放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2024只見キャンプツーリング1

2024年08月28日 18時10分55秒 | ツーリング東北

灼熱の千葉キャンプツーリングにいった翌週。8月3日の土曜日に福島県只見町にキャンプツーリングにでかけた。気温が35℃以上になるとツーリングはできないとおもいしったばかりなのだが、会津の高原ならすずしいのではないかと考えたのだ。性懲りもなく。

先週はDR650RSででかけたので、今週の相棒はセローである。セローはセル一発でエンジンがかかって、軽くてスムーズ。今回は林道をはしる予定もないので靴はスニーカーにした。

会津はすずしいのだろうが、その往復の地となる埼玉や群馬、栃木の暑さが鬼門である。そこで朝はやい時間にでて、埼玉と群馬が高温にならないうちに通過してしまう作戦をとった。それでも群馬県はいると気温があがってきたので、国道から山側の県道にそれて、赤城山のふもとから渋川にむかうと、昔の郵便ポストをたくさんならべたところがある。なんだろうと思ったら、古物商のようだった。

渋川の気温は32℃。月夜野で給油をすると燃費は47、6K/Lだった。私の最初のバイクはスズキGSX400Fだったが、今になってみると、カワサキZ400FXにしておけばよかったなんてかんがえる。高3のときにはミッドナイトブルーのFXにのろうと決めていたのだ。それが一浪して大学にはいっていざバイクを買おうとすると、ホンダCBXやヤマハRZも発売されていて、FXは古臭くかんじてしまった。それでお値打ち感のあるGSXにしたのだが、いまになってみると、FXはいい。それよりも古い、KHにも乗っておけばよかった。三国トンネルをこえて新潟にすすむ。トンネルのなかはさむかった。

トンネルをぬけて、雪のない、気温のたかい苗場プリンスの前を通過する。府中で6回目で限定解除をして、Z750GPを買ったのだが、あのときは友人の乗っていたZⅡにするのかでまよった。Z750RSはあこがれのバイクだったのだが、距離が10万キロで、集合管はついているが、ノーマル・マフラーはないという個体だった。ノーマル・マフラーはどうやって手に入れるんだ、なんて考えてしまった。最終的にZ750GPという堅実な選択をしたのだが、ZⅡにしていたらバイク人生はかわっていただろうか。いやそれはないだろう。いつかはオフロードの世界にすすんだだろうから、いまとおなじだとおもう。でもCB750FBやナナハンの刀、ZⅡも所有してみたかった(いずれも試乗したことはある)。

かぐらスキー場にゆくときに、車中泊をする道の駅みつまたについた。高原だからすずしいとおもったのだが、さにあらず。暑くて直射日光が強く、日向にはいられない。新潟よ、お前もか、だった。

石打から十日町にぬけて、へぎそばの元祖、小嶋屋総本店にやってきた。十日町には小嶋屋総本店と十日町小嶋屋のふたつの小嶋屋がある。もとはおなじ会社で本家と分家の関係なのだが、総本店のそばが好きなのでこちらにきた。

店の外で待っている人はそんなにいなかったのだが、店内でたくさん順番待ちをしていて、50組待ちだった。

店の外では暑くてまっていられない。気温は35℃くらいありそうだ。店内で立って15分待つと10組すすんだ。ということはあと40組は1時間ということになる。立ったままでそんなに待てないから(椅子はあるがふさがっている)、ほかにゆくことにした。

もうひとつの小嶋屋の、十日町小嶋屋の支店にゆく。

スーパーの敷地にある支店の和亭だ。以前総本店が大混雑しているときにここにきて、すぐに席につけのだが、今日はこちらも20人くらいまっている。待つのは嫌なのでパスした。

まんぷく食堂という店内にバイクをかざっているラーメン屋にゆくも、ここもならんでいるので、空いている『そらや』という店にはいった。あやうく昼食難民になるところだったが、ここは当たりだった。

あごだしラーメン850円とミニチャーシュー丼450円にする。

あごだしラーメンは細部のもりつけまで神経のゆきとどいた仕上がり。このビジュアルはうまいに決まっている。しょう油ラーメンなのだが、塩ラーメンのようにすきとおったスープで、あっさりだがあごもきいている。ネギがごく薄切りで、仕事がていねいだ。

チャーシュー丼の肉はトロトロで、濃い味のタレがかかっていてご飯がすすむ。新潟は食生活がゆたかで、酒も米もそばも魚もおいしい。スーパーにいっても食材や総菜が豊富だ。越後の人はふだんからおいしいものを口にしているから、食のセンスがみがかれているのだろう。だからお店のレベルもたかいのではなかろうか。

