放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2018地震直後にゆく北海道車旅6日目の1

2018年10月29日 20時23分42秒 | 2018北海道車旅


6日目。網走の道の駅・流氷街道の朝。6時半におきた。今日も快晴だ。ラジオによると網走の気温は13、7℃。全道的に冷えていて根室は17、8℃だが弟子屈の川湯は-0、1℃とのこと。9月に氷点下はきつい。



コーヒーを飲んで周辺を散策する。道の駅の海側は港になっていて漁船が停泊していた。カップめんの朝食をとって出発する。根室の納沙布岬にむけて走りだした。距離は200キロだ。



釣人が鮭釣りをしている海岸線をゆくと小清水原生花園があったので立ち寄った。



ここには鉄道が通っている。網走と釧路をむすぶ釧網本線だ.



原生花園の丘にのぼって線路のある方向を見おろす。左の建物は浜小清水駅だ。右は道の駅の建物で、その先に見えるのは濤沸湖と山は斜里岳だろうか。



ハマナスの花がさいている。



原生花園の海側の風景。山影は知床連山か。



濤沸湖側には馬が放牧されていた。



斜里から内陸にはいって国道244号線で標津にむかう。途中に川北の湯につづく笹の沢林道の入口があるのだが気づかずに通過した。



標津からまた海沿いをゆくと野付漁港があったのでトイレをかりた。漁協では牛乳を配布している。福祉牛乳というものだったがこういう制度があるのをはじめて知った(別海町だけの制度のようだ。妊婦などが対象)。漁港には鮮魚店もあるが、停電のせいか生魚の在庫はなかった。



海沿いを厚床にむかってゆくが道東らしい原野のひろがるルートだ。こういうところを走りたい。今日の予定はすべて私のゆきたいところである。



厚床から国道44線で根室にむかう。途中にある音根沼の風景をながめた。浅い汽水の沼だ。



根室駅にやってきた。根室は花咲ガニが目的だ。これまでは花咲港にある大八食堂を利用したのだが、前回の印象がわるかったので他にするつもりだった。駅前のカニ店をチェックする。2件ほどカニを売っている店があった。



つづいて駅近くの鈴木商店にはいってみた。ここは安いがカニは冷凍なので、目星をつけてある納沙布岬の店にゆくことにする。鈴木商店はみやげを送ったり、ここで買って夜にたべるなら、とてもお値打ちだと思う。

納沙布岬にむかうと昆布を干している。そしてキタキツネがいて、鹿が飛び出してきた。



12時に納沙布岬の武内商店についた。ここは食堂だが地震と停電の影響で料理はできず(仕込みをしていない)、カニだけ茹でることができると言う。もとより花咲ガニをたべにきたのだから望むところだ。店主とカニを生簀に見にゆき、ふたり分なので大き目の700グラム以上ありそうな4500円のカニをえらんで、茹でてもらうことにした。



停電でカニはすべて死んでしまったそうだ。それでまた仕入れなおしたところとのこと。



一昨年花咲港でカニをたべたが美味しくなかった。その折に納沙布岬に足を伸ばしたのだが、ここのご主人が店頭で接客をしていて、それがとても親身だったのが印象にのこっていた。そこで今回はここにしたのである。

カニは20分で茹であがってきた。ハカマと甲羅をはずしてカニ味噌からたべてゆく。



茹でたてのカニは熱々でジューシーで甘い。これは美味い。これまで食べた花咲ガニでナンバー・ワンである。



お店のポップ。花咲ガニは日本一おいしいとあるが、私も日本一だと思う。ちょっと高いが茹でたてはたべる価値がある。武内商店は納沙布岬の名のきざまれた標柱の灯台よりで、サンマ丼で有名な鈴木食堂のとなりだ。ひとり用のカニは2000円からある。



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2018地震直後にゆく北海道車旅5日目の2

2018年10月27日 09時28分40秒 | 2018北海道車旅


博物館・網走監獄にやってきた。ここも家内の希望だ。入場料はひとり1080円。1・2時間でまわれるだろうと思っていたら中はひろい。そしていろいろな建物や施設があった。



