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放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2019北海道トランポ林道ツーリング7

2019年10月11日 18時32分58秒 | 2019北海道ツーリング


厚岸漁協の直売所のエーウロコをでた。午後のターゲットは落石と温根沼のあいだにある林道だ。さっき走ってきた国道44号線をもどり、道道1127号線、道道142号線とつないで落石線林道の入口についた。上の画像の手前が落石線林道で奥は九番沢林道である。まず落石線林道をはしり、九番沢林道はあとでゆこうと思っていた。



落石線林道のでだしはフラットでとても走りやすい。



暗い森と、



明るくひらかれた部分がある。そして古い熊のフンがひとつあった。



5、5キロの林道でのこり1キロとなった地点からジャリが入れられていた。これが深ジャリでハンドルをとられる。ずっと上りなので、ゆっくりとした一定のペースをたもち、肩に力をいれずに、ハンドルに手をそえるようにして通過した。



深ジャリを走りきり落石線林道の出口に到着した。



つづいて落合駅方向にはしり落石林道の入口についた。ここから温根沼にむかう。



根室本線の落石駅の横を通過してゆくと丁字路にでた。奥にすすむと落石循環林道で、手前が落石林道だ。落石林道をすすむ。



すぐにY字路にでる。



右が背臥牛(せぶしうし)林道で、ひらけていて明るい道だ。



左は道道142号線にもどるルートだと思われる。落石林道だろうか。通行量が少ないようで暗くて手入れがされていないようだ。



背臥牛林道をすすむ。



しかし路上にまで木の枝が伸びていて走りづらい。整備が入っていないなと思っていると小さな熊のフンがあった。古いものだ。



やがて通行止めにでた。入口から2、3キロの地点だ。



100メートル先で道路陥没とある。しかたがないので引き返し、Y字路のもう一方に入ってみた。



こちらは手入れのされていない荒れた林道だ。カーブがつづくので熊よけにクラクションを鳴らしてゆく。



すすんでゆくと1、3キロで沼にでて、ここで通行止めになってしまった。



ものすごくきれいなところだ。しかしバイクをとめるとたくさんの蚊が集まってくる。急いで写真をとって逃げだすが、ズボンに何匹もの蚊がとりついているので、左手ではらいのけながら走った。



落石駅の横までもどってきた。後になって気づいたが、落石循環林道を走るのを忘れていた。線路脇をはしるユニークな林道とのことなのでもったいないことをしてしまった。こちらから温根沼にゆくことはできないので、先程の九番沢林道でむかうことにする。



15時すぎに九番沢林道の入口に到着した。前にも書いたが落石線林道と道路をはさんでむかいあっている。



九番沢林道はフラットではしりやすいジャリ・ダートだが、車が通っている形跡はない。



4、9キロで背臥牛林道との分岐点にでた。道路陥没の通行止めがなければここにでられたのである。



すぐ先に第二九番沢林道が分岐している。



その先を下ってゆくと温根沼にでた。温根沼大橋がみえる。



とてもきれいなところだが、水辺なので蚊がいるのではないかと警戒した。しかしここには数匹しかいなかったので、ゆっくりと写真をとることができた。



6、8キロで九番沢林道の出口についた。これで今回のツーリングで予定していた林道走行は終了した。通行止めなどですべてを走ることはできなかったが、いささかの達成感をあじわう。明日からは林道以外でゆきたいところをまわるつもりだ。



道道142号線の北太平洋シーサイドラインで道の駅しらぬか恋問にむかう。



ここは海がとてもきれいだ。



霧多布岬にたちよった。霧のない霧多布だ。



霧多布温泉ゆうゆで入浴する。料金は500円。無味無臭の温泉ではないような泉質だ。湯に入ると熱くてビリビリすると思ったら、自分の体が冷えていた。



ここで日がくれた。

道道808号線、道道599号線で茶内にむかうが、虫がすごい。羽虫がヘルメットのシールドにぶつかって付着し、視界がわるくなる。国道44号線に出ても真っ暗でシールドは虫だらけだから前がよく見えない。それでも80キロで走行していると、速い車にぬかれる。厚岸で給油をした。23、3K/L。145円。霧多布の手前から冷えてきたがさらに寒くなった。鹿の飛び出しがこわいが、それでも交通のながれにのって80キロから90キロで走っていると、車にはねられたメスの蝦夷鹿が路肩によこたわっていた。

寒さがつのってくる。しかし早く車までもどりたくて止まらずに走る。手がかじかんで体が冷え込む。カッパをもっていたから着ればよかったのだ。しかしとにかく早くもどりたかった。