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2024灼熱の千葉キャンプツーリング3

2024年08月21日 18時44分36秒 | ツーリング関東

7月28日。日曜日。オレンジ村オートキャンプ場の朝。5時半に起床する。昨夜バイクに朝露がかからないようにカッパをかけておいた。その雨具には水滴がたくさんついていた。

カップめんの朝食をとる。気温は25℃以下の感じで、虫もよってこずに快適だった。しかし日がのぼってくると、テントのまわりは日陰ではなくなってゆく。日向にはいられないのだ。7時15分に出発する。DRはキック3回で始動した。

キャンプ場のみかん山からおりてゆくと、辻に六地蔵がまつられていた。

昨日は夕立を警戒してゆかなかった、安房白浜から洲崎をとおって館山へとまわる、房総半島南端の周遊ルートをゆく。フェニックスのたちならぶ先に野島崎灯台が見えた。

野島崎から洲崎にすすむ。公園がいくつもあるがいずれもキャンプ禁止とある。マナーのわるい人間が野営をして顰蹙をかったのだろう。

館山港にやってきた。やはり南房は海風がはいって気温はあがらないようだ。快適に走れる。

船溜まりの風情もよい。

海岸では釣りをしている人もいた。

船形では祭りに遭遇した。

船の形をした山車や神輿がとおる。ただ祭りに参加している人はすくなかった。

上総湊から国道465号線にはいって内陸にむかう。このあたりから気温は急上昇し、耐えがたいほどあつくなってきた。気温は35℃以上で、直射日光をあびた路上は何度あるのかわからない。こうなるとたのしいツーリングではなく、苦行になってしまった。久留里駅について湧水をくませてもらう。これまでここの水は毎度生ぬるかったのだが、今回はとても冷たくかんじられた。

日向にいると肌がじりじりと焼かれるようだ。

久留里駅のホームには一両だけのディーゼル機関車がとまっていた。

久留里駅前の廃屋のような通路を探索する。

この奥に中華料理店があるとテレビで見たのだ。ここを利用すればツーリングのネタとしておもしろいとおもったのだが、エアコンがないようなのでパスした。

国道410号線を北上し、国道409号線に右折して、上総牛久にやってきた。すると中華料理のチェーン店、珍来がある。都内や千葉、埼玉にお店があるグループの店舗だ。私は板橋のお店を利用していたのだが、なくなってしまったのでまたゆきたいとおもっていた。

人気ナンバー1だという、うま煮ラーメン880円に、

餃子5個450円をえらぶ。

千葉にくると海鮮をたべなければと思うのだが、じっさいはこういうのがいいんだよね。ただラーメンは熱々だから汗がふきでる。食後に外にでると灼熱の気温だから、汗がとまらず、バイクで走りだすとヘルメットの内装がびっしょりになってしまった。その後も熱風をかきわけて帰宅したが、こんなに暑いとバイクにはのれない。1990年型の油冷エンジンのDRも、大丈夫なのかと不安になってしまった。もちろん問題はないのだが。燃費は25、2K/L。

 

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2024灼熱の千葉キャンプツーリング2

2024年08月15日 10時15分11秒 | ツーリング関東

予約をしていた南房総市のオレンジ村オートキャンプ場に16時に到着した。ここはみかん山をキャンプ場にしている施設で、バイク・ソロ・キャンプは2300円だ。空いているサイトならどこでも利用できるとのことで、野営場所をさがす。手前にある第一サイトは人が多いので、奥の第二サイトにきめた。

予約するときに電話で混んでいますか、と聞いた。すると、ぜんぜんです、とのこと。第一サイトは60パーセントほど埋まっていたが、第二サイトは30パーセントくらいで、となりと距離をとった日陰に野営場所をさだめた。日向には暑くていられないのだ。

テントをたてて椅子とテーブルを用意する。今回からワークマンのチェアとテーブルにしたが、これが安くてつかいやすかった。チェアは1780円で、テーブルはセールで半額の499円だった。

オレンジ村は2019年にも利用していて今回で2回目だ。以前きたときにはキャンプ・ブームで大混雑していて、野営をたのしめるような状況ではなかった。場内は超満員で、スクリーンに映画をうつしているグループや、大テントの中にこたつとストーブをおいたファミリーなどがいて、カオスのただなかにいるようだった。それでこんなに混みあうのなら、しばらくキャンプはしないことにしようと決めた場所でもあるのだ。詳しくは『2019千葉キャンプツーリング2』をどうぞ。

南房は海風がふいてすずしいはずなのに、暑くてむしむしする。気温は30℃以上ありそうだ。テントをたてていると汗がとまらない。そこで無料のシャワーをあびて汗をながし、体をクールダウンさせることにした。

