心の風景 認知的体験

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こんな時こそ

2011-03-22 | 安全、安心、
2人が救出された
原発で懸命の押さえ込みが功を奏しそうだ

こんな時
悲しい話はごまんとある
それを報道することも大切
そして、
こんな中でも
あかるい話
がんばっている話
どんどんよくなっていく話
もまたごまんとあるはず
これを発掘して報道してほしい

赤ちゃん誕生
行方不明者の発見
仮設住宅の建設
などなど

使命感

2011-03-21 | ポジティブ心理学
使命感「使命感があれば、むかうところ敵なし」

●使命感あれこれ
 コンンビニのアルバイトの青年が、強盗を店外まで追いかけて争いになり殺されてしまった事件が昔ありました。
 アルバイトなのに、何もそこまでやらなくとも、と思った記憶があります。どんな仕事にどのような形で携わろうと、そこには、それなりの使命感があるということではないでしょうか。
 あるいは、政治家。
権勢欲、支配欲などどろどろしたものもあるとは思いますが、選挙に落ちればただの人。にもかかわらず、政治家をめざす人々はつきない。そこには、国を良くしたいというやむにやまれぬ使命感があるはずです。
金儲け第一にみえる実業家でも、こんなことを言っています。
 「私はこの世に生まれた人はいずれも天の使命を帯びていると信じているから、自分もまた社会のこと、公共のことにはできるだけの貢献をし、その使命を果たしたいと考えている。」(渋沢栄一)
もう一つ、ボランティアにいそしむ人々。
一銭の得にもならないことをあれほど熱心にできるのはなんなのか。恥ずかしいことに、自分は、これまでこれといったボランティア活動をしたことがありません。それだけに、あの献身的で元気はつらつな姿にはいつも感嘆、感動です。
 「天職を通じて人のために奉仕すると考える人は、間違いなく成功する。」(マーフィーの法則)までいけば、言うことなしですね。
使命感をもった人は元気です。今回は、その使命感を分析し、そして、自分なりの使命感をもった毎日を生きるためにはどうしたらよいかを考えてみたいと思います。

●使命感ってなにもの?
 使命感にかられた行動には社会性があります。それをすることが、世の中のためになっているという感覚ですね。
 類語辞典で、使命感の類語を拾ってみますと、
  「任務、職責、職務、責任、務め、献身、義務、課題」
となります。ここからも、社会性の意味がぼんやりとみえてきます。
 ただ、それだけではありません。使命感には個人的な嗜好も入り込んでいます。
社会からの要請と個人的な嗜好とがコラボレーションしたところに使命感が発生します。
 大事なのは、コラボレーションですね。
 社会からの圧力が強すぎると、命令になってしまいます。
 個人的嗜好が強すぎると、信念になってしまいます。たんなる人助けになってしまいます。
 社会と個人とが微妙なバランスをとれているところが使命感の大きな特徴です。というより、バランスがとれているときに、使命感は心に真正な元気をもたらします。
 
●心を元気にする使命感をもつには

①自分のしていることの意味、意義を考える
 シュシュポスの神話というのがあります。罰として、岩を頂上まで運びあげさせる、それをふもとに落とす、それをまた頂上まで持ち上げさせる。これを永遠に続けさせる罰です。これは、人間にとって究極の罰といっていいかもしれません。
  さらに、もう一つ。
黙々とレンガを積んでいる人が2人いた。「何をしているんですか?」と聞くと、一人は「レンガをつんでいる」と答え、もう一人は「家をつくるためにレンガを積んでいる」と答えた。
使命感をもって仕事をしているほうがどちらかは自明ですね。
どんな仕事にも、それなりの意味、意義があります。大きくは、社会全体、会社全体、組織の中でのその仕事の位置づけ、小さいところでは、自分にとってのその仕事をすることの意義など。要するに、その仕事を取り巻くもろもろを考えてみることです。
 具体的には、
・どうして自分はその仕事をしているのか
・なぜ、その仕事は存在するのか
・仕事を自分がしないとどういうことになるのか
などです。

