少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

錯覚について

2006-05-02 22:38:15 | 哲学
人は時に錯覚を起こす。実際にはそのこにないものが見えることはだれでもあることだろう。

普通は、人はそれを間違いと呼ぶ。錯覚なのだから。

でも、それを錯覚したのには何かの理由があるはずだ。そこには何かの意味がある。

ものの実在。それは、そこに絶対的にそのものが存在していると言うことではない。それを知覚する心の存在があってはじめて、それは存在する。

とすれば、錯覚もまたリアリティとはいえまいか。

錯覚は悪ではないのである。少なくとも。

いや、我々の全ての知覚は錯覚と言えるのかもしれない。