放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2024トランポ高原ツーリング3

2024年09月29日 09時55分53秒 | 2024トランポ高原ツーリング

県道471号線をもどり、国道292号線で湯田中方向にくだると、すぐに丸池だ。

丸池は30年以上前に草レースにでたスキー場なのだ。回転と大回転に出場したのだが、ゲレンデを見上げても、コースをおもいだせない。傍らにはモニュメントがあり、長野オリンピックの際に聖火ランナーが出発した地点とあった。ここから大回転のおこなわれた焼額山にランナーはむかったとのこと。ここは長野オリンピックの舞台にもなっていたのだ。感慨にふけっていると足元に動物の糞がある。馬糞のようだ。

振りかえると馬とポニーがいた。観光用でもないような感じだが、誰かの趣味なのだろうか。

草レースのときは丸池のホテルにとまったのだが、奥の建物だっただろうか。30年以上も前のことなので判然としなかった。

湯田中までくだると気温は29℃となった。和菓子や美術館で人気のある小布施は観光客でにぎわっていたが、暑いし、おっさんひとりで散策するようなところではないので通過する。中野は31℃だ。直射日光もつよいので、高原の菅平ににげることにする。途中にあった湧き水でかわいた喉をうるおした。水は沸かしてからのむようにと市の看板がでていたが、私は気にしない。自然の水をそのまま口にしたいのだ。もちろん自己責任である。冷たくて清々しい味わいだった。

菅平はつかみどころがないほど広かった。菅平は丸池と同様に30年以上ぶりだが、記憶にのこっているものはない。サッカーやラグビーの合宿がおこなわれているのが、菅平らしかった。

15時半に湯の丸高原にもどってきた。湯の丸温泉ホテルで風呂にはいる。料金は700円だ。大きくはないが、内湯に露天風呂、サウナもある気持ちの良い施設だった。立ち寄り湯は17時までなのでご注意を。

風呂からあがってバイクで買い出しにでかける。地蔵峠をくだって東御方向にゆくと、10キロで地場スーパーの安楽屋があった。ここは魚につよい。品揃えも独特でおもしろい店だった。

つづいて川上村にゆくとかならずたちよるナナーズ東御店にもゆく。ここは大きい店舗だが、内容はうすかった。明日にそなえてセローに給油をする。燃費は驚異の52、0K/L。単価は177円とやはり長野県はガスがたかかった。

湯の丸高原にもどってきた。登山者が車をとめていたトイレのある駐車場はガラガラになったので、こちらにハイエースを移動した。トイレは24時間利用可だ。ランナーはまだ走っている。ものすごい情熱と努力だ。彼ら彼女らはバネがすごく、体もきたえあげられているから、一流選手なのかもしれない。

セローをハイエースの横にとめて、車内でひとり宴会を開始する。ラダーがテーブル替わりだ。安楽屋で買ってきた半額のカツオとイサキの刺身、ナナーズでゲットした、やはり50パーセントオフの冷し中華で一杯である。私は半額シールによわいのだ。

安楽屋のイサキには刻み生姜がまぶされていて、味にアクセントがつけられており、そのセンスに感心した。もちろん生姜など不要の鮮度のよさである。カツオもおいしかった。冷し中華は元々270円の安物だ。値引きシールにまけて失敗した。2024年シーズン23日目の車中泊。

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2024トランポ高原ツーリング2

2024年09月27日 17時24分30秒 | 2024トランポ高原ツーリング

7キロのダートをぬけて舗装路にでると、キャベツ畑がひろがっていた。こんな山の中まで開拓しているのかと、驚くような高地、寒冷地にである。そしてこの先に何キロにもわたって農地がつづいていた。

畑には大型トラックが多数きていて、段ボールにつめたキャベツを積み込んでいる。東京方面にはこぶのだろう。キャベツをつくって、朝早くから収穫する農家の方々と、それをはこぶ運送業の人たちが、精一杯はたらいている。段ボールにつめるまでが農家の仕事で、車につみこむのはドライバーの役目のようだ。日本人はつくづく骨惜しみをしない、真面目な民族だなとおもう。