19時半に車までもどってきた。道の駅でテントを張っている横着なライダーがいる。ライダーの姿はない。テントに入っているのだろうか。体が硬直するほど冷えてしまったので、車に乗りかえてセブンイレブンでおでんを買ってきた。あたたかい食べ物がありがたい。

関東の林道では650のDRはもてあまし気味だ。しかし北海道ではジャスト・フィット。舗装路の移動でも250よりも断然速くはしれるから、北海道で真価を発揮していた。道内で250のオフロードではきびしいと思う。

                              車の走行距離8、7キロ バイクの走行距離405、6キロ ダート52、5キロ



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2019北海道トランポ林道ツーリング6

2019年10月07日 20時36分37秒 | 2019北海道ツーリング


5日目。道の駅しらぬか恋問の朝。天候は晴れ。気温は19℃。



車とバイクは駐車場のいちばんはずれにとめておいた。



カップめんの朝食をとり、バイクにもオイルを250cc補充した。DRは古いバイクなのでオイル上がりをおこしている。走るとオイルが燃焼室に上がってガソリンといっしょに燃えてしまうのだ。それで定期的にオイルのチェックが必要になる。



道の駅に隣接する海岸。



水道があったので飲料水をくませてもらった。看板には大量の水の持ち帰りは禁止とあるが、小さなタンクに一杯なら問題ないでしょ。



駐車位置をかえて7時に出発した。道の駅で連泊する場合、毎日場所を変えることにしている。誰かがみているかもしれないから、ずっと停めっぱなしにはしていないというアピールだ。考えすぎかもしれないが。



今日の最初の目的地は厚岸湖と霧多布湿原のあいだにある林道だ。釧路をこえて厚岸湖にむかう。左右にずっと原野がつづく国道44号線をはしり、糸魚沢駅にやってきた。



駅の横の踏切をわたると糸魚沢林道があるのだ。このエリアにX状に林道がはしっていて、まず糸魚沢から火散布にむけて糸魚沢林道をはしることにする。



ここもよく手入れのされた林道だ。



湿原のなかをゆくので平坦なのかと思ったら山に上ってゆく。それは釧路湿原の細岡展望台にゆく林道とおなじだった。



3キロで大谷地渡林道との分岐がある。



5キロで厚岸湖につづく道の分岐があった。



冬季に湖の上の氷に車で乗り入れると事故がおきて危険とある。すごい世界だ。こんなこと想像もできない。



林道がX状に交差する地点にやってきた。右が糸魚沢林道で左は風澗林道である。



風澗林道をみる。この付近はヌタッていてトラックのはしった轍があった。



ヌタヌタの路面はすぐにおわった。すすむとリルラン林道との分岐がある。



リルラン林道と風澗林道はこの後ではしる予定だ。



この先は路面が良いのでスピード・アップしてゆく。ダートを飛ばすのは楽しい。愛車のDRもうれしそうだった。



15、5キロの糸魚沢林道を走破して道道123号線にでた。トンネルが林道の目印だ。日差しがつよく暑くなった。それで熊などの動物の気配はまったくなかった。



リルラン林道の道道からの入口にむかうが、途中にある涙岩にたちよった。岬まで歩こうと思っていたが、帰ってきた人が蚊がものすごくいると教えてくれる。その男性には5匹ほどの蚊がまとわりついているから、いくのはやめておいた。



美しい海を見ながらはしる。



リルラン林道の入口はすぐにみつかった。



リルラン林道は頭上のひらけた明るい道だ。



ジャリが入れてありよく整備されていた。見通しのよいストレートがあると気分が盛り上がる。この先に古い熊のフンがあった。



さっき通った糸魚沢林道との合流地点にでた。風澗林道にむかう。



ヌタヌタの道を慎重にはしる。



風澗林道の入り口に到着した。



風澗林道はトラックの轍がある路面だったが、バイクで走るのは問題なかった。



やがて二股があらわれた。右が風澗林道で左は林道町界線のようだ。ここを左にゆく。



林道町界線はフラット・ダートで走りやすい。砂が入れてありよく手入れがされていた。



林道町界線をよいペースで走りぬけた。



林道町界線の出口についた。リルラン林道が7、5キロ。風澗林道と林道町界線が9、8キロで、これでX状の林道を走破した。



林道の入り口にたつ看板。これから厚岸にもどり、厚岸漁協の直売所で昼食をとるつもりだ。次の目的地は温根沼付近の林道で、厚岸にゆくのは逆方向だ。距離は21キロあって、往復で42キロのロスになるが、漁協で食事をするのを以前から楽しみにしていたのでゆくことに決めていた。