②社会とのつながりを考える
大きくは、自分が、小さくは、自分のしていることが社会においてどのように役に立っているかを考えてみることです。 
自分は、今、この原稿を書いていますが、書いているときは、書くことに夢中です。ひどく孤立しています。しかし、一服しているときなど折に触れて、これを読む人のことをイメージします。そこで、原稿を書くという孤独な仕事が社会とつながります。そして、書くことの使命感のようなもの持つことができます。
組織の中で働く際には、組織の使命があります。ミッション・ステートメントという形であなたに提示されているはずです。その場合は、それを「自分のものにする」ことで仕事の使命感が生まれます。
余談になりますが、「自分のものにする」のは、結構、難しいところがあります。
なぜなら、ミッション・ステートメントは、普通は、かなり抽象的な言葉で述べられるからです。具体的な行為の世界とどうしても齟齬ができてしまいます。たとえば、「安全第一」が、ついつい、「納期優先」になってミスをしてしまうようなことがあります。

③社会的要請と個人的な嗜好とのバランスをとる
使命には社会性があります。それだけでみずからの行為を律すると、組織に埋没してしまいます。結果として、狭小な世界での使命感となり、とんでもない誤ったことをしでかしてしまうことになります。
会社のためによかれと思って懸命にしたことが、とんでもない法律違反だったというような事件、事故がどれほどあったことか。その背景にこうした使命感があります。
 真正な使命感とは、社会性と個人的嗜好のコラボレーションから生まれます。たとえ、組織から当たられた使命であっても、それを自分なりにあれこれ思慮してみる必要があります。そこに個人的な嗜好が入り込みます。
それが大事なのです。
先ほどの余談と関連しますが、これが時には、組織原理とそごをきたすことはあります。しかし、そのリスクが行為に緊張感をもたらし元気はつらつにもつながります。
  ここで、今読んでいる浅田次郎著「ハッピーリタイアメント」(幻冬社)を思い出しました。
 2人の元官僚がまったく仕事のない団体に天下る。でも仕事はない。団体のミッションはもちろんあるが、あくまで建前。仕事をしないことが暗黙の使命。ところが、それに我慢がならない2人が、仕事をしてしまうのです。そこが喜劇になっていてとてつもなく面白いのですが、これは、個人的嗜好のほうに使命感が極端に偏ってしまったケースです。


励ます「ポジティブ心理術」

2011-03-21 | ポジティブ心理学
落ち込んでいる人に、「元気出して」と励ますことは簡単です。
 しかし、励まされたほうからすれば、「どうやって元気を出せばいいの?」と言いたくなる場面が多々あるから、気をつける必要があります。
 どんな場合でしょうか。
 当面、現状から脱却する方策がない、あるいは、見つからない場合です。
・ 失敗して回復するすべがないとき
・ 気持ちがひどく落ち込んでしまっているとき
・ 先のことにまで思いがいく余裕がないとき
 などです。


パニック神話

2011-03-21 | 安全、安心、
パニック神話(panic myth)

災害発生の警報や予知が一般住民にパニックを引き起こすとする、もっぱらマスコミの世界での通説のこと。
しかし、パニックの発生はむしろ稀で、危険からの脱出可能性に関するきちんとした情報が提供されれば、整然とした対応ができることが、いくつかの事例で確認されている。


こんな時

2011-03-21 | 心の体験的日記
この10日あまり
まだ10日しかたってない
もう10日たった
もうと
まだの感覚が混在する奇妙な10日間

日常が回復してきた
それでよい
そして、日常の10%をこの大災害に心身を向ける

超長期戦

国民一丸になって
いや、一丸になれる貴重なときとして
乗り切ろう



から元気をつけるコツは、ともかく笑う

2011-03-20 | ポジティブ心理学
から元気をつけるコツは、ともかく笑う

 感情の末梢起源説によれば、「笑うから元気になる」のです。元気だから笑うのではないのです。
 寄席に行きましょう。
 バラエティ番組を見ましょう。
もっと簡単なのは、朝起きたら破顔一笑することです。鏡をみて笑ってみるのもいいですね。そのうち、気持ちも元気になってきます。
 さらに、何か笑えることはないかを探すのです。その気持ちがあれば、必ず見つかります。そして、笑うのです。結果として、元気になれます。


不安

2011-03-20 | 健康・スポーツ心理学
不安(anxiety)

現実のなかに、自分や近親者をおとしめる事態の発生を予兆させるものを見つけたときに生ずる感情的な不安定状態のこと。
不安時の主観的な体験としては、「どうしていいかわからない」「重苦しい雰囲気」「誰かに助けてもらいたい」「これから先のことがおぼつかない」「事態を変えて、緊張から解放されたい」などなどがある。

