月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

110.韓国の長方形座布団(月刊「祭」2019.6月20号)

2019-06-19 20:27:24 | コリア、外国

●信心深さ
韓国の寺院に行って感じるのはその信心の深さです。日本のように仏教徒が90%をこえることもなく、30%くらいですが、その信心は強いように感じます。
管理人は一人旅で異国に来た開放的な気分もあり、上着のアロハシャツを脱いでランニングシャツで寺域内を歩いていたところ、優しく諭されました。
その一方で、節約のために昨日のご飯の残りで作っていただいたおにぎりをたべようと、寺内の売店で海苔(約40円)だけ買うと、自家製のキムチやおにぎり、デザートの饅頭まで頂くということもありました。正直儲けよりいただいた食材のほうが高くついているはずなのに、、と優しい国民性に触れることもできました。



↓慶尚道海印寺 世界遺産の八萬大蔵経を、安置する経蔵


また、釜山市梵魚寺のように昼食を無料で提供していただける寺院もあります。寺院がセーフティネットになっているともいえるかもしれません。


●長方形の座布団
この写真を見てください。長方形の座布団です。

この形のものが韓国ではよく使われます。
その理由は
リンク先の55秒あたりのところに答えがあります。



信者の方達は立っては膝をつき、礼拝するという行為をなん度も繰り返します。なので、長方形の座布団だと膝あたりまでカバーできるので礼拝しやすいのです。

●韓国の宗教への帰属意識
韓国は檀家制度はなく、また、小単位の地域ごとに寺院があるというわけでもなさそうでした。なので、町内会の延長で寺の行事に参加するということもあまり見られませんでした。
なので、土俗的な仏教というよりも、より、教義に即したものを求めるという一面が日本よりも強いようです。よって、ひたすらに仏への帰依を表現する手段として何回も膝をついての礼拝が残るのでしょう。その習慣が長方形座布団を作ったといえそうです。

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