みかん畑の中の道をあるいて受付にむかう。

道路は車一台がとおれる幅ですれちがいはできない。

受付についた。

青い屋根の建物が無料のシャワー室だ。2019年にはシャワー室はひとつしかなかったと思うが、ふたつになっていた。

ピンぼけだがシャワー室である。温水がでるが、とにかく暑いので冷水をあびた。

汗をながして清潔な服に着替えると人心地がついた。第二サイトにもどってきた。この奥に私のテントがたっている。

アジの刺身でビールを飲みはじめる。

アブラゼミにツクツクホウシ、ヒグラシも鳴いている。雌雄の蝶がもつれるようにして飛んでいて、命がかがやいているが、あつい。

シャワーをあびたのに汗がとまらないから、スーパーでもらった保冷用の氷を首のうしろにのせていると、ようやくクールダウンできた。南房もあついじゃないか。

カット野菜と牛肉の薄切りでジンギスカン風の一品をつくる。虫がいるので蚊取り線香はかかせない。

キャンプブームが終わり、またしずかに野営をたのしめるようになった。そもそもキャンプは楽でたのしいことばかりではない。暑かったり、さむかったり、虫にさされたり、雨のふられたりする。食事をつくって酒を飲むだけなら、自宅か店でやったほうがよほどいいのだ。家のベットで寝る方が快適で、狭いテントの中の硬い床に横になることもない。キャンプは万人にうけいれられるようなものではない。ほんとうに野営が好きな人間だけのものだ。ブームは異常だったのだ。ブームにのった浮ついて人たちがいなくなってよかった。千葉のキャンプ場は混みすぎていたから、これまで避けていたのだが、また定期的にきたいとおもう。伊豆にもひさしぶりにいってみたくなった。

飲んでいると、キャンプ場のかたがサバをもってきてくれた。前回はスダチをいただいたと記録されている。前にもいただきました、とキャンプ場の人に、お礼のつもりで言った。

焼き網を持参していないので、ジンギスカン鍋でサバをやく。酒は焼酎の水割りだ。

サバはおいしかった。

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2024灼熱の千葉キャンプツーリング1

2024年08月10日 16時24分07秒 | ツーリング関東

7月27日。土曜日。パリ五輪開幕の朝。フランス国鉄は放火で電車がとまり、大混乱しているとニュースがつたえている日に、千葉県にキャンプツーリングにでかけた。今回の相棒は積載力のあるDR650RSである。今日と明日は関東で最高気温が35℃になり、東京以北は雷雨も予想されている。そんな中で南房は海風がふくため30℃くらいにしかならず、夕立もないので目的地とした。南房総はすずしいのだろうが、その入口の千葉市までゆくと気温は上昇し、35℃くらいある感じだ。千葉市街で給油をしたがそこでペットボトルの水を1本がぶ飲みする。燃費は21、7K/L。すでに暑さにやられ気味である。茂原街道にはいって潤井戸をすぎると気温はさがったが、その先でまた酷暑となった。たまらずに道の駅ながらに立ち寄り、エアコンのきいた部屋ですずむ。

道の駅には日陰がすくなくて難渋した。

上総一宮駅にやってきた。

駅前にある昭和な食堂が目当てなのだが、満席だった。外で待ってくれと言われたが、エアコンのないところでは嫌だ。ほかをさがすことにする。

太東漁港をすぎて国道128号線をすすむとすいている海鮮食堂をみつけた。生け簀料理・あきという店だ。

入口におすすめがある。

メニューはほかにもあったが刺身定食1600円をおねがいした。

注文するとイワシの塩煮がやってきた。背黒イワシを手開きにして頭をとったものだが素朴でいい。

刺身もクイックで提供された。

刺身がちょっとかわいているようにみえたが、味はコリコリの新鮮。サービスのタマネギの天ぷらが厚切りで、これまた素朴でよかったりする。イワシとタマネギがよかった。

房総半島は奥がふかい。なかなか目的地の南房総市までゆきつけぬ。国道128号線の外房黒潮ラインを南下してゆくと御宿についた。砂浜にあるラクダにのった王子と姫の像を見にゆく。

千葉県の人はマキの生垣が大好きとのこと。マキの数がステータス・シンボルにもなっているそうだが、県外者はその良さはわからない。ただ雰囲気はいい。

白子の海岸でバイクをとめた。

海であそんでいる子供たちがいる。

ここでもペットボトルを1本のみほしてしまう。空の色はよいのだが、ゴロゴロと音がしだしたのが気がかりだ。

釣りをしている人たちを見ようと千倉の漁港にゆくも、暑さのせいでほとんどいなかった。直射日光がつよくて、日向で釣りをするのは辛い状況なのだ。バイクも暑いのだが、走ればなんとかしのげた。千倉から白浜、館山と南房を一周するつもりだったが、空に雲がもりあがっているのでやめることにする。地場スーパーのオドヤで買物をして、宿泊地のオレンジ村オートキャンプ場にむかうことにした。

 

 

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