養護教諭にとって、コミュニケーション。
まず、その多彩なコミュニケーションの相手にあらためて驚かされます。
心身のダメージをかかえた子ども
保護者
担任教員
スクールカウンセラーや外部機関
さらに、コミュニケーションの内容もTPOも多彩です。
心身にダメージを受けた子ども、その保護者に対するリスク(危機)即応のコミュニケーションまで多彩です。
それだけに、コミュニケーションをめぐって養護教諭の日々の奮闘ぶりが目に浮かびます。また、それだけにコミュニケーションをめぐる悩みもひとしおではないかと推察します。
本書では、コミュニケーションの基盤的なところと、養護教諭が出会うさまざま場面でのコミュニケーションとの2つに大きく分けて、それぞれのコミュニケーション力アップのための方策を提案してみました。
それぞれ、モジュール形式になっていますので、一度全体をざっとお読みいただき、あとは、必要に応じて、目次から関連の項目(モジュール)のところを参照していただければよいかと思います。