釧路裁判所網走支部の法廷復元棟。裁判風景。



館内には旧網走刑務所と網走刑務所の農業支所だった二見ヶ岡刑務支所が移築されている。上の画像は二見ヶ岡刑務支所で当時のようすを再現したもの。囚人の入浴風景。



煮炊きのようす。



二見ヶ岡刑務支所は明治にたてられた木造建築の監獄で重文だ。



旧網走刑務所。



旧網走刑務所は五棟の監獄が放射状にたてられ、その中心に中央見張り所がある。



ここから唯一脱獄した、昭和の脱獄王とよばれた白鳥という受刑者の人形がある。ゴールデンカムイという漫画の登場人物、白石由竹のモデルとなった人物だ。



現在の網走刑務所とおなじ形の正門。そのほかにも建物や展示施設があり、ショップもあってここに4時間ほどいたが、とても見ごたえがあった。じつは下らない施設だろうと思っていたのだ。こんなところにはゆきたくないなと。しかしそれはまったくのまちがいで、真摯な博物館だった。明治初期の囚人たちが、多大な犠牲者をだしながら、道央とオホーツクを結ぶ道路の開削工事をしたことなどを知って、心がしんとなった。

今日はここしか予定がないのでゆっくりとすごす。車中泊だが大人の余裕のある旅である。網走は涼しくて日陰では寒いくらいの気温だった。



網走監獄をでると呼人浦キャンプ場にいった。網走湖がきれいだ。



昨夜つかった焼肉グリルをあらいにきたのだ。ここでなら心おきなく食器をすすぐことができる。



夕刻になったのでライダーが集まってきていた。ここは無料のキャンプ場だがとてもよいところだ。



蚊が多いと聞いたことがあるがこのときはまったくいなかった。利用してみたい野営場だ。



つづいて現在の網走刑務所にいった。刑務所の前には観光客の車は入れずーー網走川の橋をわたれないーー国道沿いにある市営駐車場に車をとめて歩いていった。



門の両脇の詰所に入ることもできた。ここは大学生のときにGSX400Fできて門の前で写真をとっている。当時は博物館・網走監獄はなかったから、ほんとうの刑務所が観光地だったのだ。北海道はゴールデン・カムイを応援しています、のポスターが貼ってある。



車にもどってゆくと魚が泳ぐ音がする。どこにいるのかと思ったら小さな側溝にマスがのぼってきていた。マスは尺以上ある良型で、レイクトラウトのような魚が短い距離に4尾もいる。とても美味しそうだから、ひとりで来ていたらこの魚をつかまえてたべたと思う。



網走川をのぞいてみると、側溝のながれだしにマスがむれている。散歩にきた老人に聞くと、やはりマスだそうだ。まずマスがのぼってきて、その後に鮭がくるのだそうだ。こんなの見たことがないと言うと、見事なものでしょう、と答えるが地元の人はマスには関心がないようだ。老人は、ここから1キロ下流で鮭を捕獲し、受精して放流していると教えてくれた。



老人とマスと別れて網走湖沿いの風呂にゆく。その途中でガスをいれた。9、7K/L。単価は155円。



呼人浦キャンプ場の先にホテル網走湖荘があり、500円で立ち寄り湯ができた。ここは大きなガラス張りのホテルで、立ち寄り湯は裏口からゆくようになっている。節電でサウナは休止していたが、池のように大きな風呂でくつろぐことができた。

今夜の宿泊地は網走市街にちかい道の駅流氷街道だ。ここに車をとめて折りたたみ自転車をだし、また歩きと自転車で市街地にゆく。気温は9℃と表示されている。冷え込んでいて寒いので、まさかのときのために持ってきた、初冬用のコートを羽織ってでかけた。



やってきたのは居酒屋・和助。網走郷土料理と炭火焼きの店だ。



サッポロ・クラシックの生とウーロン茶で乾杯。



ます旬のサンマを刺身にしてもらった。680円。



サンマの刺身は脂がのっていてトロトロ。家内はこれまでたべたサンマの刺身の中でいちばん美味しいと言っていた。



家内のたのんだジャガバター460円。キタアカリで甘くて美味しいそうだ。



若鶏半身唐揚1200円。濃い味つけで揚げ加減が絶妙。



飲まない家内は筋子のおにぎり260円とアサリ汁280円。おにぎりの具が少ないとのこと。



酒飲みの私は青ツブ貝焼き650円。



それに北海道の焼酎、グランブルーの水割り。



青ツブ焼きは酒のさかなにぴったり。家内はジャガバターと若鶏半身唐揚は次にきたら必ずまたたのむと言っていた。



北海道焼酎の鍛高譚の水割りを追加してお会計は6318円。お店の方に話を聞くと、今日やっとネタが入ったところなのだそうだ。停電でたいへんだったようで、とても美味しかったと言って店をでた。和助も空いていた。走行距離211、4キロ。