この地域は北海道のような広大な耕作地がひろがっていた。

つつじの湯で国道144号線にぶつかると右折して東にすすむ。草津で昼食をとるつもりだったが、まだ早いので、その手前の長野原のセブンイレブンで弁当を買っておいた。この先は高山帯となるので、レストランがあるのかわからないからである。気温は長野原で27℃、草津に上ると24℃だ。草津の天狗スキー場で休憩する。スキー場ではマレット・ゴルフとインライン・スキーをたのしんでいる人たちがいた。

草津から白根山にむかって上ってゆくと森林限界をこえ、草原状の風景がひろがるようになった。殺生河原とよばれる火山地帯もあり、有害ガスの硫化水素が発生している付近は駐車禁止の看板もでている。危険地帯をぬけた先でバイクをとめた。

まわりにはめったに目にすることのできない高山の風景がひろがる。

灌木と岩石のちらばる荒涼としたところだが、こんな高地にロードバイクの人たちがたくさんいるから、おどろいてしまう。この後で知ったが、翌日にヒルクライム(自転車の山登り競技)の大会があるので、その練習のようだった。

さらに上ってゆくと左手に弓池がみえた。

池のまわりに木道があるが、周囲の駐車場は閉鎖されていたから、立ち入り禁止になっているのかもしれない。

やがて国道最高地点についた。

標高2172メートルとある。この付近の気温は17℃で、すこし下った横手山は20℃だった。まさに下界とは別世界である。

山をくだってゆき、熊の湯のひろい駐車場にスペースをみつけて昼食をとった。セブンイレブンで買ってきた、とみ田のつけめんと鮭おにぎりである。とみ田のつけめんはレベルのたかい一品で、まちがいのないおいしさだった。

県道471号線で高天ヶ原、焼額山、奥志賀高原とぬけて、丸山林道の入口にやってきた。志賀高原の北にある、2本の林道のうちの1本で、奥志賀牧場をかすめて、中津雑魚川林道に接続する16キロのダートだ。

丸山林道にはいってゆくと200メートルでダートになった。このさきはブランド・コーナーがつづく。先が見通せないので、獣よけにホーンを鳴らしたほうがよいなとおもいつつも、ならさずにカーブをぬけると、真っ黒い動物が茂みに逃げこむのが見えた。20メートルほど先だ。おもわずバイクをとめる。黒い奴は頭から草のなかに入っていったので、私が見たのは後ろ足と尻だけだった。大きさは1メートルほどの、クマである。

クマは林の奥にいってしまったのではないかと考えたが、林道をはしるのはやめて、Uターンすることにした。林道でクマを見たのははじめてである。こんなときは無理に山にはいらないほうがよいと感じたのだ。今日は山の神様のご機嫌がわるいのだろう。志賀高原の2本のダートを走るつもりだったが、両方ともやめることにした。

 

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2024トランポ高原ツーリング1

2024年09月22日 17時22分02秒 | 2024トランポ高原ツーリング

9月6日。金曜日。今週末も35℃以上の暑い日がつづく。そこでトランポにバイクをつみ、すずしい高原に走りにゆくことにした。夕方に自宅をでて、群馬県下仁田町の道の駅で前泊する。ここの気温が高かったら、さらに先にゆくつもりだったが、暑くはなかったのでここで泊まることにした。

夜はタコの刺身ときんぴらごぼう、とんかつの太巻きで一杯である。2024年シーズン22日目の車中泊。

9月7日。土曜日。道の駅しもにたの朝。5時過ぎに起床した。車内の気温は26℃で外にでるとすずしい。

カップめんの朝食をとり、車内をととのえて6時に出発した。

群馬県から長野県にはいり、東御市から県道94号線に折れて湯の丸高原にのぼってゆく。標高1732メートルの地蔵峠をこえて湯の丸スキー場に到着した。ここまでくればすずしい。

時刻は7時半。湯の丸スキー場の駐車場には登山者の車がおおくとまっていた。

一段下の駐車場はガラガラなのでこちらにハイエースをとめる。最高気温が35℃以上になる時期に、自宅からここまでバイクで走ってくるのは無理だ。そこでエアコンのきくトランポでやってきたのである。灼熱の季節はこれだよね。

