもキリスト教についての見識が必要なのだと思う。