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2018地震直後にゆく北海道車旅5日目の1

2018年10月24日 17時42分14秒 | 2018北海道車旅


5日目。道の駅とうまの朝。7時に起床した。冷え込んでいるが日差しが強く気温は上昇してゆく。カップめんの朝食をとり、ゴミ箱があるのでゴミを捨てさせてもらって8時に出発した。

今日の目的地は網走だが200キロもある。愛別ICから旭川紋別道路に入り無料の自動車道路をゆく。旭川紋別道で終点の遠軽の手前まで行き、国道をつないで網走にむかう。遠軽からがとおい。原野や森林地帯をぬけてゆく。ここまでバイクを1台も見ない。この旅でライダーはほんとうに少なかった。ガスの不安をテレビ・ニュースで繰り返して放送していたようだから、ツーリングを延期した人が多いのではなかろうか。バイカーだけでなく観光客もいなくて、今回の旅ではどこもガラガラにすいていた。じっさいにはGSの行列など皆無だったのだ。それは地震直後の震源地にかぎられることだったのだろう。テレビはいちばんたいへんなところばかり映すから、風評被害を拡大させることになってしまったのだ。



昨夜使用した焼肉グリルを洗えるところはないかと探しながらすすむと、網走湖に大曲園地の看板がでていたので立ち寄った。公園かと思ったらコスモス畑だった。



ほとんど人はいなくて、知名度もないようだがとてもよいところだった。花の盛りに来れたのも何かの縁だろう。コスモスのあいだには鹿の足跡もあって、それを家内にしめすと、これが鹿の足跡なんだ、と言ってながめていた。



網走には11時についた。回転寿司のかに源という店にゆきたかったが、営業していない。これも地震のためのようだ。そこで市街地にゆくとよく利用するビックボーイの姉妹店がある。ステーキ・ビクトリアで、ここに入ることにした。



店に入ると地震の影響でランチ・メニューはハンバーグ、チキングリル、サイコロステーキの3種類しかないとのこと。そこで私はチキン、家内はハンバーグにした。



ここはサラダバーがウリなのだが今日は用意されていなかった。



それでもこれだけあれば十分で、営業していてくれて助かった。



カレー・バーもやっていた。ご飯、カレーは食べ放題だ。



ドリンク・バーとスープ・バーも飲み放題。料金はチキンが680円。ハンバーグが580円。ドリンク・バーが220円×2の440円とお値打ち。網走駅のすぐ近くだ。

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2018地震直後にゆく北海道車旅4日目の2

2018年10月22日 18時10分26秒 | 2018北海道車旅


14時40分に上野ファームをでてまた旭山動物園にやってきた。7キロしか離れていないから10分ほどで到着だ。今日も空いていて正面入口のすぐ前に駐車することができた。目的はオオカミの遠吠えだが、それまで時間があるので、それぞれの見たい動物に会いにゆくことにする。



私はペンギンを見にゆく。家内はトラだ。



ペンギンは空を飛ぶように水中を泳ぐ。この姿はなかなか見られない。



ペンギンのもぐもぐタイム。



アザラシのもぐもぐタイム。



シマフクロウ。



そしてオオカミの遠吠え。白いのがお母さん。いちばん右の石の上にいるのがお父さん。ほかは子供たちだそうだ。リーダーはいちばん小柄で足の悪いお父さんで、今でもいちばん強いとのこと。遠吠えをはじめるのもお父さんだった。



旭山動物園のあとは昨夜につづいて大雪の湯にゆく。今夜は道の駅あさひかわに連泊して旭川で飲むか、それとも明日の目的地の網走方向にすすんでおくかでまよう。旭川の塩ホルモンにもひかれるが、網走まで距離があるので、今夜のうちに無料の高速道路、旭川紋別道を行けるだけ東にゆくことにした。

大雪の湯でスマホに近くのスーパーをたずねると、トライアルを提示してきた。大雪の湯から700メートルだ。ここにゆくと入口の電気を消して省エネ営業をしている。ここだけでなく、ネオンをつけずに営業している店がたくさんあった。停電はこの日の朝(9月10日)でほぼ解消していたが、政府は2割の節電を呼びかけている状況だ。節電意識はたかく、北海道をあげて協力している感じだった。

