サツマイモの畝間に晩生大豆の「小糸在来」を植えるのは、2年前前から始めたコガネムシの幼虫によるサツマイモの食害への対策のためでしたが、その時は小糸在来とサツマイモとの距離をあまり大きくとらなかったため、夏の終わり頃にはサツマイモの蔓葉がすっかり小糸在来を覆ってしまって、①日照不足と②過繁茂によるカメムシの大発生の温床となって小糸在来はほぼ全滅してしまい、枝豆として利用することは殆ど出来ませんでした。
しかし今年は以下の点に留意したことにより、植えた小糸在来の殆どが枝豆として収穫出来るまでになりました。
①7~8月に枝豆として収獲する早生、及び中生大豆は、収穫しなかった株を畑に残しておかないこと。(カメムシが居つくため、晩生大豆にまで被害が及ぶ)
②晩生大豆は、可能な限り早く播いて大きくし、後から伸びてきたサツマイモの蔓葉がその上に被さらず、小糸在来の葉の下を蔓が通るように仕立てること。(今年一番早い播種は、直売所の畑より3週間以上早い6月18日でした)
③小糸在来の植え付けは、サツマイモの蔓の先から1メートル以上離すこと。
④壊滅的被害を与えるカメムシ類は、パトロール時の捕殺の繰り返しと殺虫剤の適切なタイミングでの散布を心がけること。(スミチオン1000倍液なら、莢が出来てから2回は散布すること)
晩生大豆をサツマイモの畝間に植えるとこうなります。(枝豆も収穫出来る成功例です)
小糸在来のような晩生大豆は草丈も高い大株になり、枝も多くなって横にも伸びるので倒れやすくなりますが、倒れかかったところをサツマイモの蔓葉が受け止めるので、大豆の葉や豆の莢に土が付かず汚れません。
晩生大豆の葉がサツマイモの葉より上に出て、広がっていることがポイントです。
サツマイモの葉が被さって、ダメになった株もたまにあります。
軽トラには、3回に分けて積み込み、近所に配っては積み込みを繰り返しましたが、まだ半分近くが畑に残っています。
ご近所には配って配って配りまくりました。10軒以上です。
近所に配っても尚余ったものは、無料野菜にしました。
雨でなければ、明日も収穫の続きです。