●三木市口吉川町蓮華寺
鬼踊りなどで知られる蓮華寺は、播州一円に数多くのこる法道仙人開基と伝わる寺院です。法道仙人(参考はもちろん、Wiキpディア)は6世紀から7世紀に生きていたとされる天竺の仙人とのことです。残念ながら、この時代のものは残っていませんが、下のように鬼踊りのときは、まずは法道仙人の前で踊ってから、本堂での踊りが始まります。
●西国三十三箇所めぐりを寺院の中に
そんな法道仙人開基の寺院として、最も古くから名を残しているのが、法華山一乗寺です。今手元に資料がないので、はっきりしたことは言えませんが、11世紀か12世紀くらいの資料にはその名を残していた、、、はずです。そんな法道仙人が開基したと言われる、一乗寺も名を連ねているのが、西国三十三箇所の観音霊場です。
西国中を巡って、三十三箇所の寺院を訪れるのが理想ですがそう簡単なものではありません。そこで、寺院の中に三十三箇所の観音の小さな石仏を建てることで、境内で三十三箇所めぐりができる寺院がいくつか見られます。
また、小野市の浄土寺では四国の八十八箇所がその境内でまわれることになっています。
三木市の蓮華寺も、三十三箇所の観音さんが境内に安置され、境内一周で西国三十三箇所参りができるようになっています。
●そして琵琶湖も、、
面白いのは、下の写真の西国三十番の宝厳寺です。
実は宝厳寺は琵琶湖に浮かぶ竹生島の寺院ですが、それを表すかのように見事に池の上に浮かんでいます。
厳島は観音さんだけでなく、日本三大弁天のうちの一つの弁天さんもいらっしゃいます。神社では、境内の池が弁天池と言われ、その中に弁天さんを祀らることがよくあります。この場合だと広島の弁天さんにみたててるのか、琵琶湖の弁天さんに見立てているのか、あるいは一般的な弁天さんをまつっているのかは分かりません。
しかし、蓮華寺の場合、三十番竹生島と書いているので、この池を琵琶湖に見立てていることがわかります。
謝辞:鬼踊りに誘ってくれたk君、ご家族、その友人に感謝。楽しかったです^_^
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