トライアルの店内も在庫は少なかった。肉、魚、カップめん、総菜や野菜もあまりなく、冷蔵ケースはガラガラだ。その中から牛サガリ肉とタコの刺身、エリンギとスイカなどを買った。

トライアル永山店をでて旭川紋別道の愛別ICにむかう。走ってゆくと道の駅とうまがあるが、泊まりたいのは道の駅しらたきか丸瀬布だ。しかし愛別ICに近づくと、旭川紋別道は20時から6時まで工事のため通行止めとでている。時刻は8時をすぎたばかりだ。しらたきまで国道でゆくのはたいへんなので、12キロもどって道の駅とうまに泊まることにしたが、ここは上野ファームの近くだ。今日は1日を狭いエリアですごすことになったのである。



味つき牛サガリ肉、タコの頭の刺身、モヤシやキャベツ、タマネギなどの野菜はないので代わりにエリンギ、カット・スイカ、枝豆、キムチなと。



車内焼肉を開始する。



20時半から食事をはじめて終わったのは22時だった。ラジオによると低温注意報がでているとのこと。札幌は14℃だそうだ。焼肉につかったグリルはティッシュでふいておいた。道の駅で洗うわけにはいかないから、明日どこかできれいにしたいと思う。道の駅のむかいにはローソンがある。食後にのぞいてみたがここも在庫は少なかった。走行距離80、2キロ。





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2018地震直後にゆく北海道車旅4日目の1

2018年10月20日 09時50分44秒 | 2018北海道車旅


道の駅あさひかわの朝。6時に足がつって目がさめた。以前バイクを車から下ろすのに失敗して痛めたところだ。これがなかなか直らずに苦しんだ。昨日旭山動物園でたくさん歩いたからだろう。



コーヒーをいれて飲む。気温は低い。10℃くらいだろうか。車内でメモをつけたりガイドブックを見たりするが、隙間風が気になって晩秋のような感じだ(商用車のハイエースは気密性がわるい)。エンジンをかけてオート・エアコンを入れると、昨日まで冷房だったが今朝は暖房になっていた。



道の駅を出発してすき家に入ると、牛丼は売り切れと表示されている。牛丼と豚丼は品切れだったが、吉野家は店を開けていないから、すき家は営業しているだけで大したものだと思った。因みに私は両社の株主だから平等の視線で見ての感想である。



納豆玉子朝食320円と鮭玉子朝食390円に納豆90円をプラス。



旭川の郊外にある上野ファームにむかうと、前方に魅力的な山塊が見えてきた。大雪山だろうか。



あまりにきれいなので農道にはいって写真をとった。すると近くの大きくて立派な家の奥さんがでてきて、何してるのかなと思ったけど、写真よね、きれいだものね、と話しかけてきた。あんまりきれいなのでとってます、と答えると、私もよく写真をとるのよ、と言う。今みたいに雲がかかると面白いけど、その色がなかなかでないのよ、白く飛んじゃって。もんぺ姿の人だった。



10時前に上野ファームについた。開園準備中なのでまだ客はきていない。10時を待って入園した。入園料はひとり800円。ここも家内の希望でやってきた。



入口にあるガーデン・ショップ。



納屋を改造したカフェ。



ガーデンに入ると花であふれている。



庭造りを始めた場所だというマザー・ガーデン。通路に近いところは低い花で、だんだん背の高い花が植えられている。



上野ファームはその名のとおり、元々農場なのだそうだ。



るるぶには園芸家の一家が手がけたとあるが、農家が庭造りをしたのだ。



手をかけすぎないイングリッシュ風の庭園だそうだ。



マザー・ガーデンをぬけると丘のような射的山がある。そこにのぼってみた。



射的山には野原が広がっていた。



射的山から東入口方向に下ってゆくとハスの花が咲く池がある。



ここはノーム(妖精)の庭でノームの家もあった。



ノームの庭をでて白樺の小路をあるく。



円形のガーデンをを四つにわけている、サークル・ボーダーにでた。客は夫婦か女性しかいない。しかし男性でも楽しめるとおもう。ガーデンがこんなにすばらしいとは考えていなかった。自分では来ることはなかったから、家内のリクエストにこたえてよかった。