未来を志向して生きる人間にとって、不安は、よりよい未来へたどりつくための水先案内でもある。したがって、適度の不安は、人間を適切な行動に導く動因(drive)となる。たとえば、将来に備えて勉強する、貯をするといった行為は、将来への不安が、動因となっていることが多い。
問題は、過度の不安が喚起されると、一種のパニック状態が発生して、妥当な判断や行為ができなくなることである。「俺々詐欺」や「健康食品商法」などはそこをねらっている。

なお、別の問題として、過度の不安が長期間にわたり継続するとストレス状態になる。
むやみに動き回ったり(行動化)、
身体機能の部分的な異常をきたしたり(身体化)、
自我崩壊を起こしたりすることになる。
ストレス管理による不安の低減が必要になる。


こんな時こそ

2011-03-20 | 心の体験的日記
リスキュー隊が記者会見
使命感のかたまり
それでも家族がいる
その家族もまたその使命感をしっかり理解している
すばらしい
決死の働きに感謝

こんな時
それぞれの仕事の使命が鮮明になる
商売ひとつとっても、
ただ儲けるためだけではないことことがよくわかる
被災地の近くのうどんやさんがあえて開店
お客さんから「ありがとう」といわれたのははじめてと涙
みているほうも涙がでる、

意外にこんな時には、見えてこないのが、教育者の使命かも
でも、この世の中に存在するものすべてに
それぞれの使命がある
それぞれの場で、それぞれの日常をたんたんとこなすこと
それが使命を果たすことになる
それでもこんな時、無力感にさらされるのを避けるため
日常の物心両面で、10%分は、目に見える支援をすればよい



こんな時だから

2011-03-20 | Weblog
これくらいの大規模災害となると
親族、友人知己、さらに学生に被災した人々がいる
という人が多い

幸い今のところ自分にはそんな人がいない
でも、東北大学のあの方はとか
宮古のあの学生の実家はとか
気になる人々はいる
どうか無事でいてほしい

それにしても、地震、津波、原発
3大災害が重なるとは

国難です
政治家は国のために働いてくれるのではないのですか?
谷垣総裁
ぜひ、内閣に入って、一緒にやってください
傍観は許されません

マスクとゴーグルしてテニス

2011-03-20 | 心の体験的日記
激戦になってくると
マスクが苦しい
ゴーグルが邪魔
そんなときは、マスクをはずしてがんばる
でも、花粉症対策にはなっているようだ

おのでらさんも同様

それにしても、マスク姿が多い
目だけ美人もいるとは思うが
探すのが大変
いつもマスク姿の看護師さん
マスクをはずしたら、とんでもない美人
いや、とんでもないーーーー
をひそかに楽しんでいる

そういえば、医者はあまりマスクをしていないのはなぜ?


火天の城

2011-03-20 | 心の体験的日記
火天の城 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋


松本清張賞受賞の見事な歴史小説
信長に命じられて安土城を作り上げる
建築棟梁(番匠)の職人気質を書き切った息もつかせぬ
おもしろさ
前読の「利休にたずねよ」同様、たくさんの棟梁ことば
全然わからないが、不思議とそれがまた興趣をそそる


被災地の自治体職員の皆様へ

2011-03-19 | 安全、安心、

筑波大学心理学系 松井豊教授の紹介サイトより

被災地の自治体職員の皆様へ
筑波大学人間総合科学研究科 松井 豊
日本ファーストエイドソサェティ 岡野谷 純

http://www.human.tsukuba.ac.jp/~ymatsui/index.htmlより転載
こののHPには、より詳しい解説、さらに、マニュアルまであります

a)興奮状態が続く
b)体験を思い出す:
c)思い出すことを避けようとする:
d)周囲との摩擦:
e)話せなくなる:
 
 これらはいずれも「惨事ストレス」と呼ばれるストレス反応の一部です。

 こうした惨事ストレスを軽減するために、効果があるのは以下のようなことです。


1)まずは休養と休息をとってください。
2)親しい方とともにすごして下さい。
3)少し活動が落ち着いたら、一緒に活動してきた同僚や仲間と話し合う機会を作って下さい。
4)今回の災害では関連報道が長く続くと予想されます。
5)事務や総務など内勤職の方や管理職は、現場の職員への対応に追われ、自身のストレスを自覚できない傾向があります。落ち着いてから、それぞれ語り合う会をお持ちください。