セローを車からおろす。上の画像のハイエースの上方はトラックになっていて、ランニングのトレーニングをしている人たちがたくさんいた。ここはGМОアスリーツパークという施設で、高地トレーニング、避暑トレーニングができるようだ。大学や実業団の選手らしきランナーがひたむきに走りこんでいた。

メッシュ・ジャケットとスリー・シーズンの上衣をもってきたが、肌寒いのでスリー・シーズンをえらび、グローブも同等にする。8時に出発したが、走るとさむいくらいだ。県道をすこしもどって東に位置する高峰高原にむかった。

湯の丸スキー場のゲレンデをすぎて舗装林道を4キロゆくと、池の平湿原についた。ここは尾瀬のようなところだそうだ。

湿原とここで見られる花の案内板がたっている。ここを歩いてみるのもよさそうだ。

池の平湿原からダートになる。

ジャリの入っているフラット・ダートだ。

3キロで高峰温泉についた。

ここはランプの宿なのだそうだ。

高峰温泉の先にすすむとスキー場の高峰マウンテンパークに入る。ゲレンデとセンターハウス、ホテルを見下ろす。

道はゲレンデのなかをとおっているのだ。

見上げるとリフトの終点、コースのスタート地点がある。高峰マウンテンパークには昨シーズン2回スキーにきている。そのスキー場がこんな草原になっているのは、なんとも不思議なかんじがした。この先にすすむと、高峰温泉から1キロ、ダートの合計4キロで舗装路となり、車坂峠にでる。峠は標高1972メートルで気温は24℃だ。日差しはつよくなってきているが、走っていれば丁度よいかんじである。峠を左折して北にむかった。

高峰マウンテンパークを通過して北上してゆくと、7キロのダートがあらわれる。

ここもフラット・ダートではしりやすい路面だ。

ここは群馬県で鬼押し出しのすぐ西である。

 

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2024秩父車中泊の旅2

2024年09月19日 16時21分56秒 | 車中泊の旅

8月25日。日曜日。道の駅・龍勢会館の朝。龍勢とは、神事で竹をロケットのようにして飛ばすのだが、その竹ロケットを龍勢とよぶのである。打ちあがった龍勢はパラシュートのような傘をひろげて、ゆらゆらとおりてくるのだ。

車中泊をしていたのは私たち以外に自動車が2台とトラック2台だった。私たちはスライド・ドアの窓に網戸を設置しているので、ここから風をいれて暑さをしのぎ、エンジンは切っていた。

私たち以外の車は朝までエンジンをかけてエアコンで涼をとっていた。エンジンをかけていると、いつまでたっても車内は暑いんだよね。

ヤオヨシで半額の199円で買った助六を家内とわけて朝食とし、8時に出発した。昨日いった蕎麦屋、本家・原の姉妹店のうどん店をみにゆく。店はコンビニのあるビルの一角にあった。