ガーデンやショップでゆっくりしたので昼をだいぶすぎた。カフェで食事をとることにする。私はガーデン風タコスミートライス1050円。この一皿はとてもフォトジェニック。肉はピリ辛のひき肉のような感じでおいしかった。



家内は季節野菜のファーマーズカレー1150円。サラダつきで農場らしいカレーだ。キーマカレーのようとのことだから、ミートはタコスと共用かもしれない。タコスもカレーももここでたべるのにふさわしいメニューだと思う。



家内のデザート。十勝あずきの牛乳ソフト450円。



私はコーヒー260円。香りのよい一杯だ。



納屋を改造したカフェ、ナヤカフェにはショップもある。



洒落た店内のようす。☆5点満点平均3点で3、3点。上野ファーム、また来たいところだ。

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2018地震直後にゆく北海道車旅3日目の2

2018年10月18日 19時27分24秒 | 2018北海道車旅


9時15分に旭山動物園についた。正面入口に近い無料駐車場に車をとめられたから空いている。これも地震のためのようだ。ここまでGSはどこも通常営業をしていた。ガソリンの補給に問題はないようだが、念のために旭川で給油をしておいた。燃費は10、8K/L。単価は147円。GSだけでなく、スーパーもコンビニもホームセンターも、在庫はないかもしれないが店は開いていた。

旭山動物園の入場料は820円で、1年間有効のパスポートは1020円である。今日だけでなく明日も動物園に来る予定なので、1日券ではなくパスポートを購入することにした。



開園は9時30分だ。人のまばらな動物園に入場する。気温は16℃と肌寒い。旭山動物園に来たのははじめてだ。毎年のように北海道に林道ツーリングに来ているが、ここをたずねる機会はなかった。大人気の動物園に家内の希望でやってきたわけだが、せっかくなので今日と明日の2日間の時間をとっておいた。大人の余裕のある旅である。車中泊だが。



動物たちの食事の時間、もぐもぐタイムが表示されている。もぐもぐタイムがここの呼び物なのだ。



動物園をあるく。ペンギン・プールの中には通路があり、そこから泳ぐペンギンを見ることができる。



ペンギンのもぐもぐタイム。



アザラシは柱状の水路を上下する。



私たちももぐもぐタイム。セブンイレブンのおにぎりと動物園のクリームチーズパン200円。



動物園の食堂も通常営業していたからおにぎりを買うこともなかった。



その後はキリンや、



カバなどを見た。



カバは大きなプールの中を駆けまるように泳いでいた。



そしていちばんの目的はオオカミだ。



オオカミが16時45分の閉園案内の放送に触発されて遠吠えをするである。それを聞きにきたのだが、期待通りにオオカミたちは吠えてくれた。オオカミは音楽には反応せず、人の声の放送に刺激されるのだ。オオカミはカッコよかったが私はカバがいちばんだった。家内はトラだそうだ。



旭山動物園は広くて歩き疲れてしまった。7キロほどはなれた大雪の湯にゆく。ひとり440円と割安な浴場だ。温泉ではなく、シャンプーや石けんもないが必要にして十分である。



今日の宿泊地は道の駅あさひかわで、ここも空いていた。車をとめて自転車をだし、私は歩き、家内は自転車に乗って夕食をとりにゆく。道の駅は繁華街のある駅の北側ではなく、南側にある。目的の店まで片道2キロほどあるので、そんなに歩くのは嫌だと言う家内のために折りたたみ自転車をもってきたのだ。



やってきたのは私がジンギスカンでは日本一美味しいと思っている、ジンギスカン大黒屋である。以前の本店はなくなったので五丁目店にいった。カウンターの席があいていてずぐに座れたが、カウンター席の半分が空いている。こんなのは見たことがないが、やはり地震の影響なのだ。ビールとウーロン茶でスタートした。



オニオントマトサラダ。トマト・スライスの上にきざんで味付けしたタマネギ。タマネギが美味しい。



地震と停電の影響で肉は生ラムとショルダー・ステーキしかないとのこと。そこで生ラム3人前とショルダー・ステーキ1人前をおねがいした。



大黒屋のジンギスカンは美味しい。さっと焼いただけでたべられる鮮度のよさで、それをタレにつけていただくのだ。家内もこれが羊とは思えないと言っている。ショルダー・ステーキは以前は肉のかたまりが出たが、今回はカットされていて食べやすくなっていた。ビールを追加して料金は4730円。☆5点満点平均3点で4、5点。



