2016年の12月にDRの車検をとった。いつもメンテナンスはしていないので、今回はブレーキ・オイルの点検、エンジン・オイルとフィルターの交換、燃料添加剤の注入、各部の点検と整備を実施してもらった。
費用はここまでで59308円。距離は92862キロだ。
合わせて気になっていた始動性を改善するために、プラグ・コードとプラグ・キャップの交換を実施した。純正品ではなく、気になっていたNGKのパワーケーブルという製品にしてみた。少しでも始動性をよくしたいので、純正品よりも格段に通電性がよいというこのパーツを選んだのだ。効果は抜群で、始動性もアイドリングも、これは違う、と感じるほど向上した。価格は4600円(ツイン・プラグなので2セット)。工賃5000円。パワーケーブルは赤や黄色、青の製品もあるが派手になるので黒にした。
またサイド・スタンドのへたりもひどくなっていたので、こちらも交換した。ショップに整備に持ち込むと、驚かれるほどバイクが傾くし、スタンドの先端のカップ状の接地面も錆で失われているのである。びっくりしたのはその値段で、28000円だった。在庫部品は資産として課税されるそうで、古い部品は高くなるものなのだそうだ。それでもサイド・スタンドの修理と考えれば安いしーーじっさいに修理をしてくれるところがあるだろうかーー1990年型のバイクのサイド・スタンドがあるのも有難いではないか。工賃は4000円。
交換してみるとこちらも新車のような状態にもどった。傾きは是正されたのだ。へたったスタンドはフレームとの取り付け部が開いてしまっていて、傾きが大きくなっていたそうだ。しかしこの部品は私がオーダーするまで20年以上倉庫で待っていたのかなと思うと、いじらしく感じられた。
始動性とへたったスタンドが悩みの種だった。これでそれらが解決したから、まだまだDRに乗れそうだ。