●韓国語と日本語の共通点
朝鮮半島と日本はかなり近い位置にあり、祭をふくめた文化に共通点が見られます。
言語にもその類似性が見られます。それは、文法の類似や感謝をカンシャ、カムサと日韓それぞれで読む漢字語レベルだけでなく、それぞれの固有語レベルでも類似が見られます。
今回はそのような固有語の類似の例をあげ、特に「ハナ」という言葉を少しだけ詳しめに見ていきます。
・マブシイ
目+ブシ+イで出来た言葉である可能性があります。これに対応する韓国語は눈 부시다(ヌンブシダ)。눈(ヌン)は目、다(ダ)は語尾で、부시(ブシ)が目などをくらますなどの意味を両国の言葉で持っているノかも知れません。
・ナラ
かつての都だった奈良。その語源は奈落とも言われていますが、韓国語で国を意味する나라(ナラ)が語源とも言われています。
・ヘビと뱀(ペム)
こちらに詳しく書きました。どちらもらヘビ🐍を意味する言葉です。
●하나(ハナ)
さて、祭関係者なら切っても切れない「ハナ」も韓国語由来の言葉であると思われます。
韓国語では하나(ハナ)は、ひとつ、一を意味します。
日本では、花、鼻、端、はな(はじめ)などの意味を持ちますが、大元の意味ははじめとか物事の先端を意味します。「はなから」と言えば最初から、一からという意味になるので、하나(ハナ)に近い意味があると言えるでしょう。
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