同時に、自分自身の力でミスを防ぐ工夫に取り組むことも出来ます。
ミスを防ぐ方法として、自分を自分で知り、自分自身をコントロールする力
つまりメタ認知力を理解する必要がある。
また認知とは、自分の頭の中にもう一人の自分(ホムンクルス)がいて
自分をコントロールしたり監視したりしている感覚です。
「できることの予測」と「実際にできたこと」とが一致することです。
人間には、己を知り、コントロールできるメタ認知力が備わっています。
その能力が、ミスを防ぐのにどのように有効なのかを考えてみたい。
1.ミスするかどうかを、あらかじめ予測できる。
自分の頭の働きの限界を十分に知っていて、これを超えればミスをするだろうと
あらかじめ予測できる。
2.ミスに気づくことが出来る。
自分がミスをしやすい人間か、それともミスをしにくい人間かを把握することで
自分にあったミス防止策を考えて、ミスを自分自身で気づくことが出来る。
3.ミスをしないように自分をコントロールできる。
難しい仕事は、いつもよりも時間をかけて慎重に行ったり
同僚や上司の助けを借りてみることである。
メタ認知能力によって、ミスはある程度は管理することができるのです。
出典
海保博之著