今シーズンの春作の特徴は、大きな芋がついて指の先くらいの超小粒が少ないことです。
インカのめざめの栽培を経験すれば分かると思いますが、インカのめざめの芋の付き方は、NO管理だと
地表近くにまとまって付いてしまうことです。
芋の肥大は生育後期ですので、気が付いたら根際が盛り上がって何個もの芋が顔を出し、その全てが緑色に
なっていることが多いです。
また地表に顔を出した芋は、周囲の土も持ち上げてしまうため、その下の地中の芋にまで太陽光が当たって
緑化させてしまいます。
その場合の緑化は芋の表面の極一部なのですが、部分的にでも分かるような緑化があれば商品価値は
ありませんので、自家用にするか私の場合は栽培実験に使うしか利用法がありません(^_^;)
最初に収獲した3列は特に緑化が酷かったので、掘り上げたものの三分の一は調理に向かないものに
なってしまいました。
下の写真の右側が出荷やおすそ分けに使えそうなもので、左側が緑化や虫食い、小粒過ぎなどで調理用には
使えないものです。(緑化部が少ない場合は、取り除いて利用できます)
3列分のインカのめざめを片付けて、サツマイモの畝立てが1本分出来る場所を確保出来ました。
もう1列片付ければ2本まで立てられます。
右隣(西側)には10列分のインカのめざめが残っています。
付いた土の一部を掘り上げた場所で、水をかけて流した後です。
3列分の収穫量のデータは、明日報告します。