厚岸漁協の直売所、エーウロコに12時前に到着した。



ここではカキなどを買って店内でたべることができる。しかも格安なのだ。



買ったのは生でたべるカキのカキえもんLL180円が2個。レンチンしてたべるカキのマルえもんL140円が2個。そしてボイル花崎ガニが1000円である。激安だ。



まずはカキえもん。生のカキをつるんといただく。これは美味しい。カキの風味が味覚を刺激する。



つづいてマルえもん。これは2分レンジで加熱しなければならないのだが、説明をよく読まないで1分しかレンチンしなかった。失敗。ちょっと生ぐさくなってしまった。



そして花崎ガニ。ボイルして冷えたものだが300グラムはありそうなものだ。350グラムあるかも。茹でて時間がたっているが十分においしい。この値段でたべられるなら、今後はここに来ようと思う。



店内の飲食コーナーのテーブル席。厚岸の魚貝を満喫した。




















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2019北海道トランポ林道ツーリング5

2019年10月05日 08時36分48秒 | 2019北海道ツーリング


4日目の午後。釧路から国道391号線を北上し、遠矢の駅から左折して釧網本線にそってすすんだ。3キロほどでゆくと踏切があり、そこをわたって細岡展望台につづく林道にはいる。



浮きジャリのダートの林道だ。



湿原にゆくので平坦なのかと思っていたら、道は山にのぼってゆく。



林道はジャリがいれてありよく手入れがされていた。



やがて頭上を木が生い茂る暗い森林帯となった。森の中をすすみ、あと2キロほどで細岡展望台につくというところで、人が歩いていた。単独の若い女性だ。会釈をかわしてぬいたが、いるはずのない場所に人間がいるのも気味がわるいものである。細岡展望台から歩いてきたのだろうか。ハイキング気分で? クマはこわくないのだろうか、いや人間の男のほうがおそろしいのではないかと、いろいろと考えてしまった。



林道を8、5キロはしって細岡展望台に到着した。



展望台に釧路湿原を見にゆく。



つきぬけた空間のひろがりがあった。この湿原の雄大さはどうだろう。そこに釧路川が蛇行し、はるか先に山なみがみえる。気分が晴れ晴れとする。釧路湿原の展望台でここがいちばん好きだ。気温は22℃。日差しはつよくなり暑くなった。以前きたときは雲もすごかったが今回の空は劇的ではなかったのが、残念だ。しかしいつまでもながめていたい風景だった。



展望台から水を満々とたたえた達古武沼の横をとおって国道391号線にでた。国道に左折してすぐに林道の入口がある。



団体営西和農道だ。



幅広で浮きジャリダートの林道である。



すすむと路面は落ち着いて飛ばせるようになった。



丘の横を走る部分もある。



宗谷丘陵に似ているように感じられた。



団体営西和農道はぴったり5キロだった。出口には道路看板がたっている。



道道221号線で塘路湖にむかう。車が1台もいないので50キロから60キロでのんびりと走った。ここはよい道だ。



塘路湖にでた。



コッタロ湿原展望台につづく道道1060号線クチョロ原野塘路線にはいる。



幅広のフラット・ダートだ。



林道はバスがすれちがえるほど広いが、ジャリが浮いているので石がないところをえらんですすむ。しかしたまにジャリが深くなり、ハンドルがゆらゆらと揺れたりした。



道の横に川があらわれた。ゆったりと水量豊富にながれていた。



湿原のダートを5キロはしりコッタロ湿原展望台についた。



駐車場から展望台に階段がつづいている。でもここを上りたくなくて、階段の左にある三角点にのぼった。



三角点からでも十分に湿原がみえる。



しかし展望台はまだ上にあるので、後になって行っておけばよかったと悔やまないために、のぼることにする。



すると展望台のほうがはるかに見通しがよく、湿原にある沼も見ることができた。



キツネ2匹に会って道道1060号線の舗装路にでた。道の駅しらぬか恋問にもどるには道道245号線が近いが、鶴居村で温泉に入りたいし、無料で有名なキャンプ場も見てみたい。それで道道1052号線で北上すると鹿が路上にたっていた。鹿は鈍いのか、いつも反応が悪くてぼんやりとしている。そして近づくとやにわに走りだすのだ。



国道274号線と、道道53号線を経由して鶴居村にはいった。しかし温泉はない。廃業してしまったのだろうか。そこでキャンプ場を見にゆくと、思ったよりも狭い広場だ。キャンパーはたくさんいるが、大混雑はしていなかった。ここは無料だし、車の乗り入れもできるので、いつか利用するかもしれない。