食後は旭川の街を散歩してみた。



駅前などを見て道の駅にもどる。気温は15℃だ。明日の朝は冷え込みそうなので寝床をととのえて眠った。走行距離180、5キロ。
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2018地震直後にゆく北海道車旅3日目の1

2018年10月16日 20時42分51秒 | 2018北海道車旅


3日目。朝の3時30分に船内放送が入った。フェリーは予定通り小樽港につく。天候は晴れ。気温は17℃とのこと。下船の準備をして待つと4時10分に車輌甲板への案内が開始された。自衛隊の方たちは階段をゆくが私たちはエレベーターで車のもとにいった。



バイクを見にゆく。10台ほどだと思ったがもう少しいた。



自衛隊の車輌の後から船をおりた。朝食はターミナルのすぐ前にある『なか卯』と決めていたが、行ってみると休業している。地震の影響だが、休んでいるとは考えもしなかったのでびっくりしてしまった。



なか卯がやっていないならコンビニうにしようと思ってセブンイレブンに入ると、弁当やカップめん、水などはほとんどない。わずかに塩むすびが数個あるだけだ。これまた驚いたが、塩むすびを食べる気にはなれないので店をでた。



GSは営業している。そしてラーメン山岡屋に明かりがついているのが見えたので、ここで朝食をとることにした。



私はしょう油ラーメン650円のふつう。ラーメンはあっさり、ふつう、こってりとテイストを指定できる。このラーメンが2005年頃は大好きだった。当時としては凝った味だったのだ。脂の多いラーメンはほとんど変わっていない。つまり進歩していない。とんこつラーメンのようなスープで脂が多くて濃厚だ。少し豚臭くもある。悪くないけど、こういうことでもないと利用しなかったね。



以前から脂が多くて豚臭いここのラーメンが嫌いな家内はミニチャーハン330円と、



餃子320円。美味しいそうだ。いずれにしても営業していてくれて助かった。



今日の目的地は旭川の旭山動物園だ。時刻は5時すぎで、この時間から高速を利用すると早く着きすぎてしまうから国道をゆくことにする。国道5号線で小樽をでて、国道337号線で札幌を北に迂回し、国道275号線に接続して北上する。札幌からはなれると雨がふりだした。車だから気にならないがバイクだったら相当落ち込んだと思う。強い雨降りの中を北上してゆく。国道を走っていても地震の影響は感じられない。平穏な朝の時間がながれている。以前も利用した月形皆楽公園でトイレをかりた。

月形の先で雨はあがった。北上をつづけ道の駅ライスランド深川に隣接するセブンイレブンに入る。ここは塩にぎりだけでなく昆布やおかか、筋子のおにぎりがあったので、動物園で昼食がとれない場合にそなえて買っておいた。弁当やカップ麺、水やパンなどはここにも在庫はなかった。おにぎりだけが4種類売られていたのである。

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2018地震直後にゆく北海道車旅1日目・2日目

2018年10月14日 10時19分57秒 | 2018北海道車旅


9月7日の金曜日。仕事から帰って北海道旅行に出発した。北海道胆振地方で震度7の大地震がおきたのは9月6日、つまり前日の早朝である。土砂崩れなどの災害が発生し、多くの方が亡くなられ、全道で停電となった。親しい人たちは旅行は延期か、と聞いてくるが、そのつもりはない。7日の段階で停電は5割回復しているし、8日の土曜日に新潟からフェリーにのり、9日の日曜日に小樽につく予定だから、さらに復旧はすすむはずだ。ガスは新潟で満タンにしてゆけば2・3日はもつだろう。毎年のようにいっている北海道だから土地勘もある。ゆけばなんとかなるだろうと考えていたのだ。

今回は家内との車旅なので折りたたみ自転車を1台持参した。



自転車はタイヤハウスの後ろにタイダウン・ベルトで固定すると、かさばらずにおさめることができた。



いつもの林道バイク・ツーリングではないのでふつうのガイドブックを用意した。それを家内にわたして、行きたいところをえらんでもらうと、私では思いもつかないところばかりで、今回はいつもとは毛色のちがう旅となった。