昼はうどんで夜はスナックなのだろうか。カフェバーならぬ、うどん屋スナック。おもしろそうな店舗だが、ここまできたら本店の蕎麦がたべたいよね。

県道で皆野駅のちかくにゆくと古いカローラがあった。45年くらい前のモデルではないか。めずらしいので車をとめて見にいった。

カローラもなつかしいが、横にならんでいるジムニーもなかなかに古い。

ほかにもジムニーやFRのスターレットもある。

カローラの上にのっている軽はなんだろう。マツダだろうか。それともスズキか。

こちらはスプリンターか。いずれも部品取りかスクラップのようだが、どれか1台でも再生出来たら、価値があるとおもう。

設楽商会さんというお店だった。

家内が吉見町にある『さにべる』という園芸店にゆきたいと言うのでむかうが、まだ開店前なので道の駅いちごの里よしみ、に立ち寄った。

ここは車をとめる場所がないほどの人気の道の駅だった。

JAの産直所には新鮮で格安な野菜がたくさんある。

ここで野菜やうどん、おにぎりに餅などを買った。

道の駅にはレストランもあり、ここもよさそうだった。次回はここかな。

道の駅のすぐ近くにある『さにべる』という園芸店についた。

さにべるは埼玉県では有名なグリーン・ショップなのだそうだ。

店内はひろい。

洒落た草花や装飾品、園芸用品がならぶ。

当日の気温は35℃。

家内はよろこんでいたが、私は暑さにやられてしまった。

さにべるで買い物をした後で昼食とする。道の駅で買ってきたうどんに鶏めしおにぎり、大根おろし餅など。

うどんはかなりおいしかったが、時間がたっているので、くっついてしまっているのがご愛嬌だった。出来立てだったらすばらしかったとおもう。

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2024秩父車中泊の旅1

2024年09月15日 10時12分31秒 | 車中泊の旅

8月24日。土曜日。雨が降る予報なのでバイクにはのれない。そこで家内と車で埼玉県の秩父にそばをたべにゆくことにした。むかったのは本家・原というお気に入りの店である。

本家・原は行列店なので11時開店の1時間前につくようにした。順番待ちのリストは2番目で、車のなかで開店をまつ。当日は日差しが強く暑かった。暖簾がかかるとすぐに席に案内された。店内は古民家風のつくりである。

天ざるそばをふたつ注文する。1500円×2の3000円とお値打ちだ。細切りのそばに辛めのつゆ。たっぷりの天ぷらで満足した。店をでるとたくさんの人が行列をしていた。

食後は矢尾百貨店にゆく。秩父にくると、かならずこのレトロなデパートをのぞくのが定番のコースなのだ。

各階をまわってゆくと、屋上の遊園地がなくなっている。ここにいた、ちょび髭をはやしたお巡りさんの人形に挨拶するのがいつものたのしみなのだが、そのお巡りさんがいない。

店内の遊具コーナーにうつされたのかとおもってさがしてみるが、ない。後日百貨店の代表電話に問い合わせをしてみたが、知っている人が会議にでているとのことで、お巡りさんの行き先はわからなかった。

上は2020年5月のものだ。

レトロで愛嬌のある、ちょび髭のお巡りさん。大事にされているとよいのだが。手前はバイキンマンカー。

矢尾百貨店をでると秩父市下吉田にある『星音の湯』にゆく。1030円×2。星音の湯は内風呂や露天風呂、サウナに岩盤浴などの施設の充実した温泉だ。ここでのんびりと湯につかっていると、予報通りに雷雨となった。気温が急激にさがってくる。すずしくなったら車中泊をするつもりだったので、秩父に泊ってゆくことにした。

星音の湯の近くにあったスーパーのヤオヨシで買物をする。

この後でセブンイレブンにもいった。

道の駅・龍勢会館の駐車場で車中泊をすることにする。車内でかしらと塩ホルモンを焼いたのだが、これが大失敗だった。焼肉の火と、肉の熱さですずしさがふっとんでしまったのだ。汗がにじむ。

家内のセブンイレブンのちくわ天うどん。

私はヤオヨシで半額の249円でゲットした寿司で〆た。雨は弱まって、やがて止んだ。スライド・ドアの窓を網戸にして風をいれたのだが、暑さがなかなか引かない夜となった。2024年シーズン21日目の車中泊。

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エアマットの買い替え

2024年09月12日 16時50分40秒 | バイク・旅の話題

2024年の8月。福島県の只見町にキャンプツーリングにでかけた際に、エアマットが寿命をむかえてしまった。一部が風船のようにふくらんでしまったのだ。

接着がはがれたのだろうか。空気漏れはないが、これでは使えないので買い替えることにした。

これまでつかっていたのはプロモンテの製品だ。たぶん10年くらいはつかったとおもうし、使用感もよかったので、おなじものを購入することにした。左が旧で右が新である。

定価はこれだがもっと安く手に入れた。アマゾンで買おうとすると、プライム会員への誘導がフィッシング詐欺のようにえげつないので、楽天にチェンジした。楽天のほうが数10円高かったが、アマゾンはもうごめんだ。しつこいし、悪質だ。