鶴居村に温泉はなかったので、スマホのアプリでしらべて山花温泉リフレにゆくことにした。リフレに到着したのは17時半だ。料金は620円だがJAFの割引がきいて520円になった。しかしタオルとバンダナも忘れていたので、手ぶらタオルセット210円を追加した。山花温泉は緑色で塩分の濃い湯だ。湯温は42℃だがそんなに熱く感じないのでじっくりとつかっていられる。露天とサウナもあってくつろいだ。



19時すぎにリフレをでた。真っ暗な道道を南下して国道240号線から国道38号線にはいる。車の流れは80キロで気温がさがって寒い。手がかじかむほどだ。道の駅まで帰ってきたが、店がなくて何も買えなかった。そこで白糠方向にすすむ。セブンイレブンとセイコマがあるが、白糠の町にゆけばホクレンのフラッグを手に入れられるのではないかと考えて行ってみた。しかしホクレンは閉店してしまっている。コープがあったので半額の刺し盛りとビールを買ったのは19時42分で、道の駅にもどると20時をこえていた。

                            車の走行距離57、8キロ バイクの走行距離234、2キロ ダート36、4キロ











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2019北海道トランポ林道ツーリング4

2019年10月01日 20時57分23秒 | 2019北海道ツーリング


4日目。道の駅うらほろの朝。6時に起床した。寒い。昨夜は毛布を2枚かけて寝たのだが足がでていて冷えてしまった。シュラフはあるが袋からだすのが面倒で毛布をかぶったのだ。北海道では寝床を整えてから眠らないといけないと思う。長袖シャツにライディング・ジャケットを着て車からでた。



朝食はカップめんだ。



道の駅は森林公園とキャンプ場に隣接しているので見にいってみた。上の建物は管理棟だ。



野営場にはライダーが3人いた。大型バイクとカブの旅人だ。近年クロス・カブのライダーは激増しているが、私も年をとったらこれにしようと思っている。



浦幌から50キロ強はしり道の駅しらぬか恋問にやってきた。



駐車場が広いのでここを拠点にしようと思っていた。道の駅のはずれでバイクをおろす。ここには以前ローソンがあったが閉店していた。



道東自動車道の庶路ICの南にある新興松川林道にゆく。道道242号線にある林道の入口はすぐにみつけることができた。



入口の横には林道看板があり、錆びていたが新興松川林道と判読することができた。



林道に入ってゆくと水たまりがおおい。



大きな水たまりは念のために押してゆく。



ヌタヌタもあってここも慎重をきして押してすすんだ。足場が悪いところでバイクをたおすと、おこすことがとても困難だからだ。



1、7キロほどすすむと斜面から流れだした土砂が路面をおおっているところにでた。ここは泥濘が深い。ブーツのくるぶしの上まで泥で沈みそうだし、押していってもカーブしているからたいへんそうだ。何度もバイクを押していて息もあがっているし、この先も状況は変わらないようなので、ここで引き返すことにした。林道は毎日のようにコンディションが変わるから、行ってみないと走れるのかどうかわからないものである。



新興松川林道をあきらめたので時間があまってしまった。そこで地図を見て近くの道東第二期林道にゆくことにする。道東第二期林道は道道242号線の左右にはしっているが、まず北に入口のある林道で白糠IC方向にゆくことにした。その後で白糠の町にいって、はまなすというレストランで昼食をとろうと考えたのだ。白糠にはホクレンがあり、フラッグがあるのを車で通過するときに確認もしていて、それを買いたいとも思っていた。



林道の入り口には庶路川本流林道とちがう林道名の看板がたっていた。



入口はストレート・ダートだ。



林道に入ってゆくと若いキタキツネが路上で寝そべっていた。お腹がいっぱいなのか満ち足りた表情だ。キツネはバイクに気づくと茂みに入っていった。



庶路川の横をすすむ。



新興松川林道とはちがって走りやすいダートだ。



たまに浮きジャリがあり、林道は山の中にはいってゆく。森には落葉樹の葉がおちていて秋の風情がただよっていた。



この林道は通りぬけられるだろうと思っていたら、4、7キロで通行止めになってしまった。



工事中のためとあるが、それなら入口に表示しておいてくれよと思う。



しかし往復で10キロ近い林道走行ができたからよいかとも考えた。



通行できない林道ばかりを走っているが、これがたのしい。冒険をしている気分なのだ。



阿寒方向にゆく、もう一方の道東第二期林道に転進した。



しかし林道に入るとすぐに通行止めの案内がでている。2、5キロで閉鎖と。



ここもゆけるところまで走ることにする。



走りやすい林道だが一部でヌタッている。しかしバタ足で走るほどでもなかった。



頑丈なゲートがあらわれて、ここで引き返した。



昼食の時間となったので、食べログでチェックしている店を確認した。すると白糠ははまなすではなく、やはた、というラーメン屋が登録されている。記憶ちがいだったのだ。つぎの予定は釧路湿原の林道なので、釧路方面もしらべてみた。すると大楽毛にぶた福という店舗が登録されている。豚丼のお店で、こちらに行くほうが効率的なので、ここにゆくことにした。



