2月5日の記事の続きです。
種芋用のインカのめざめを保冷箱から出して常温での保管に切り替えたのは、1月16日です。
その日から今日までの間の室温は、9(主に早朝)~14℃(日が出た昼間)でした。
インカのめざめの種芋の切り分けと日光浴は、娘の出産のことでの心配から予定より1週間ほど
遅れてしまい、予定よりも芽が出過ぎた状況での日光浴(浴光催芽)開始となってしまいました。
光が当たっていない状況下で出た芽は弱くて脆く、盛ったり切り分けたりする時に沢山取れてしまいました。
切ってから分かったことですが、今シーズン入手したインカのめざめは、中心部に空洞があったり
中に黒っぽい点のあるのが目立ちましたが、これは以前殆どなかったことです。
そしてこれらは10年以上取引がある北海道の農家のものではなく、別ルートで直接購入したり
地元の店頭で手に入れたものです。
率直なところ、このような品質では北海道産としての出荷もおすそ分けも出来ません。
卸売業者の立場で直売所に納品したのは、いつもの農家からのものですので心配はないと思うのですが、
なぜこうなったのかを調べなくてはなりません。
もちろんそのような品質のものを種にした場合の問題も予想がつきませんが、本当に困ったことです。
これは地元のスーパーで購入したものです。
外見の違いから同じ北海道であっても先の写真の物とは産地が違うはずですが、同じ状態のものがあります。
切り分けたものは全てビニールトンネルに移しました。
最低気温は室内温度より低くなりますので、日光浴の効果と併せて芽の伸びはある程度抑えられるでしょう。