後期
きっちり授業15回
そして今日が試験
すでにあれこれ来年度のことをやりながらの
今年度の締め
試験には、というより単位認定には実に気を使う
学生は、試験のためだけに勉強しているような
ところがあるので、厳正にやらないと何かとうるさい
昔の自分の大学での試験体験<<かなりいいかげんだった
をひきづってやると
失敗する
後期
きっちり授業15回
そして今日が試験
すでにあれこれ来年度のことをやりながらの
今年度の締め
試験には、というより単位認定には実に気を使う
学生は、試験のためだけに勉強しているような
ところがあるので、厳正にやらないと何かとうるさい
昔の自分の大学での試験体験<<かなりいいかげんだった
をひきづってやると
失敗する
マニュアル(操作手順書)のわかりやすさの研究をかなりの年月やっていたことがある。いくつかの研究テーマの遍歴があるが、これが一番おもしろかった。研究としても、基礎と応用とのバランスがとれていてなかなかのものだったと自負している。
どんなことをしたかというと、ユーザ(機器の使用者)は、マニュアルを読む時に、こんなふうに頭を働かせて読むのだから(心理法則)、制作者は、こんな指針に従ってマニュアルを書くべし、という指針を網羅的に発掘したのである。
たとえば、(<< が心理法則)
指針1「操作の結果を示す」<<やったことは即刻確認したい
指針2「操作の全体像を先に示す」<<認知地図を早くもちたい
指針3「操作の意味を示す」<<なぜそうするのかを知りたい
指針4「具体例を入れる」<<現実との対応をとりたい
指針5「メリハリをつける」<<大事なものが何かを知りたい
製作者(テクニカルライター)が、文章技法や図表化のリテラシーを踏まえた上で、さらに、こうした心理法則から派生する指針に従って制作することで、ユーザにわかりやすいマニュアルが提供できることになった(と思っている)。
言語相対仮説
いきなりですが、少し難しい話をします。人がこの世界を感じとったり、何かを考えたりする仕方は、その人の母国語の特徴が決める。また、違う言葉を話す人達は、世界の感じとり方や考え方に違いがある。という2つの考え方から成る説をウォーフ仮説と呼びます。ウォーフというのはアメリカの言語学者の名前で、この説を中心的に唱えた人です。
さて、この説をもう少し分かりやすく説明してみましょう。日本語を母国語にしている人の物事の感じとり方や考え方は、日本語の特徴によって決まります。そして英語を母国語にしている人の感じとり方や考え方は、英語の特徴によって決まります。つまり、日本語を話している人と英語を話している人の感じとり方や考え方は、違っているというわけです。
もっと具体的な話をしてみましょう。冬、空から降ってくる白い物を見たらあなたは…「雪だ!」と思いますね。しかし、イヌイットの人達は同じ雪は雪でもその状態によって詳しく区別をして、3種類の別々の名前で呼びます。さらにその3種類の名前をまとめた「雪」に対応する言葉がイヌイット語にはありません。日本語にも「ぼたん雪」や「粉雪」など、雪を区別する言葉がありますが、それらの言葉をまとめて「雪」と呼びますね。このことから、雪の感じとり方が日本人とイヌイットの人々とで違っていることが分かります。(SK)