12時20分にぶた福についた。店の前には車とバイクがたくさんとまって混んでいる。地元の客と観光客が半々で、ライダーも何人もきていた。メニューを見てロースとバラ肉のミックス豚丼の大盛りをおねがいすると、ご飯と肉とどっちを大盛りにしますかときかれ、せっかくなので両方とも大盛りにしてもらうことにした。



肉はコック服をきた年配のご主人が炭火で丁寧に焼いている。迷いのない熟練の手つきだ。15分ほどでミックス豚丼の肉とご飯の大盛りがやってきた。パッと見には大盛りにみえないが、肉もご飯もぎっしりと入っている。



肉は炭火の香りがしておいしい。厚さもあるので歯ごたえがある。ロースが好みでバラ肉は脂がつよくて若い人むきだった。しかし肉が罰ゲームのようにたくさんある。食べても減らない。ご飯の大盛りはいいが、肉の大盛りはいらなかった。



味が薄口なので卓上にあるタレを足して完食したが、苦しいほどの満腹となった。料金は1230円。☆5点満点平均3点で3、7店。ここもとても真面目なお店で好感がもてた。


















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2019北海道トランポ林道ツーリング3

2019年09月29日 09時21分30秒 | 2019北海道ツーリング


3日目の続き。新冠林道が通行止めだったので、東南にある三石ダムにつづく三石関連林道と美河ピラシュケ林道をはしることにした。道道71号線をすすむと牧場に鹿がたくさんいる。鹿牧場なのかと思ったら、野生の鹿がお食事中だった。バイクを止めると鹿たちは走り去ってゆく。



その牧場の本来の住人のサラブレッドたち。



道道71号線から道道1025号線とつないでゆくが、道道1025号線にはダートが3キロあるとツーリング・マップル(以下TM)にある。それがどんな道なのか興味をひかれていってみた。



道道なので幅広ダートなのかと思っていた。しかしじっさいにはふつうの林道と変わらない。やがて道は上りとなり山越えとなった。丘越えとも言える起伏だ。その道の真ん中に大きな熊のフンがある。私がこれまでに見たフンの中でも最大級のものだ。オスのもので数時間前のような感じで大きくどぐろをまいている。脇をとおりぬけていったが、あれだけ巨大なものをだすなら食べものはたくさんあるはずで、お腹はいっぱいなのではなかろうかと考えたりした。



3、4キロで舗装路にでた。未舗装部分はカーブのつづく峠道で、道幅をひろげたり舗装したりするのは効率的ではないから、そのままになっているのだとわかった。北海道には他にも道道にダートがのこるが同じ理由なのだろう。



道道1025号線から道道534号線を経由して三石関連林道に入ろうと思っていた。しかしその案内がなくて、道道234号線にいたってしまったので、美河ピラシュケ林道で三石ダムにゆくことにする。上の画像が美河ピラシュケ林道のダートのはじまる地点だ。ここから4キロの浮きジャリダートとTMにコメントされている。



美河ピラシュケ林道は出だしは幅広のフラット・ダートだが、ヘアピン・カーブのつづく急坂になった。



しかもこの先通りぬけできないと看板がでている。それでもゆけるところまで走ることにした。



バットの森の看板があった。野球のバットの原料になる木がとれるそうだ。



森の中をぬけてゆく。



三石ダムまでゆけないと看板にあったが到達することができた。



だれもいないダム湖だ。この先にすすむと三石関連林道に接続するが、通りぬけできないとあったので、無理に進入するのはやめておいた。美河ピラシュケ林道をひきかえすことにする。



山をくだり海岸線にある道の駅みついしで休憩した。今日の林道走行は終了した。これからバイクを車につんで釧路方向に移動するのだが、時刻は13時半なので食事がしたい。食べログでチェックしておいた店をみてみると、東静内にあさり浜という食堂が登録されているので、ここにゆくことにした。ところで食べログで口コミを書くのをやめてしまった。それは口コミを著作権もみとめずにタダでつかって商売をしているのに、書き手をまったく優遇せず、書き手も商売のタネとしてあつかっているからである。共存共栄ではなく、自分ばかりが儲けようとしている体質が、嫌になってしまったのだ。だから口コミは更新せず、お気に入りの飲食店を登録する機能だけをつかわせてもらうことにしている。



