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すき焼き割烹 日山 人形町

2024年10月28日 16時43分37秒 | グルメ東京

人形町のすき焼き割烹・日山にランチにやってきた。家内の希望である。日山は人気店で一週間前では予約はとれず、一か月まってやってきた。

一階は肉屋と厨房で店舗は二階になっていた。

二階にあがると下足番の女性がいた。靴を管理してくれる係りの方だが、下足番さんに会ったのは何年ぶりだろうか。当日は雨だったので傘もあずけて座敷に案内された。大広間で大勢の客とテーブルをならべて食事をするのだとおもっていたら、個室だ。しかも家内とふたりなのに広い。

部屋の照明も凝っていて、欄間もある。となりの部屋からは中国語のにぎやかな会話がきこえていた。

すき焼きをたのんで飲み物は私はサッポロの瓶ビール、赤星にした。家内は黒ウーロン茶だ。

まず牛のたたきがきた。人参が牛の顔に細工されている。

牛のたたきは、ごまだれにごま油のはいっている甘いタレでたべるのがとてもあっていた。私は甘いごまだれは嫌いなのだが、これは控えめの甘さで口にあった。

野菜とたまごが用意される。

タケノコと細いしらたきがめずらしい。

牛肉。肩ロースとミスジと何かと説明があった。産地もおしえてもらったが失念した。肉は一人前が三枚である。

すき焼きはお店の方がつくってくれた。たまごもといてくれる。すき焼きは文句のないのおいしさだが、こんな高級店は縁がないから、所作に気をつかう。自然に、鷹揚にふるまうようにつとめた。若いころからこんな店にかよっていたら、勘違いしそうだとおもったりした。

赤出汁の味噌汁にごはんと漬物もいい。

肉は1枚ずつ焼いてくれて、たべおえるとまた調理してくれる。

肉はもちろんだがタケノコと豆腐もいい。

ごはんをお替りした。

たまごもあたらしいものにかえてくれる。3枚目の肉でしらたきやが入り、たまねぎもよかった。

デザートは種無しぶどう。

お茶はほうじ茶だ。還暦をすぎたし、長く働いてきたんだから、年に一度くらいここにきてもバチはあたらない、とは家内の弁。そうかもしれない。このあとは『人形町から茅場町』『茅場町から日本橋』へと散歩した。


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