少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

ワハマン彗星

2006-05-05 23:18:21 | 天体観測
残念ながら、今日も空には薄い雲がかかっているのか明るい星以外はさっぱり見えない。望遠鏡を使うと多少は見えるのだが、ちょっと彗星は厳しそう。

ということで彗星は最初からあきらめて昨日良く見えた木星を見てみた。しかし、昨日とは打って変わってあまりシーイングが良くない。像はユラユラとして、なかなかピシッと見えない。それでもしばらく見ているとディテールがチラッと見えることもあるが、昨日には遠く及ばない。ただガリレオ衛星が元気に木星の周りを回っていた。

今日は外に望遠鏡をしばらく置いてファンを回しておいた。ガリレオ衛星の像は、テレビューの屈折ほどではないにしろ、ピンで突いたような小さな点に写っている。フォーカスの前後でもあまり像が楕円にならないような気がする。光軸の調整はまあまあいい線いっているんじゃないかなあと思う。

明日からは天気が下り坂らしい。夜までもってくれればまた観測できるんだけど。どうでしょうかね。彗星をもう一度くらい見れると良いんだけど、あんまり縁がなさそうなだなあ。

写真を言葉にすること

2006-05-05 23:06:57 | 写真
今日は、ハッセルにモノクロフィルムを詰め込んで家の近所を散歩した。特段何が撮りたいというわけではない。

ただ、これはいいなあと思ったシーンを見つけてもすぐにはシャッターを切ったりしない。三脚にカメラを載せてフレーミングをする。その後、画面の中の主な部分の露出を測り、ノートに記録する。この辺がゾーン5かなあと言うところを決めて、それを元にハイライトやシャドーのゾーンを確認する。

コントラストをあげるY2フィルタをつけているので、一段露出を開いて準備完了。やっとシャッターを切った。絞りは開放から少し絞って5.6くらいに。遠くの景色は絞ってF11ぐらいにした。

後で、ノートに情報をまとめておく。一本の撮影にずいぶん時間をかけたものだ。

露出のマッピングというプロセスを経てそのシーンは言葉に変換された。さて、出来上がった写真が、その言葉どおりになってくるかどうか、いや、そのことを意識しながら焼付けを行うことが大切なのだと思う。

連休ならではの贅沢な時間の使い方だった。