国道235号線沿いにあるあさり浜に到着した。国道には虫がいない。道道にはたくさんいてスクリーンがすごいことになってしまっているのだ。



お店にはいってお勧めをきくと、磯らーめんか海老天丼とのこと。でも天丼のほうがいろいろと入っていて飽きないかも、とのことで天丼850円の大盛り950円?をお願いした。



やってきた天丼。これはすごいボリュームだ。天ぷらが大きくて種類がたくさんある。



大海老やキス、大イカにナス、ピーマンなど。真面目な性格がでている料理でおいしい。夏休みの最終日である9月1日の日曜日の14時だが、客は6分ほど入っているし、客足はたえない。いつもの休日はもっと混むそうだ。誠実な商売、親身な接客がリピーターをよぶのだろう。朝食をたべた苫小牧の茶湖や食べログとはおおちがいだ。商売はこうでなくちゃ。☆5点満点平均3点で3、8点。再訪必至。



静内で給油をした。22、9K/L。単価は141円。車をとめているPAをとおりすぎて、優駿とかかれていた施設にゆく。



優駿メモリアルパークというところで、オグリキャップの厩舎のようだ。オグリキャップは三石産と誇らしげに書いてある。オグリキャップ記念館もあるがそこまで興味はないので立ち寄らなかった。



車までもどってきた。次の目的地は釧路なので今夜のうちになるべく移動することにする。バイクを積み込んで16時すぎに出発した。



新冠のホクレンにフラッグがあったので車の給油をした。9、9K/L。141円。イエロー・フラッグを手に入れた。



さきほどバイクで走ってきた国道235号線を南下して晩成温泉にむかう。2006年に利用してとてもよい印象がのこっているのだ。それに入浴すると車中泊ができるとも聞き込んでいた。ナビによると到着予定時間は19時15分だ。国道236号線の天馬街道で山越えし、豊似から国道336号線にはいるがこの間の交通量は極端に少なかった。食料品店はなくて、何も買えずに19時に晩成温泉についた。



500円の料金で入浴する。晩成温泉は黒い湯のヨード泉だ。熱いが泉質はとてもよい。体がほてるとバルコニーに出て、星を見ながら涼んだ。露天風呂はないがとても気に入って、以前の好印象を再確認した。



夜は飲んで寝るだけだから食料はいらないのだが、浦幌までゆけばコンビニがあるので行くことにした。浦幌まで30キロくらいだろうと思ったら、50キロもある。しかも湿地帯をゆくので霧がわいて視界がわるい。時々動物の目が光るとキタキツネだ。夜なので風景が見えなかったのが、原野好きの私としては残念だった。

21時すぎに浦幌のセイコマで買物をした。ビールと焼き豚串、それと魚肉ソーセージを保存食にゲットしておいた。浦幌の道の駅で車中泊をする。到着時刻は21時半だ。初日から頑張りすぎてしまった。もっとゆったりとツーリングをたのしむべきだと思うのだが、貧乏性でいつもこうなってしまうんだよね。

                             車の走行距離373、2キロ バイクの走行距離207、9キロ ダート21キロ

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2019北海道トランポ林道ツーリング2

2019年09月24日 20時41分47秒 | 2019北海道ツーリング


3日目。3時半に船内放送が入った。小樽の天候は晴れ。気温は17℃で、船は定刻の4時半に小樽港に到着予定とのこと。向かいのベットのライダーはまだ寝ている。飲みすぎではなければよいのだが。トラック・乗用車から下船がはじまり、4時40分にフェリーをおりた。



小樽は雨上がりなのか路面がぬれている。札樽道にのると道路はかわき左に石狩湾がひろがった。胸のすくような広々とした風景だ。それを見て北海道にきたなとあらためて思った。大都会の札幌を走りぬけて輪厚PAで休憩する。北海道のPAやSAにはトイレしかなかったが、ここには店が2件もできていた。



苫小牧港のマルトマ食堂にやってきた。北海道の初日の朝食はここのホッキカレーと決めていたのだ。



しかしなんと休み。



日曜日は休業のようだ。ガッカリ。



そこで近くの市場にゆくと朝の6時前からやっているお店が1件だけあった。茶湖というラーメン屋だ。



ここにホッキカレーがあると店頭に写真がでていたので入ることにした。



でてきたホッキカレー680円。ホッキの薄いスライスが4・5片しか入っていないもの。マルトマ食堂が休みの日で客をつかむチャンスなのに、目先の利益しか考えていない、志のひくい商売をしている。これでは観光客しか利用しないだろうし、リピーターもいないだろう。これが2019年の北海道ツーリングでいちばん残念な食事だった。