ひとりだとたべない夕食もとった。すき家の牛丼とキムチ牛丼だ。すき家には北海道でもお世話になることになるのである。



例年とおなじく国道17号線を北上した。群馬県にはいりスキーのときに利用する、スーパーのとりせん子持店で買物をする。北海道ではカップめんや水などが不足しているとのことで、ここで多めに用意しておいた。月夜野から関越道にのった。車中泊をするのは関越トンネルをぬけたところにある新潟県の土樽PAである。ここもいつもの場所だ。到着は遅くなり23時半だった。去年は気温がたかく、窓に網戸をとりつけて風をいれたが、今年は涼しかった。気温は20℃で、群馬から新潟にかけてずっと20℃だった。



2日目。新潟県土樽PAの朝。目を覚ますと7時45分だった。5時頃おきるつもりだったから遅くてびっくりだ。天候は大雨である。国道をのんびりとゆくつもりだったがそれではフェリーの時間に間に合わない。出港は12時で、1時間前の11時にはフェリー・ターミナルに来るようにと案内されているから、新潟港までの200キロを高速道路で急ぐことにした。



1時間走行して巻PAにはいった。ここでカップめんの朝食をとる。例年だと北海道にむかうライダーを何人も見るのだが、今年はまったくいない。このときは天候のせいだろうかと思った。



新潟西ICで高速をでて、ガスを満タンにし、船内での食料を買ってフェリー・ターミナルについた。時刻は10時55分である。



バイクは少ない。10台くらいしかいないがこんなに少数なのははじめてである。地震で予定を変更したライダーが多いのだろうか。その代わりに自衛隊の災害派遣部隊がたくさんいた。ブルトーザーなどの重機を積んだ車輌が何台もいて、空いているスペースはすべて自衛隊がおさえた感じだ。そのほかにドコモやNТТの基地局車、レンタカーのパネル・トラック、ボランティアらしき物資を満載したワンボックスカーなどが目について、ターミナルは物々しい雰囲気だった。



11時から乗船とのことだが、じっさいには11時40分になった。徒歩でターミナルから乗船していた家内と合流して部屋にゆく。ひとりならいちばん安いベットだけのスペースにするのだが、今回は家内がいるので個室にした。フェリーで個室に泊まるのははじめてである。ツイン・ベットにソファがありとても広い。ここは4人部屋だがハイシーズンではないのでふたり分の料金で利用できるのである(フェリーの料金に興味がある方は『北海道行きフェリー代の比較と裏技』をどうぞ)。



壁にはテレビがあり、冷蔵庫と湯沸しポットがある。



トイレもついている。



使わなかったがシャワー・ルームもあった。



船は12時過ぎに遅れて出港した。スナック菓子をやるとカモメがわんわんくると家内に言うと、やってみたいとのこと。そこでポテトチップを手でしめすと、鳥たちが怖いぐらいに殺到してくるので、ほどほどでやめておいた。部屋にひきあげてゆくと、カモメにえさやりは禁止です、と船内放送が入った。うるさいことを言うようになったなと感じたが、野性の生き物にえさをやるのはよくないかもしれない。



カップめんなどで昼食をとり、露天風呂につかったりしてのんびりとすごす。ビンゴ大会や船上コンサートがないのは平時ではないからだろう。自衛隊の皆さんはミーティングをしたりしていた。



フェリーにのると必ず夕日を見ることにしている。夕刻のデッキが寒いのはわかっているので家内と上着を羽織ってでかけた。



空がドラマチックに表情をかえてゆく。



海上では夕日をさえぎるものがないから、入日のすべてが見える。



夕焼けの紅は心の深いところにあるものをゆさぶる。



日が沈み、家内は露天風呂にいった。私は酒を飲みだす。ビールはやはりサッポロ・クラシックである。



日が暮れるとデッキに人はいなくなってしまう。



でもその後の空の変化も魅力的なのだ。空に赤みがなくなるまでデッキですごした。








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2018年の北海道旅行

2018年07月20日 19時17分42秒 | 2018北海道車旅


2018年の北海道旅行は家内と車でまわることにした。車中泊の旅で、バイク・ツーリングはなしである。ガイドブックも普通のものを買ってみた。



ゆくところも家内の希望をいれたので、これまでとは様変わりの予定である。それもたまにはよいだろう。

9月に新潟ー小樽便をつかって渡道する。今年はいつもとはちがう北海道に会えそうだ。

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