イギリスに長く住んでいたこともあって、それに英語が少しは理解できることからイギリス映画はよく見たほうだが、ベテラン映画評論家Barry Normanが選んでRadio Timesに掲載された過去75年間のイギリス映画ベスト49にもそれぞれ思い入れがある。
なお、この中に選ばれた映画のうち、1940および50年代が多く、一方でここ10年で公開されたものでは、「英国王のスピーチ」と「007 Skyfall」の2作しか入っていないのは、このところのイギリス映画の不振を物語っているのだろうか。007シリーズはこのほかに「Dr. No」が入っているが、Normanによれば、最新作の「Skyfall」がこのシリーズで最高傑作だという。こんな楽しい映画をきちんと見られない中国の人はかわいそうだ。
なお、49作品と言う中途半端な数字だが、Radio Timesとしては最後の1作を読者の投票によってきめたいということで最終的にはベスト50としたいと。