日高自動車道で新冠にむかうと、道路の左手の湿地からトンボがわきだすように飛んでくる。おびただしい数のトンボたちが道を横切るので車にバチバチと衝突して、アクセルをゆるめてしまうほどだ。速度をおとしていると後続の車が追い上げてくるので、トンボのことは考えないことにした。日高自動車道から国道235号線とつないで新冠のサラブレッド銀座PAにやってきた。道道沿いにあるPAだ。



PAの前には牧場がひろがっている。新冠の市街地に道の駅もあるのだが、ここのほうが空いているだろうと考えて車をとめることにしたのだ。



バイクをおろしていると若いパパに、すごいですね、バイクを積んでるんですか、と話しかけられる。北海道はやっぱりオフロードですか、と。ハイエースの隣りのワンボックスにはリタイヤしたご夫婦がいて、昨日までは雨でこんなに青空なのは久しぶりだとおしえてくれた。おふたりは47日間北海道にいるそうだ。また新冠出身のリタイヤした女性が、私のナンバーを見て話しかけてきた。家が近いのだ。女性は年に何度か空き家になっている実家を見にくるそうだが、新冠の人はサラブレッドが誇りなのを話していて知った。私は競馬には興味がないので、馬のことなど考えもしなかった。いずれにしても車からバイクをおろしているといろいろな人に話しかけられる。ただライダーは一切よってこないんだよね。



新冠湖につづく新冠林道が今日の目的地だ。新冠湖の先にある奥新冠発電所まで片道39、5キロ、往復で79キロのダート走行ができるのだ。しかも北電が管理しているので幅広のフラット・ダートがつづくとのこと。さっそく走りだすとサラブレッドの牧場がおおい。優駿とかかれたところもあって気になるが、まず林道にむかう。しかし道をまちがえてディマシオ美術館にでてしまった。



正しいルートにもどるが、道路案内に新冠湖やイドンナップ山荘などのわかりやすい表示はない。それでまた道をまちがえて林道に入るとものすごい急坂があらわれた。



画像では急に見えないかもしれないが、この坂はすすめないと判断して停止したほどだ。



歩いて先を見にゆくと急坂がずっとつづいている。



振り返って坂の上からバイクを見る。ここは進めないと判断して引き返すことにしたが、バイクを切り返してUターンさせるのにたいへんな力が必要だった。そしてバイクの向きを変えたが、サイド・スタンドではバイクが倒れてしまうほどの急坂なので、坂が落ち着く地点までオートバイを押してゆき、そこでキックしてようやく走りだせた。ヘルメットをかぶったままなので汗をかいてしまう。いずれにしても楽しみにしていたロング・ダートがこれで終わってしまったのかと思って落胆した。



しかし北電が管理する、工事用のトラックなどが走るフラット・ダートが狭い急坂のはずがない。地元の牧場の方に道をたずね、もどって看板を確認した。上の画像では手前からきて左にすすんだのだ。右上の高い看板には農業用車道路、泉神社大森線と書かれていたので、右にゆかずに左にすすんだ。



バイクのすぐ上の看板は左がポキャップ沢方面で右は岩清水アプカシャンペ線とある。新冠湖の手前に岩清水ダムがあるのでこちらにゆくことにした。しかしこの看板にある岩清水アプカシャンペ線は、何かの上に上書きされているね。



すすむと幅広ダートがあらわれた。ゲートは開いているが先で通行止めとある。しかし行けるところまで走ってみることにした。



フラット・ダートが林の中につづく。



しかし3キロでゲートがあらわれた。



林道は二股にわかれていて、いずれも閉鎖されている。左が正しいルートのようだが建設会社名で通行禁止とあった。ゲートに鍵はかけられていないが、無断で進入するのはやめておく。帰ってからしらべてみると、新冠林道は昨年の大規模崩落で通行止めになっているようだ。開通の目途はたっていない。それで看板が上書きされていたのだろう。新冠林道はこの地点であきらめることにした。











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2019北海道トランポ林道ツーリング1

2019年09月20日 18時28分40秒 | 2019北海道ツーリング


8月30日の金曜日。くもり時々雨。仕事から帰って北海道トランポ林道ツーリングに出発した。フェリーは明日の昼12時発の新潟~小樽便だ。時間はあるので国道を北上してゆく。上越国境の峠道、三国峠をさけるために群馬県の月夜野ICから関越道をつかい、新潟県にはいったところにある土樽PAで車中泊をすることにした。ここはスキーでもたびたび泊まっているところである。