新旧の比較。

テントでもプロモンテを使用している。

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尾瀬岩鞍リゾートホテルの再生

2024年09月09日 17時41分37秒 | スキー

日経新聞に埼玉県のレトロ温泉、玉川温泉の記事がでていた。私は利用したことはないのだが、特徴のある施設なので前から興味をもっていた。元々古い施設だったことから、昭和レトロな雰囲気にして、客数増を実現したとのこと。温泉道場という会社が運営しているそうだ。

記事を読みすすめると、同社は尾瀬岩鞍リゾートホテルの再生コンサルにたずさわるとのこと。スキーをしない人も楽しめる施設にする策をねっているそうだ。ここで思い当たるのは、新潟県の老舗スキー場、石打丸山スキー場だ。石打丸山はスキーをしない人も集客したいと、スキー場内にグランピング施設をつくったり、スノーボードを優先してコブ斜面をつぶしたりした。その成否については知らない。ただスキーヤーの私には、退屈なスキー場になってしまったので、大好きだった石打丸山にゆくのはやめてしまったのである。

スキーをしない人もたのしめる温泉リゾートにするために、ホテル内の改装をするようだが、スキー場には手をふれてほしくない。岩鞍はひたむきにスキーに打ち込む人のおおいスキー場だ。スキー道場なのである。そこにスキーをしない人のための施策をほどこしたら、岩鞍の良さをスポイルすることになってしまう。温泉道場がスキー道場をこわさないことをのぞむ。スキーをしたことのない人が、温泉の集客だけをかんがえて、ホテルでなくスキー場の改革をするのは、やめてほしい。

岩鞍ホテルのHPをみると、ロビーの改装が発表されている。スキーをしない人もたのしめるように、読書スペースやワーキング・スペース、バーなどを設置するそうだ。いまのところホテルの中だけの改装だ。かさねて言うが、スキー場はいじってほしくない。

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2024只見キャンプツーリング3

2024年09月05日 16時52分07秒 | ツーリング東北

8月4日。日曜日。福島県只見町の奥会津ただみの森キャンプ場の朝。4時半に寒さで目をさました。明け方に気温が下がったのだ。昨夜は何もかけずに眠っていたから、油断していた。

キャンプ場にはガスがかかっていたが徐々にはれてくる。

昨夜は遠雷がきこえていたので、雨にそなえてセローを炊事棟にいれておいた。

降雨はなかった。バイクをひきだしてカップ麺の朝食をとる。

この野営場はゴミがすてられるのがありがたい。準備をととのえて7時10分に出発する。肌寒いのでカッパを着ようかとおもったが、走ってみると不要だった。気温は24℃と表示されていた。

国道252号線をゆくと、会津塩沢で只見線の列車においついた。只見線は時速50キロほどで走っている。国道でしばし並走した後で先行する。河井継之助記念館の先でバイクをとめて、只見線のディーゼル車がやってくるのをまった。

只見線の一両目は山手線のようなカラーで、二両目は昔の総武線のような色だ。

只見線が通過するときに乗客と手をふりあった。いつもはこんなことはしないのだが、自然と手をあげていた。たがいに笑顔だ。

愉快な気分になった。

滝沢炭酸水にたちよる。

天然の炭酸水は冷たくてしゅわしゅわでおいしいが、アブがうるさいので早々に退散した。

会津川口駅に8時に到着した。高校生がたくさんいるが、沼沢湖祭りに参加するようだ。バイクからおりると、高校生をおくるバスの運転手さんが話しかけてきた。同年輩の方だ。昔とちがって夏はあつくてバイクにのれないとのこと。数年前からずいぶん気温があがるようになりましたね、と応じたが、運転手さんがなにに乗っているのかを、聞き洩らしたのが残念だった。

川口駅のホームでは会津若松ゆきの列車がとまっていたが、これはさっき撮影した車両のようだ。只見線はのんびりしている。沼沢湖祭りのクライマックスには、大きな竜が登場するとポスターにあった。

