北日本では記録的な大雪になっている(5日から開催されている札幌雪祭りも悪天候で苦戦しているようだ)が、米国北東部、ニューヨークとボストンの辺りは週末、ブリザード(暴風雪)の襲来が予想されており、住民は吹雪に備えて大忙しのようだ。量販店からは既に飲料水や食料品、日用品が売り切れになっているし、ガソリンスタンドには給油待ちの長い行列ができている。東部の主要な空港の閉鎖、航空便や鉄道のキャンセルも見込まれていて、この週末は身動きできず、小売業をはじめとして経済活動に影響が出るだろう。今シーズンは自然災害が多い年として記録されそうだ。
天気予報ではニューヨークでは1フィート、ボストンでは3フィートの降雪が見込まれていて、もし、その通りになれば、車社会の都市機能は麻痺する。こんな時期にニューヨークに到着したら、白タクや雲助に注意が必要だ。しかし、他の方法がなければそれに頼るしかないのだが、無理にNYやボストンへは行かないほうが良い。迎えに行こうにも大雪の時は普通の乗用車は運転禁止(ジープのような四輪駆動のオフロード車のみが通行可)になるので、仮に知り合いがいても助けにならないからだ。
ほとんどの人は大雪を敬遠しているが、スキー場と、スノーモービル販売店は少しでも多く雪が降ればそれだけ商売になるとして大雪を心待ちにしている。CNNによれば、今シーズン、スノーモービルの売り上げ不振が続いていたが、このブリザードは起死回生の一発になるかもしれないと。