スーパーとコンビニで買ってきたもので遅い夕食とした。走行距離170キロ。



2日目。新潟県土樽PAの朝。寒くて目が覚めた。気温は19℃。網戸を開けたままで寝ていたので冷えてしまった。昨日の都内の最高気温は雨なので27℃ほど。35℃もあるような猛暑日ではなかったが、それでも気温差が大きすぎて体がついてゆかない。



カップめんの朝食をとり出発の準備をする。



バイクの右のスペースが私の寝床だ。7時すぎに出発した。



湯沢ICで関越道をでて国道で新潟港にむかう。新潟駅近くにある、万代バスセンターの立ち食い蕎麦屋のカレーが新潟名物とのこと。その庶民的なカレーを昼食にしたかったが、時間がなくなったので立ち寄れなかった。ガスを満タンにし、コンビニによって10時40分にフェリー・ターミナルに到着した。



バイクがおおい。みなさんこれからの好天の予想をみて乗船を申し込んだのだろうか。それとも元々の予約なのか。



バイクを見にゆくと大型のアドベンチャー系がおおい。しかしオフロードを走ろうとしている車輌は皆無だ。その中にホンダCB750Kがいた。ピカピカだ。



ホンダのKがすごいと思っていたら、カワサキのW1もいる。これまたピッカピカ。私のDRでも30年ものだが、これらは50年ものか。しかしここまで仕上げた名車で長距離ツーリングをしてしまうのは、贅沢な遊びだと感心してしまう。何日も走るとどうしてもバイクがよごれてしまうからね。



バイクから上船がはじまり、その後の11時半ころに船にのった。ベットはいちばん安いツーリストCだ。因みに料金は乗用車5メートル以内1台で往きが21900円。帰りは往復割引がきいて19710円。合計41610円である。



寝台にはライトとコンセントがついている。



ひとりなら快適な空間である。



定刻から少し遅れて船は新潟港をでた。



昼食はカップ麺などですませる。その後はみやげを買ったり本を読んだりした。本は六花亭の運営する、中札内美術村に美術館がある小泉淳作という画家のものだ。今回のツーリングの目的地は新冠、釧路湿原、霧多布湿原、温根沼周辺の未知の林道だ。それらを走破して時間があったら美術館にもゆきたいと思っている。読書の後は露天風呂でのんびりとすごした。



船上コンサートもたのしんだ。クローバーという弾き語りのグループだった。



18時をすぎると夕日を見にゆく。



デッキで風をうけていたが例年ほど寒くはなかった。



日没は18時14分。



日がしずむのを見届けた。



サッポロ・クラシックをのみはじめる。



人の少なくなったデッキで暮れゆく空をみてすごした。



ビールを飲み終えるとベットにもどって焼酎の水割りに切り替えた。ツーリストCは上下二段の寝台になっている。そのなかで上段だけで下段に寝床がないスペースがあり、そこをおさえていた。人が下にいると気になってしまうからね。



向かいは同年輩のライダーだ。しばらく前から仲間と飲んでいたようだが、この後でもう一杯やろうと出でゆく。明日の小樽着は早いから、飲みすぎるとバイクではきついんだよね。私はすぐに眠ってしまっていた。走行距離151、3キロ。















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2019北海道トランポ林道ツーリング

2019年09月14日 12時03分45秒 | 2019北海道ツーリング


9月の第一週に北海道トランポ林道ツーリングにでかけてきた。



バイクを車につんで車中泊をする旅である。



新冠の林道からスタートした。



林道をめぐり、



夜は車にとまる毎日。これがとてつもなく楽しい。



釧路湿原のダート。



細岡展望台につづく林道。



コッタロ展望台にむかう幅広のフラット・ダート。



霧多布湿原の林道。



天候にはめぐまれた。



落石駅から音根沼にぬける林道。



朽ちた林道看板。



からまつの湯。上の浴槽。



虹別林道。からまつの湯から西別岳にむかう。



夕暮れの牧草地。



屈斜路湖畔林道。



林道が第一目的だが美術館もまわった。中札内美術村。



露天風呂には鹿がやってきた。幌加温泉。



鹿追の神田日勝記念美術館。



旭川ではいってみたかった居酒屋を利用した。



通行止めの林道も多かったが満足のゆくツーリングができた。北海道ツーリングにゆくと毎回思うが、今回も夢のようにたのしい日々だった。



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2019年の北海道ツーリング

2019年08月26日 18時10分43秒 | 2019北海道ツーリング


2019年の北海道ツーリングは9月の第一週の予定だ。



今年はソロでトランポ林道ツーリングである。



新潟・小樽便を利用し、主に道東の未知の林道を走りたいと思っている。



どんな旅になるのだろうか。



天気がよいといいのだが。今週末スタートだ。
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