会津川口から国道400号線で南下する。やがて昭和村だ。村には藁ぶき屋根の上に赤いトタンを張った家がおおい。野尻川にそってすすみ、くすんだ朱色の屋根の家がならぶ集落をぬけてゆく。田んぼに畑、温泉、古い商店や食堂が点在する。昭和村の名前のとおり、昭和にタイムスリップしたようなところで、ここがとても好きだ。

昭和村をはしりぬけ、会津田島との境の船鼻トンネルの手前にある白森清水でも水をくむ。

この水もつめたくておいしかった。

船鼻トンネルの中はさむかった。

トンネルの先にある田島ダムでこれからのルートを検討する。国道400号線を南下しつづけて那須にぬけることにした。

塩原は28℃だった。那須で国道4号線にはいってもまだ暑くはない。11時すぎに矢板の『ともなりそば処・信生庵』にはいる。昨日そばをたべそこねているから、ここで仇をとろうとおもったのだ。

私が口開けの客だった。天ざるそばの大盛りを注文する。1760円。

ここは以前、北海道ツーリング仲間ときた店なのだ。ものすごくおいしかった記憶がのこっていたのだが、今日はそうでもない。この店は年配の女性たちで運営されている。座敷があるが、テーブル席にしか客をいれていない。待っている客がいてもだ。おばあさんたちは小上がりにのぼったり、おりたりするのが億劫なのだろう。お店も人も年をとったのだ。昨日のそばの仇はうてなかった。

この先は暑いと覚悟してはしりだすと、宝積寺あたりから高温になってきた。宇都宮、古河とぬけてゆく。この日の最高気温は37℃にたっした。体がなれてきたのか先週ほど暑さをかんじなかったが、ヘルメットの内装は汗でしとどにぬれていた。やはり35℃以上ではバイクにのれない。

 

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2024只見キャンプツーリング2

2024年09月02日 19時10分04秒 | ツーリング東北

十日町から国道252号線で山間部をゆくと気温はさがったが、堀之内にくだると気温はまたしても35℃だった。汗がにじむ。JAでガスを入れると燃費は51K/Lだ。

新潟の小出から福島県只見町にむかう。山にのぼってゆくと気温は32℃に下がったが、スノーシェッドがかかるこの山道もあつい。ときどき熱風をかんじる。

六十里越えトンネルをぬけて福島にはいると田子倉湖が見えてきた。湖を見下ろす風景は、何度みてもダイナミックだ。

こんな絶景はあまりないのではなかろうか。この湖をながめるのがこのコースのハイライトだ。

峠をくだり、16時前に宿泊地の奥会津ただみの森キャンプ場に到着した。ここは毎年のように利用しているお気に入りの野営場だ。バイク・ソロ・キャンプは1000円である。

場内は空いている。暑いからだそうだ。キャンプは3組しかいなくて、みなさん日陰に陣取っている。上はジープ・ソロの方。

この上の画像はバイク・ソロのキャンパーだ。ほかにファミリーが一組だから、キャンプ・ブームは完全におわった。

古民家の前の林間のサイトにしようかとおもったが、虫が多いので、西バンガローの前の開けた芝生に幕営した。もちろん日陰である。

テントのまわりにはだれもいない。前に西炊事棟がある便利な場所だ。2018年にもおなじ場所でキャンプをしているが、あのときは混雑していてまわりにテントがひしめきあっていた。興味のある方は『2018只見キャンプツーリング3』をどうぞ。

キャンプの用意をおえると買い出しにでかけた。

只見駅ちかくのデイリーヤマザキにジンギスカンを見にゆく。

味付きマトンが只見町の名物なので250グラム手に入れた。

つづいてスーパーのブイチューンにいって冷えたビールをゲットした。

買物をおえてキャンプ場にもどるとコイン・シャワーをあびた。

料金は200円である。

汗をながして着替えたあとは、ブイチューンで買ったフキの煮物、きゃらぶきで飲みはじめる。こんな煮物、地元では売ってない。

ジンギスカンも焼きだした。

このマトンはニンニクのきいたタレはおいしいのだが、肉がかたい。

おもうように食べられず、マトンをもてあましてしまった。

 

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